クレジットカードの読みもの

専門家がクレジットカードや電子マネーをわかりやすく解説していくサイトです。

クレジットカードの2回払いを専門家が解説!2回払いは決済金額の半分を先延ばしできるのに、金利手数料0円のお得な支払い方法です。

[PR] 運営維持のため一部広告リンクを設置(詳細

カード決済機と雪だるまの画像

金利手数料がかかるクレジットカードの分割払いの中にひとつだけ、金利手数料が1円もかからない分割払いである「分割2回払い」。

今回はそんな分割2回払いのメリット&デメリットを詳しくまとめてみたいと思います。

  • 分割2回払い:手数料不要
  • その他の分割払い:手数料が必要

まだ2回払いを使ったことがない方は是非、参考にしてみてくださいね。

クレジットカードの2回払いについて:

早速、クレジットカードの2回払いの基本を解説していきます。

支払いの半分の先送りできる:

まず、1月1日に10万円の支払いをクレジットカード払いした場合を例にして、1回払いと2回払いの違いを解説するとこんな感じ。

  • 1回払い…2月の支払日に10万円を支払う
  • 2回払い…2月の支払日に5万円、3月の支払日に5万円を払う

前述のように2回払いでも金利手数料はかからないので、上記ケースでいえば合計支払い金額はどちらも10万円。

1回払いも2回払いも、合計の支払い総額はまったく一緒です。

三井住友カードの公式サイトより引用:

ほんとうに金利手数料が不要なのか、疑い深い方のために三井住友カード株式会社の公式サイトより2回払いの解説を引用。

種類:2回払い

手数料:不要

お支払い方法:毎月の締切日までのご利用を翌月と翌々月のお支払い日に均等分割してお支払い。

ご覧のように「手数料:不要」と明記されている状況あり。

さすがに公式情報が間違ってる可能性は低いので、手数料0円で2回払いが使えることがわかります。

メリットは支払いを先延ばしできること:

こう書くと、『いやいや、1回払いでも2回払いでも支払う総額は変わらないんだから、使ってもあんまり意味がないのでは?』と思われるかもしれませんが、それは手元にタップリのお金がある方の話。

これが手元のお金が足りないカツカツな方にとっては、2回払いは有効な支払い方法になりえるんですよね。

  • お金に余裕がある人:2回払いのメリットは乏しい
  • お金に余裕がない人:2回払いのメリットは大きい

なにせ2ヶ月先まで半分の支払いを先延ばしできるということは、給料日を少なくとも2回ほどまたげるってこと。

来月の給料日で支払うのはちょっと厳しいけど、再来月分の給料まで使えるなら大丈夫!ってケースもあるはずです。

借金の返済に一時的に回すこともできる:

また、すでに消費者金融やリボ払いを利用してしまっている方は、2回払いで余った手元現金を返済にまわす…なんてテクニックも可能。

  • 1回払い:
    翌月にまとめて支払うので手元にお金が残らない
  • 2回払い:
    翌々月に払う分を使って、一時的に借金を返済する(返済した分には金利が発生しない)

こんな感じで金利の支払いを少しでも減らしたいなら、最初からリボ払いなんてつかわずに2回払いで凌ぐやり方を探してみてください。

ちょっとした生活苦ならこれだけで無借金生活に戻れる可能性大です(金欠時は下記のボーナス払いも活用ください)。

news.cardmics.com

2回払いを使う上でのデメリット:

そんな金利手数料負担なしに支払いを先延ばしできる2回払いですが、利用上のデメリットはないのか…というと、まったくと言っていいほどありません。

強いて言うなら支払いサイクルの管理がしにくい点くらい。

2回払いだとクレジットカード払いした金額が翌月と翌々月に分散されてしまうので、お金の管理が苦手な方だと支払い時にバタバタしてしまう可能性があります。

  • 1回払い:翌月に請求が来るのでわかりやすい
  • 2回払い:翌月と翌々月に支払いが分散されるのでわかりにくい

利用時にはこの点を十分に注意する必要があります。

2回払いが使えるお店ばかりではない:

あと、いくらみなさんが2回払いを利用したいと思っても、お店側が2回払いに対応してくれなければ利用できないのもある種のデメリット。

  • 1回払いのみのお店:2回払いが使えない
  • 複数の支払い方法が選べるお店:利用可能

特に居酒屋やレストランといった飲食店、そしてコンビニやドラッグストア等では2回払いが使えることはほぼないと思っておいたほうが良いでしょう。

使えるのは百貨店、家電量販店、洋服店など客単価が高いお店が中心となります。

2回払いのその他の注意点:

他、細かい部分ではありますが、クレジットカードの2回払いの注意点を簡単に箇条書きにするとこんな感じ。

  • 外資系のクレジットカードなど、2回払い自体が利用できないクレジットカードがいくつか存在。
  • リボ払い専用クレジットカードなどでは、そもそも2回払いどころか分割払いも使えない。
  • 過去、信販系のクレジットカード会社「ライフカード」では2回払い利用時に手数料を取っていたことがあったので、ライフカード利用者は念のためご注意(現在では手数料が取られる可能性は99.9%ないと思われる)。

どれも理解しておけば問題のない項目ばかりとなります。

ビューカードなら後から2回払いにできる:

すべての店舗でどうしても2回払いを使いたい方は、JR東日本系のクレジットカード会社であるビューカードでクレジットカードを作るのがおすすめ。

こちらのクレジットカードであればなんと、1回払いで行った支払いをあとから2回払いに変更できるので、フトコロがちょっと厳しい時に活用ください。

詳しい活用方法はこちらの記事も参考にどうぞ。金額次第ではありますが、居酒屋やスーパーでの支払いも2回払いに変更可能となります。

高額品の購入時などに活用しよう:

高額品の購入時などに活用しよう

このように上手に2回払いを活用すれば、パソコンや洗濯機といった高額家電を購入時などに役立つはず。

さらに別にお金に困っていない方も支払いを半分ほど先延ばしできれば、その分を定期預金等の投資に回すこともできるので、ほんの僅かではありますが家計がラクになりますよ。

  • お金に困っている方:
    手数料無料で1回払いよりも支払いを先延ばしできる(ムダな金利を払わずに済む)
  • お金に困ってない方:
    支払いを先延ばしにした分を住宅ローン返済や投資にまわせる(わずかではあるが金利収入が期待できる)

使い方はまさに無限大です。

以上、クレジットカードの2回払いを専門家が解説!2回払いは決済金額の半分を先延ばしできるのに、金利手数料0円のお得な支払い方法です…という話題でした。

参考リンク:

銀行や消費者金融から借りたお金の返済で苦しんでいる方は下記記事も参考に。

今回の2回払いを含め、金利手数料を発生させない支払い方法をわかりやすく解説しています。

news.cardmics.com

PAGE TOP