クレジットカード払いが使えない店は21%の潜在顧客を失っているかも…という驚きの統計データを、モバイル決済大手のSquare(スクエア)が発表しました。
気になるその公式リリースを引用します(引用はこちら)。
Squareは、全国のクレジットカード保有者を対象に「クレジットカード非対応がもたらす機会損失に関する調査2014」を実施しました。
この調査から、クレジットカード決済に対応していないお店は、ひと月に1回以上クレジットカードを使う潜在顧客の21%の来店機会を失っているということが分かりました。
現金決済のお店が失う潜在顧客について:
カードが使えないお店を選ばない方は21%:
この統計結果によると、月に1回以上クレジットカード払いを使う消費者のうち18%は、クレジットカード払いが使えるかどうかで店を選ぶ傾向にあるとのこと。
更に加えて3%の方は、クレジットカードが使えないことを知らずにお店に入ってしまった場合、もう二度とそのお店を利用しないと回答したようです。
ひと月に1回以上クレジットカードを使う成人(全体の87.1%)は、18%が事前にお店のクレジットカード対応の有無を確認し、使えない場合はクレジットカードの使える別のお店を選んだ経験がありました。
さらに3%の人は、カードが使えないと知らずにお店に入ったものの、その後は二度と来店しないか、来店回数が減ると回答しており、クレジットカードに対応していないことは店舗経営に大きな機会損失をもたらしていることが明らかになりました。
スクエアが集計したデータ結果:
では、21%も潜在顧客を失っているからと、早急にクレジットカード払いを導入したほうが良いのか?といえば、そこまで焦る必要性はありません。
なぜならこの21%という数字は、モバイル決済大手のスクエアが集計したデータのため。統計なんて質問の仕方や順序でだいぶ変わるものですから、スクエア側にある程度、有利なデータになっている可能性は高そうな気がします。
ポイントでお店を選ぶ方がいるのも事実:
とはいえ、それじゃ全部無視して現金払いのみのままでOKか…といえばそんなこともありません。
Tポイントが貯まるからファミマを選ぶ人、Pontaがたまるからローソンを利用する人がいるように、今やポイントが貯まるかどうかはお店選びにおいて重要な基準。
クレジットカード利用でポイントを貯めている方なら尚更、カード払いが出来るかどうかでお店を選んでいるはずです。
そういう私もクレジットカードが使えるお店と使えないお店が2軒ならんでいたら、必ず使えるお店を選びますしね。スクエア側がいうように、カード払いが出来ないという理由だけで選択肢の中から排除されてしまう可能性は否定できません。
店舗にカード払いを導入しよう:
このようにクレジットカード決済ができるかどうかは、今や消費者にとって店選びをする上での重要な判断基準。
カード払いができないよりかはカード払いができるお店のほうが集客力は高くなるはずなので、少しでも多くのお客さんを集めたいのであればクレジットカード払いの導入を検討してみてください。
- 現金払いのみのお店:カード好きを寄せ付けない
- カード払いもOKのお店:カード好きも来店する
それだけでお客さんの総数がきっと増える可能性大です。
カード払いを導入すれば客単価もあがる:
加えて国際ブランド最大手のVISAが行った別の統計データでは、クレジットカード払いを導入することで客単価があがった…というものも存在。
それにも関わらず『現金払いは手数料が取られないから…』と現金払いのみに固執していると、他の競合店にお客さんを奪われて商売が成り立たなくなる可能性もありますよ。
出来れば、現金払いのみじゃないと成り立たたないビジネスモデルを考えるのではなく、クレジットカード払いを受け付けても成り立つビジネスモデルを考えてもらえればな…と思います。
以上、クレジットカード払いが使えない店は、21%の潜在顧客を失っている?モバイル決済大手のスクエアが、カード決済の統計データを発表…という話題でした。
Squareは加盟店手数料も安い魅力的なクレジットカード決済サービスなので、潜在顧客を失いたくない…という経営者の方は是非、導入を検討してみてくださいね(公式サイトはこちら)。
カード決済に関する情報:
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