クレジットカードの読みもの

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保有中のクレジットカードが使えるかどうかは、店頭でどう確認すればいい?ブランドマーク一覧のどこを見れば確認できるかを解説。

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店頭に掲示されていることが多いクレジットカードのブランドロゴ一覧

自分が持っているクレジットカードが、そのお店で利用可能かどうか。

たとえば上記画像のようにカード会社のブランドマークがこれでもかっ…と並んでいると、『このお店で私のカードは使えるんだろうか?』と不安になってしまう方は多いのではないでしょうか?

  • カード会社のマークを発見:カードをその店で使う
  • カード会社のマークがなかった:カードを使うのをためらう?

そこで今回は、店頭に貼られているブランドリストのどこを見れば、自分のクレジットカードが使えるかどうかがわかるのかを初心者にもわかりやすく解説。

これを読んでいただければ今後はオドオドせず、クレジットカード払いできるようになりますよ。

保有カードが使えるかどうかの確認方法:

カード発行会社のブランドロゴは関係がない:

まず、自分が保有しているクレジットカードのブランドロゴが店頭に掲示されているかどうかは、実はまったく重要ではありません。

たとえば『私はニコスカードを利用しているから、NICOSのマークがあるかどうかをいつもチェックしている(NICOSのマークがないと使えないと思って使わない)。』とか、『私が持っているのはオリコカードだから、オリコのロゴをつい探してしまう…』なんてことをしなくても全く問題なし。

ほんとうに確認すべきはそちらではないのです。

確認すべきは5つのブランドマーク:

ではどこを確認すれば保有クレジットカードが使えるかどうかがわかるのか、それは下記画像の赤枠の中のみ。

赤線の中を確認すれば、保有中のクレジットカードが使えるかどうかがわかる

赤線の中を確認すれば、保有中のクレジットカードが使えるかどうかがわかる

この5つのマーク(Visa、Mastercard、JCB、アメックス、ダイナースクラブ)のうちどれかが日本国内で発行済のクレジットカードには入っているはずなので、そのマークがあるかどうかを店頭で確認すれば良いのです。

  • 不正解:
    ニコスカード保有者は、NICOSロゴが表示されているか確認
  • 正解:
    ニコスカード保有者は、カードに付いている下記5つのロゴを確認

上記画像ケースでいえば5つのブランドすべてが表示されているため、このお店では日本で発行されている99%以上のクレジットカードが使えると思って間違いなし。

イオンカードでもライフカードでも、ジャックスカードでもオリコカードであっても、これらのマークがカード表面に付いてたら問題なく支払いに使えることとなります。

わかりやすい例を紹介:

文字での説明だけだとちょっとわかりにくいので、実際にクレジットカードの券面画像を使ってもう一度解説。

下記はテレビCMでも知名度のある楽天カードですが、このクレジットカードの券面には左上のRakutenのロゴと、右下にMastercard(マスターカード)のロゴマークが確認できますよね。

左下のブランドロゴを確認すると使えるお店がわかる

左下のブランドロゴを確認すると使えるお店がわかる

この際、大事なのは右下の国際ブランドと呼ばれるロゴマークのほう。

ここには前述のようにVisaカード、マスターカード、JCBカード、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブのいずれかのマークが印刷されているので、このロゴマークを元に使えるお店を探せばOKとなります。

確認すべきは国際ブランドのみ:

このように、店頭で確認すべきなのは自分が持っているクレジットカードを発行している会社ではなく、Visa、Mastercard、JCB、アメックス、ダイナースクラブのロゴマーク5つのみ。

国際ブランドを確認すればカードが使えるかわかる

国際ブランドを確認すればカードが使えるかわかる

これらのうちどのロゴが掲示されているかで、保有中のクレジットカードがそのお店で使えるかどうかがわかるようになっているのですね(5つのロゴマークを詳しく知りたい方はこちらの記事を参照)。

銀聯ブランドのカードも増加中:

保有カードが使えるかどうかは5つのブランドをチェックすれば大丈夫であることはここまで解説した通り…ですが、最近ではこの5つに加え、中国の国際ブランドである銀聯カードのマークが付いたクレジットカードも増加中(下記カードなど)。

ただ日本国内向けのクレジットカードというよりかは、上海、北京、大連といった中国主要都市での支払い用クレジットカードなので、初心者の方は覚えなくてもまったく問題ありません。

国内なら5つのみで当面は大丈夫です。

よくある質問とその答え:

よくある質問とその答え

クレジットカードが利用可能場所についてまだ疑問が残っている方のために、よくある質問とその答えをQ&A形式で作ってみました。

心配性な方はこちらもあわせてご覧ください。

Q.海外ではどうやって確認するの?

海外で自分が保有しているクレジットカードが使えるかどうかを確認する方法も、国内利用とまったく一緒。

Visa、Mastercard、JCB、アメックス、ダイナースクラブの5つのマークが店頭やレジ横に掲示されていないかどうかを確認の上、利用すればOKです。

それで楽天カードだろうがイオンカードだろうが支払いに使えます。

ほとんどのお店でVisaやMastercardは使える:

あと、国際ブランドが店頭に表示されていない場合であっても、そのお店でクレジットカード払いが使えるのであれば、99%以上の確率でVisaやMastercard付きクレジットカードが利用可能。

  • Visa付きクレカ…ほぼすべてのお店で使える
  • Mastercard付きクレカ…ほぼすべてのお店で使える

唯一、例外なのが中国本土くらいなものなので、それ以外の国や地域でクレジットカードが使えるお店を見つけたら、そのまま支払いに使えると思って大丈夫です。

VisaやMastercard付きのクレジットカードは世界中で使える

VisaやMastercard付きのクレジットカードは世界中で使える

但し、日本発の国際ブランドであるJCB付きのクレジットカードは、使えるお店がやや限定的。

日本人がよく行く観光地であるハワイ、グアム、韓国、台湾といった国や地域であれば問題なく使えますが、それ以外では使えないことも多いのでご注意ください。

詳しくは海外でのクレジットカード利用についてまとめたこちら記事を参考にどうぞ。

Q.店頭に使えるブランドが掲示されてないよ?

どうやらクレジットカードが使えることはわかったけれども、店内のどこを探しても使えるクレジットカードブランドが掲示されていない。

そういった場合はどうやって確認するのか…というと、これは店員に確認するほかなし。

『どのクレジットカードが使えますか?』と質問すれば丁寧に回答してもらえるはずなので、それで確認してください。

まだ働き始めたばかりの店員だとよくわかっていない場合もありますが、そういった場合でも上の人間に確認してもらえれば即座にわかります。

VisaやMastercardならだいたい使える:

尚、あなたが保有しているクレジットカードにVisaかMastercardのブランドロゴが刻印されている場合には、店員に確認せずとも支払いに使えると思ってOK。

今や日本国内のクレジットカード加盟店(クレジットカードが使えるお店のこと)ではこれら2つの国際ブランドが使えるのが普通なので、店員に確認するまでもなく支払いに使ってもらって構いません。

また、JCBカードが使えないお店も非常に稀。

私の肌感覚だと97~98%くらいのお店でJCBが使えるので、わざわざ店員にどのクレジットカードが使えるか確認せずとも、支払いに使いたいカードを手渡してしまって問題ないと思いますよ。

使えない場合はその際に店員から「うちはちょっとJCBカードが使えないんですよね…」と返されるだけです。

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Q.特定店舗でクレカが使えるか調べる方法は?

『マクドナルドではクレジットカードは使えるの?』とか、『くら寿司でクレジットカードが使えるかどうかを知りたい』といったような、特定のチェーン店舗でクレジットカードが使えるかどうかを知りたい方は、そのままGoogle検索等にそれらのキーワードを入力すればOK(下記はその検索例)。

  • かっぱ寿司→かっぱ寿司+クレジットカードで検索
  • モスバーガー→モスバーガー+クレジットカードで検索
  • ファミマ→ファミマ+クレジットカードで検索
  • 上島珈琲→上島珈琲+クレジットカードで検索
  • ヤマダ電機→ヤマダ電機+クレジットカードで検索

これでクレジットカードが使えるかがわかるので、わざわざお店に電話をしてクレジットカードが利用可能かを質問する必要はありません。

検索に出てこないなら電話するしかない:

では、いくら検索してみてもクレジットカードが使えるかどうかがわからない場合はどうすればいいのかというと、これはもう残念ながら電話で聞いてみるほかなし。

飲食店なら食べログやホットペッパー等に掲載されている場合もありますが、小売店だと公式サイトにすら記載がないことも多いので、どうしてもクレジットカードを使いたいなら電話あるのみです。

ご了承ください。

カードが使えるはずなのに使わせてくれないお店も:

お店には確かにVisaやMastercardのマークが表示されているのに、いざ、支払いになると「クレジットカードはちょっと困るんだよね」と支払いに使わせてくれないお店が一定数存在します。

とりわけあまりお客さんが来ないような古いお店や、観光地にある土産店などにその傾向あり(下記のようなお店で断られがち)。

  • 客の出入りが少ない古い店舗
  • 観光地にある土産物店
  • 小規模なレストラン&居酒屋
  • 小規模な工務店

こういったお店でクレジットカードを使うのは一苦労なので、店主らしき人がゴネてきた場合には現金で払ってしまったほうが気分的に良いかもしれません。

無理にクレジットカード払いをゴリ押しするとすごい嫌味を言わたり、店主が怒りをこちらにぶつけてきたりとロクなことがないためです。

ではなぜこういったお店ではクレカ払いを嫌がるのでしょうか?それはクレジットカード払いをお客がすると、お店側では手数料を負担しなくてはいけないため(カードの仕組みはこちらの記事参照)。

つまり手数料を払いたくなくて文句を言ってるだけに過ぎないので、ただのクレジットカード加盟店規約違反となります。

腹が立って仕方ない場合は、そのままクレジットカード会社に苦情をどうぞ。

いろんなマークを表示させるのは紛らわしい:

数多く並ぶクレジットカードのブランドロゴ画像

最後に。

今回説明させていただいたように、保有中のクレジットカードが使えるかどうかはVisaカードやマスターカードといったロゴマークを確認すればOKなんですが、だったらなぜ、ニコスカード、DCカード、楽天カードといったロゴマークを掲示してゴチャゴチャにしてしまう必要性があるのでしょうか?

これは単純に、各カード会社のブランド戦略によるものが大きいですね。

自社のブランドロゴを街の至るところに表示させると、『おっ、このクレジットカードってこんなところでも使えるんだ』という印象を消費者に与えられるため、使える場所が多いカードとして認知されやすいやすい点があるのだと思われます。

まぁカード利用者側からするとわかりにくいことこの上なし。

カード会社の思惑などどうでもいいので、シンプルでわかりやすい表示を心がけて欲しいなと思います。

以上、保有中のクレジットカードが使えるかどうかは、店頭でどう確認すればいい?ブランドマーク一覧のどこを見れば確認できるかを解説…という疑問解決記事でした。

参考リンク:

自分のクレジットカードが使えるかどうかがわかった方は、続いて「みなさんが持っているそのクレジットカードはほんとうにお得なのか?」というところにも気をつけてみてください。

残念ながらクレジットカードの中には、ポイントが貯まりやすいカードと貯まりにくいカードが存在しますよ(詳しくは下記記事にて)。

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