クレジットカードを利用すると必ず貰える緑色やピンク色したレシート。
あれって、気付くと財布の中に大量に溜まっているものなんですが、みなさんはこれをいつ捨てて良いのか、悩んだことはありませんか?
そこで今回はこの疑問に明確に答えるために、クレジットカード会社に電話をして正しいレシートの取り扱い方を聞いてみました。
レシートが貯まって仕方ない方は是非、参考にしてみてくださいね。
レシートの保管期間と廃棄タイミング:
基本は利用明細書との照合目的:
まず、クレジットカード会社のオペレーターによると、レシートは利用明細上に記載されている利用金額と、自分が実際に使った金額との相違がないかどうかを確認するために渡されているそう。
そのため、利用明細書に記載されている利用に間違いがないのであれば、そのタイミングでレシートを破棄してOK。
それ以降は不要とのことです。
- 利用明細書とレシートが合致:
レシートを捨てて問題なし(保管し続ける必要なし) - 利用明細書とレシートにズレ:
レシートに記載された情報をもとにカード会社に問い合わせ
確かに、いついくらの支払いをクレジットカードでしたかなんて正しく覚えているものではありませんから、利用明細書で確認するまでレシートを保管しておくことが重要になるのですね。
レシートと明細にズレがあったら:
その際、仮にレシートの金額と明細にズレなどがあった場合には、すぐカード会社に電話をして問い合わせるようにしてください。
加盟店側の入力間違いなのか、それとも二重決済などの不正利用なのかどうかはその都度、違うとは思いますが、どんな場合であってもクレジットカード会社が対処方法を教えてくれるのでご安心を!
仮にあなたがその金額を利用していないことがわかれば、請求金額を修正してくれることでしょう(不正利用が疑われる場合は下記の緊急連絡先に)。
レシートを捨てる時は破ってから:
次に、レシートの廃棄方法はどのようにすれば良いのか。
これはレシート上には断片的とはいえ、あなたの個人情報がしっかりと記載されているため、誰かに悪用されないためにも破ってからゴミ箱に捨てるのがおすすめ。
- 2つにちぎって廃棄:やや危ない
- ビリビリにちぎって廃棄:まず問題なし
それで不正利用される可能性が極端に低くなるはずです。
理想はシュレッダー処分だけど:
あと、クレジットカード会社によってはレシートのシュレッダー処理を推奨している場合がありますが、今やレシート上に個人名やカード番号16桁がすべて印字されているわけでもないので、個人の場合はそこまでしなくて問題ないと思う私。
もちろんシュレッダー処理が理想なのは間違いないですけど、法人カードの利用履歴等でもなければ過度に心配しなくても大丈夫ですよ。
- 法人カード等の利用レシート:シュレッダー推奨
- 個人カードの利用レシート:ちぎって廃棄OK
個人で気をつけるべきは芸能人や議員といった、誰かに個人情報を見られて困る職業の方くらいと思われます。
昔はレシート上に個人情報の記載があった:
今ではもう信じられないかもしれませんが、昔はクレジットカードを利用した際に貰える売上票にしっかりと個人名やカード番号が記載されていた時代があったんですよね。
しかも店頭で「電話番号をここに記載ください(うまく決済できていなかった時は連絡させていただきます)」と連絡先を記入させられることが普通だったくらい。
要はレシート1つ見れば個人情報がダダ漏れだったんです。
さすがにそれじゃ不正利用の温床になると少しずつ表示が削られていき、現在では名前すら表示されない状況に変更済み。
- 過去:レシート上に個人名やカード番号の表記あり
- 現在:レシート上には個人を特定できる表記なし
そのままお店に処分してもらっても大丈夫になったといえます。
経費計上するなら残しておこう:
尚、クレジットカード払いした金額をそのまま個人事業や法人会計に利用する予定があるなら、レシートもそのまま保存しておいてください。
なぜならお店によっては領収書の発行を別途してくれないことがありますし、利用明細書のみだと税務調査で不十分と言われがちなので、どんなものでも残しておくのが無難でしょう。
それが経費の証明になりますよ(法人経営者は下記の法人カードを使うと経費である証明がしやすくなるメリット有り)。
以上、クレジットカード払いした時に貰えるレシートって、いつ捨てるのが正しいのか?クレジットカード会社に電話をして聞いてみた…という話題でした。
参考リンク:
クレジットカードの仕組みが未だによくわかってない方は、下記記事もあわせてどうぞ。
どうして現金を払わずにサインや暗証番号の入力だけで支払いできるのか、わかりやすく解説しています。