クレジットカードの読みもの

クレジットカードに関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

2019年のクレジットカード業界予測!今年はキャッシュレス決済が日本に普及する、キャッシュレス元年な1年になりそうです。

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2019年の今年も、恒例になっているクレジットカード業界予測をしてみたいと思います。

昨年の予想はどうだったのか、そして2019年のクレジットカード業界はどんな年になるのか、あんまり興味がある人は多くないと思いますが、すこしは興味があるぞ…って方は是非、ご覧ください(下記は2018年1月時点の予測記事)。

2018年予測の答え合わせ:

まずは2018年の1月に予測した内容の答え合わせから始めます。

1.クレジットカード関連銘柄の高騰:

1つ目は日本政府がキャッシュレス決済に関するテコ入れ策を発表することで、関連するクレジットカード銘柄が高騰するのではないか…という予想でしたが、こちらは見事なまでに大外れ。

オリエントコーポレーションもアプラスも、2018年の年始から考えると30%くらい下落してしまっているので、ハズレとしか言いようがない結果となりました(汗)

加盟店手数料の引き下げが痛い:

ではなにが株価下落の要因だったのかというと、これは相場全体の冷え込みがあったことが主要な要因ですが、政府が推し進めたキャッシュレス推進政策の中で加盟店手数料の引き下げが求められたことも大きかったですね。

結果、クレジットカード決済を提供している老舗のカード会社は、コツンと株価を落とされてしまう結果となったように思います(ほぼ影響がないはずの楽天カードを子会社に持つ、楽天の株価まで低迷する結果となった)。

2.みずほのJコイン構想に他のメガバンクが賛同:

これはほぼほぼ正解でしたね。

金融庁による後押しもあってか、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行のメガバンク3行はQRコード決済の規格統一で合意とのこと(引用はこちら)。

3大メガバンクが統一規格「BankPay」で合意

キャッシュレス化実現へ向け、メガバンクの動きが加速している。三菱UFJ、三井住友、みずほの3大メガバンクによるQRコード決済「BankPay」の統一規格で合意、2019年度の実用化を目指していると報じられている。背景には2つの要因がある。

ただ残念ながら2018年中にその合意内容が発表されることはなかったので、本格的に動きはじめるのは2019年に入ってから…という形になりそうな感じです。

2019年3月からデジタル通貨発行開始:

ちなみにみずほ銀行では2019年3月に本格的なデジタル通貨発行を決定(引用はこちら)。

みずほフィナンシャルグループは2019年3月にデジタル通貨を発行することを決めた。買い物の決済などに利用でき、デジタル通貨をやり取りする送金手数料を無料とする。

サービスを利用できる加盟店に対しては、手数料をクレジットカードを大きく下回る水準にする計画だ。約60の地方銀行も参加し、現金を使わないキャッシュレス決済の普及を目指す。

この動きに60の地方銀行も賛同したようですが、今のところその中に三井住友銀行や三菱UFJ銀行の名前は入っていないので、この先、どんな動きになっていくかは気になりますね。

引き続き、当サイト『クレジットカードの読みもの』ではその動向を追いかける予定です。 

3.ライフアシストポイントがやっと実現:

ライフアシストポイントについてもほぼほぼ正解でしたね。

2019年の秋頃から中小小売店でキャッシュレス決済を利用すると、2~5%分のポイントが貯まる支援策を行うことが固まりつつあります(引用はこちら)。

Q.ポイント還元とは

A.中小の店舗で買い物をした際、クレジットカードや電子マネー、スマートフォンで使うQRコードなど現金以外(キャッシュレス)で支払った消費者に、買い物で使えるポイントを提供する仕組みだ。ポイントは最大5%分で、政府が補助する。

期間は来年10月1日の消費税率引き上げ後から9カ月間。詳細なサービス内容は今後、カード会社など各決済事業者が公表する見通しだ。

名目としては消費税増税への景気刺激策:

しかしながらこのキャッシュレス推進策は、名目上だと消費税の増税対策。

政府は来年10月の消費税増税対策の一環で行うポイント還元制度の費用として、平成31年度予算案に2798億円を盛り込むことを決めた。

そのため、仮に日経平均株価が急落した場合には、この支援策そのものが立ち消えになってしまう可能性もある点が心配材料ですね。

願わくば消費税増税は延期しても、キャッシュレス支援策だけは東京オリンピックや大阪万博成功のために残してほしいな…と思います。

ラグビーワールドカップもある2019年:

先日開催が決定した大阪万博や東京オリンピックばかりが注目されがちですが、2019年にはラグビーのワールドカップが開催が予定されている日本。

それにも関わらずクレジットカードや電子マネーが使えるお店が少なすぎるので、来日する外国人観光客に日本を好きにになってもらうためにも是非、各経営者が日本全体を盛り上げていこうという心意気をもって、カード決済等を導入してほしいものです。

今なら導入費用や月額費用が実質0円のモバイル決済サービスも登場してますよ(詳しくはこちらの記事を参照)。

2019年のクレジットカード業界予測:

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続きまして2019年のクレジットカード業界予測です。

1.なかなか普及しないQRコード決済:

2019年のクレジットカード業界予測、1つ目はLINE PayやPayPayといったQRコード決済が普及しないというマイナスの予測から。

これ、2018年に実施された「100億円あげちゃうキャンペーン」における盛り上がりから考えると、『この先、QRコード決済って使う人はどんどん増えるんじゃないの?』と思われるかもしれませんが、個人的にはこの先5~6年程度ではどうしようもないんじゃないかなと思うのです。

スマホ普及率がネックになる:

ではなぜQRコード決済が普及しないと予測するのか…というと、これは日本国内におけるスマホ普及率の低さがネックになると思うから。

下記のように日本全体におけるスマホ普及率は年々、爆発的に普及が伸びているものの、2015年、2016年の数字を見てみると頭打ち状態(引用はこちら)。

  • 2016年の携帯普及率:94.7%
  • 2016年のスマホ普及率:71.8%

スマホは爆発的に普及が伸びてるものの、頭打ちでもある

スマホは爆発的に普及が伸びてるものの、頭打ちでもある

しかもこれは「世帯あたりの保有率」ですからね。日本国民全体のスマホ保有率に関しては56.8%しかありません。

60代の保有率は3割程度とかなり低い:

また、これだけなら大した障壁だと思えないかもしれませんが、問題なのは年代別のスマホ普及率のほう。

カンタンに想像が出来る通り、50代、60代、70代といった経営者層における普及率が低い状況があります(下記数値はすべて2016年時点での数字)。

  • 50代:スマホ保有率66.0%
  • 60代:スマホ保有率33.4%
  • 70代:スマホ保有率13.1%

60代のスマホ保有率は3割程度しかない

60代のスマホ保有率は3割程度しかない

つまりLINE PayやPayPay、楽天PayといったQRコード決済をお店に導入しようにも、手元にスマホもなければタブレット端末もない…という状況があるということでもあるので、導入のハードルが高いのではないか…そう思うのです。

結果、2019年もQRコード決済は大手のチェーン店での普及がメインで、中小小売店や飲食店で広く普及するようなことにならないと予測します(願わくば外れて欲しい予想ですけどね)。

2.カード決済機導入に補助金が出る:

2019年のクレジットカード業界、2つ目は無難な予想ですね。クレジットカードや電子マネー決済機の導入に補助金が出るんじゃないかというもの。

こちらは日本国内にクレジットカード決済を普及させるために必要不可欠な対策でもあるので、実施された場合には1台あたり2~3万円程度の補助金が出る見込みが高いように思います。

  • 現状:カード決済機導入は自腹
  • 今後:決済機導入に補助金が出る
注目が集まるモバイル決済:

こうなると注目が集まるのが、スマホやタブレット端末を利用したクレジットカード決済である「モバイル決済」。

このモバイル決済で利用する決済機は販売価格にして5,000~2万円弱と非常に安価なので、政府から補助金をもらうと出費になるどころか利益になってしまう可能性もあるんじゃないかなと予測する私。

  • モバイル決済機の価格:5,000~2万円弱
  • 政府からの補助金:2~3万円?

さらにモバイル決済業者の多くでは販促キャンペーンの一環として、決済機価格が実質0円になるキャンペーンを実施しているため、両方をあわせることでクレジットカード決済機が一気に普及するキッカケになるように思います(経営者にボーナスを支給してカード決済機をバラ撒く形となる)。

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3.Yahoo!とソフトバンクがTポイントをやめる:

クレジットカード業界の予測、3つ目はソフトバンクやYahoo! JAPANが、Tポイント加盟店から脱退するというものです。

こちらはすでにその動きの一端が見えてる感じで、2019年4月よりヤフーショッピング等で獲得可能だった期間固定TポイントがPayPayに変わる予定(引用はこちら)。

2019年4月(予定)よりYahoo! JAPANカードのキャンペーン等で進呈している期間固定TポイントをPayPayに変更いたします。PayPayは期間固定Tポイントと同じように、1円からご利用いただけます。

お受け取りいただいたPayPayは、Yahoo!ショッピングの他、PayPay対応の実店舗などでもご利用いただけます。

さすがに期間固定Tポイントだけが変更になるとは考えにくく、その先はTポイントを管理しているCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)との交渉が進み次第、ヤフーショッピング等で得られるポイントがPayPayに置き換わるものと思われます。

ソフトバンク携帯のポイントも変わる:

また、PayPayはYahoo! JAPANとソフトバンクが共同で出資して作ったQRコード決済なので、Yahoo! JAPANだけがTポイント加盟店から脱退するとは考えにくいという見方も。

こうなるとソフトバンク携帯等を利用して得られるポイントもTポイントからPayPayボーナス等へ切り替えられる可能性大…と、Tポイント陣営として2019年は試練の1年になりそうな感じですね。

  • 現在:ソフトバンク携帯利用者はTポイントが貰える
  • 今後:ソフトバンク携帯利用者はPayPayが貰える

ファミマの動向も含めるとTポイント、ほんとピンチです。

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2019年はキャッシュレス元年:

私のつたない予想が当たろうがハズレようが、2019年はクレジットカードや電子マネー、QRコード決済といったキャッシュレス決済が一気に普及する1年になるのは間違いなし。

政府もそれを後押しするべく様々な施策を実施するようなので、日本社会にもついに『あれ、そろそろ現金払いを使ってるのってマズいんじゃない?』とか、『うちの店、現金払いのみだけどこのままじゃいけないんじゃないか?』って空気が流れる瞬間が来るかもしれませんね。

そして周囲に動かされやすい日本人の特性を考えると、世論が動けば普及も一気に進むこともありうる話。叶うなら、2019年がそんな1年になると良いですね。

どうなる2019年のカード業界:

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2019年も3つほど予想をあげさせていただきましたが、さてさて、実際のクレジットカード業界はどうなるのか。

日々、クレジットカードや電子マネー等の最新ニュースを追いかけつつ、発信していくことでその答えあわせとさせてもらえればなと思います(2020年の1月にも答え合わせ&予想記事を書く予定)。

以上、2019年のクレジットカード業界予測!今年はキャッシュレス決済が日本に普及する、キャッシュレス元年な1年になりそうです…という話題でした。

参考リンク:

この機会にクレジットカードに関する知識をもっと付けたい…という方は、下記ページも参考に。初心者の方にもわかりやすい、解説記事をまとめさせてもらっています。

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