クレジットカードを利用する上での最大のデメリット…と言ってもいいんじゃないかな?と思うのが、『クレジットカード決済のキャンセル処理』。
これ、ほんと経験された方であればわかってもらえるかとは思いますが、クレジットカードって決済してしまった金額を違う金額に変更する処理が、とんでもなく面倒なんですよね…。
なんでそんな手間がかかるの?とイライラしてしまうことも、多いかもしれません。
キャンセル処理の遅さについて:
キャンセル処理は3度手間:
クレジットカードのキャンセル処理がどうして時間がかかるのか?というと、それは合計3回のステップを踏む必要性があるためです。
わかりやすく箇条書きにしてみるとこんな感じ。
- クレジットカードで支払う(1度目のサイン)
- 支払ってしまった金額をキャンセルする(2度目のサイン)
- 再度、正しい金額でカード払いをする(3度目のサイン)
このように1度、クレジットカード決済をミスられてしまうと、合計で3回もサインをしなくてはいけなくなります。
しかもその都度、データ通信のために時間がかかるので、カード決済のキャンセル処理をするには3~5分程度の時間がかかるのもネックなんですよね。
ほんとこのあたりは20年以上も前からやり方が変わっていないわけですから、少しは改善案というものを考えて欲しいな…と思います。
電子マネーも実は一緒:
ちなみにクレジットカード決済に関わらず、キャンセル処理に時間がかかるのは電子マネーでも一緒。
ただ電子マネーの場合にはその場で電子マネー残高を戻すことが出来ないケースもあるので、クレジットカードのような返金処理をせずに現金で返金…なんてお店も多いです。
- クレジットカード:その場でキャンセル処理が基本
- 電子マネー:その場でキャンセル処理できる場合もあれば、現金で返金される場合も
こんな感じで結局のところクレジットカードも電子マネーも、データとして金額のやりとりをしているだけに過ぎないため、そのキャンセルをするためには『利用した金額を修正するためのデータ通信』がどうしても必要。
今のところは間違った金額や、自分が希望しない支払い方法で決済されないようにすることしか、防衛策はないのかもしれません(支払い前に利用金額が正しいかを確認してください)。
最新端末ではキャンセル処理も楽ちん:
追記です。
クレジットカードのキャンセル処理は従来より遅く、面倒なもの…という傾向があったんですが、最新のクレジットカード決済端末やモバイル端末ではキャンセル処理も即座に出来るようになってきました。
- 古い端末:キャンセル処理は遅く面倒
- 新しい端末:キャンセル処理は即座に完了
特にモバイル決済端末のSquareのキャンセル処理を目の前で見せてもらった時には感動を覚えるレベルでしたね。
タブレットやスマートフォン上に表示されている過去の決済履歴の中から、キャンセルしたいものを選択してキャンセルするだけで処理は完了。
お客さん側での処置も必要なければ、決済に使ったクレジットカードそのものも不要だったので、これは楽だなぁと思いました。キャンセル処理が多めの業界の方は是非、参考にどうぞ(Squareの公式サイトはこちら)。
以上、クレジットカード決済のキャンセル処理って非常に面倒くさい!金額や支払い方法を間違えられた時は、合計3回サインする必要があります…という話題でした。
参考リンク:
『クレジットカードに返金する』という言葉の意味がよくわからない…という方は下記記事も参考にどうぞ。カードの中にお金を戻すのではなく、処理そのものをキャンセルすることを返金と呼ぶだけですよ。