クレジットカードの読みもの

専門家がクレジットカードや電子マネーをわかりやすく解説していくサイトです。

旅行にもいけない状況じゃ、ゴールドカードは宝の持ち腐れ?このまま割高感のある年会費を払い続けるか、カード保有者に聞いてみた。

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年会費が1万円以上かかる、ゴールドカードやブラックカードといったステータスカード。

これらのクレジットカードって高額な年会費を払うことで高級レストランで割引を受けられたり、空港でビジネスラウンジを利用できる等のメリットがあるわけですが、新型コロナウィルスの蔓延によって外出もままらない今の状況だと、使いたくてもほとんど利用することができないんですよね(汗)

  • 平常時:旅行も食事も自由なので会費を払う価値がある
  • 非常時:旅行も食事もなかなか行けないので会費が割高になる

たとえるなら月会費を払ってるのにスポーツジムが閉鎖されてるようなもの。

このままだと年会費を払い続けるのは馬鹿らしい、そんなふうに思う人が出てきてもおかしくないので、当サイト『クレジットカードの読みもの』では、ステータスカード保有中の方を対象に継続利用するかどうかを質問してみました(引用元)。

年会費1万円以上のゴールドカードやブラックカード等をお持ちの方に質問です。

新型コロナウィルスによって旅行やレジャーに出かける機会が減っているかと思いますが、そのままクレジットカードを使い続ける予定ですか?

それとも解約を検討中ですか?

結果が気になる方は是非、ご覧ください。

ステータスカードの価値について:

大多数は継続利用をするつもり:

新型コロナウィルスの影響で割高になってしまったゴールドカードやブラックカード等を解約するつもりがあるのかどうか。

注目の結果をグラフにするとこんな感じになります。

  • このまま使い続けるつもり:48.5%
  • 状況次第で解約を検討:36.0%
  • 解約するつもり(解約済みを含む):15.5%

大多数の方に解約の意思なし

大多数の方に解約の意思なし

ご覧のように大多数の方がステータスカードの継続利用を選択。

2番目の選択肢である「状況次第で契約を検討」を選んだ方も、この先、よほどのことがない限りは解約しないであろうことを考えると、合算で84.5%もの方が解約の意思なしということになります。

ちょっと意外といえば意外な結果ですよね、これ。

平常時でも解約希望者はそれなりにいる:

それに年会費が1万円以上するステータスカードなんてものは、現状のような混乱期でなかったとしても一定数の解約希望者がいるのが普通。

そう考えると15.5%の方のみが解約を検討中な状況は、カード会社にとってもすこし安心できる状況なのではないでしょうか?

言い換えればそれだけクレジットカードに対してロイヤルティを感じている保有者が多い…ということでもありそうな感じです(ロイヤルティとはブランドへの愛着や信頼のこと)。

混乱が続くとわからない:

但し、このアンケート結果はあくまで新型コロナウィルスの影響が一時的だった場合の話(2021年4月に実施)。

新型コロナウィルス感染者の急増によって2度目の緊急事態宣言が出され、3ヶ月、6ヶ月と外出自粛が続いている現時点だと、また違ったアンケート結果になるのかもしれませんね。

新型コロナウィルスによる影響はそのうち収まるだろう、そう思っている方が多いのかもなぁと思います(いわゆる正常性バイアスによる影響が大きい可能性あり)。

正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、英: Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。

社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。

自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる。

カード会社も対策を講じている:

加えて言うとカード会社も無策なまま、『新型コロナウィルスのせいだから年会費の割高感は大目に見てね?』と言ってるわけではありません。

たとえば金属製のクレジットカードとして人気が出つつあるLUXURY CARDでは、自宅で過ごす時間を有意義にしてもらうべく、dTVの無料視聴や自宅用ヨガのサービスを開始(公式サイトはこちら)。

ラグジュアリーカードでは、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりご自宅で過ごす「おうち時間」が格段に増えたライフスタイルを鑑み、期間限定でご自宅で過ごす時間をさらに充実させる優待を多数ご用意。

会員様のニーズに合わせて優待開発を常時進めております。

他にもアメリカン・エキスプレス・カードで30%キャッシュバックキャンペーンが開始されるなど、各社、あの手この手で「カード会員への年会費還元」を行っていますよ。

アメックスの30%キャッシュバックキャンペーン

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以上、旅行にもいけない状況じゃ、ゴールドカードは宝の持ち腐れ?このまま割高感のある年会費を払い続けるか、カード保有者に聞いてみた…という話題でした。

みなさんもたまには保有カード会社の公式サイトを開いて、自宅の快適化にぴったりのキャンペーンが実施されていないかを確認してみてくださいね。うまく活用すれば数万円単位の節約に繋がることでしょう。

参考リンク:

この機会にゴールドカードを…と思う方はそこまで多くはないかもしれませんが、ゴールドカード作成に興味がある方は下記記事も参考に。

その保有メリット等の魅力を専門家がわかりやすく解説しています。

news.cardmics.com

お賽銭をQRコード決済で払う「キャッシュレスお賽銭」はバチ当たり?Twitterのアンケート機能を利用してその賛否を調べてみた。

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京都市内にある有名なお寺のひとつ「東本願寺」。 

この東本願寺で2020年10月12日よりなんとQRコード決済によるお賽銭の支払いが可能になったんですが、世の中には『お賽銭をキャッシュレス決済で払うとはなんたることか!バチ当たりだ!』と思う方も少なからずいるようで、今後、様々な議論を巻き起こしそうな感じなんですよね(引用元はこちら)。

真宗大谷派(京都市下京区)は9日、本山・東本願寺の御影堂や阿弥陀堂を訪れた参拝者が納める懇志(さい銭)にQRコード決済を導入すると発表した。京都市内にある主な本山寺院でさい銭に電子決済を導入するのは初めて。

新型コロナウイルス感染症の予防策として決めたが、さい銭へのキャッシュレス決済は仏教界で賛否が分かれており議論を呼びそうだ。

では世論は「キャッシュレスお賽銭」について肯定的なのか否定的なのか。個人的にもすごく興味があったので、その賛否をTwitterでアンケート調査してみました。

結果が気になる方は是非、ご覧ください。

キャッシュレスお賽銭について:

Twitter民の多くの方は肯定的:

まず、結論から先にいってしまうと、Twitter利用者の大多数はキャッシュレスお賽銭に肯定的(アンケート回収用のツイートはこちら)。

  • 問題なし:57.3%
  • やや違和感:37.6%
  • 絶対反対:5.2%

半数以上の方が問題なしと判断

半数以上の方が問題なしと判断

みなさんはお賽銭をPayPayやLINE PayなどのQRコード決済で支払う、キャッシュレスお賽銭についてどう思いますか?

教えてください。

なんと半分以上の方が問題なしと回答し、絶対に反対だという方はわずか5.2%のみとなりました。

要はみなさん、お賽銭は現金でもデジタルマネーであっても抵抗は特に無いみたい感じです。

Twitter利用者対象の調査には偏りがあるけど:

とはいえ、今回のアンケート調査はTwitter利用者を対象にしたアンケート調査であること、そして回答者の何割かは私のTwitterアカウントをフォローしてくれてる方であることを考えると、世の中全体の世論ではここまで歓迎されていない可能性あり。

  • Twitter利用者:
    インターネットやスマホに対して抵抗がない方
  • 私のアカウントをフォローしてくれる方:
    クレジットカードや電子マネー等のキャッシュレス決済に興味がある方が多い*1

また60代、70代といった年配者に対して同じような質問をすればここまで一方的な結果にならない可能性は高いので、その点は留意いただきたいところですが、それでもこれだけ肯定的にとらえている人が多いのは驚きですね。

その他、今回のアンケート調査に協力をしてくれていない他のTwitter利用者にも歓迎する意見が多いように思います(下記のツイートはお布施の経緯がわかって勉強になる)。

導入されたQRコード決済について:

ちなみに。

東本願寺が今回導入したQRコード決済のひとつは中国人観光客がよく利用しているUnionPayのスマホ決済。

中国人の大多数が保有している中国銀聯カード

中国人の大多数が保有している中国銀聯カード

日本では銀聯カードとして知られているこの国際ブランドのQRコード決済を導入した背景には、お寺を訪れた中国人観光客からのお賽銭を増やしたい思惑に加え、人民元、香港ドル、台湾ドルといった外貨をお賽銭箱の中に投げられると大変という意図もあるんじゃないかなと思う私。

実際、外貨をお賽銭箱に入れられてしまうと選別&交換の手間が発生するので、お寺としてはそのままQRコード決済で払ってもらったほうがなにかと都合が良いのかもしれませんね。

  • 外貨でお賽銭:選別&交換がすごく大変
  • QRコードでお賽銭:手数料はかかるが手間いらず

そしてそういったメリットがあったからこそ、東本願寺は批判を覚悟の上でQRコード決済を導入したんじゃないかなと思う次第です。

以上、お賽銭をQRコード決済で払う「キャッシュレスお賽銭」はバチ当たり?Twitterのアンケート機能を利用してその賛否を調べてみた…という話題でした。

参考リンク:

別に現金払いのままでも良いだろ…と思われる方もいるかもですが、外国人観光客の多くが日本の現金社会に不満を感じているという統計データも存在。

日本がほんとうの意味での観光立国を目指すなら、キャッシュレス決済への対応は避けては通れない道のように思います。

news.cardmics.com

*1:Twitterのアンケート機能は私のアカウントをフォローしてくれてる方だけでなく、RTやいいね等によって他の方にも拡散&回答を集めやすいため、キャッシュレスに関心がない方による回答も多くなります。

現金払いにこだわる人は、お金の知識が足りない傾向あり!そんな驚きの統計結果が、金融広報中央委員会の金融リテラシー調査に存在。

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『クレジットカードや電子マネーを使おうとせず、現金払いにこだわる人は総じてお金の知識が足りない!』

そんな驚きの統計結果が、金融広報中央委員会の金融リテラシー調査に存在したので、今回はそのあたりの情報を記事にまとめてみたいと思います(引用元はこちら)。

金融広報中央委員会

金融広報中央委員会は、日本の組織または団体。日本国民の暮らしに身近な金融に関する広報活動を、中立・公正な立場から行うことを存在目的とする。

事務局は日本銀行情報サービス局に置かれる。

現時点で現金払いを使っている方はもちろん、クレジットカードや電子マネーを活用している方もご覧ください。

支払手段と金融リテラシーについて:

2万5,000人を対象とした大規模調査:

まず、金融広報中央委員会による金融リテラシー調査は、日本国民の金融知識を把握するために行われる大規模調査です(引用元はこちら)。

金融リテラシー調査

この調査は、金融広報中央委員会が、18歳以上の個人のお金や金融に関する知識や行動の特色を把握するために、実施したものです。

これは、諸外国での取り組みも参考にしつつ、今後、金融広報中央委員会として、より効果的かつ効率的な活動を実施してくいくための基礎情報を収集することを目的としています。

調査対象はなんと2万5,000人。

それゆえ、金融リテラシー(お金に関する知識)を調査した統計データでこれを超えるものは日本国内に存在しない可能性が高いですね。

そのくらいに金融広報中央委員会の調査結果は、正確性と権威のある統計データであると言えます。

現金主義な方は金融知識が乏しい:

そんな金融リテラシー調査の中で今回、私が着目したのは下記の設問です。

Q46 あなたは前の質問で「クレジット・カード」「デビット・カード」「電子マネー」「スマートフォン決済」のいずれかの使用頻度は『ほぼ/全く使わない』『そもそも保有していない』とお答えになりました。

これらの支払方法をあなたが使うようになるとしたら、それはどのような場合でしょうか。

この設問に対して24.5%の方が、「現金で十分満足しており、他の決済手段を使う考えは全くない」と回答。

全体の1/4が現金払いのままで良いと回答

全体の1/4が現金払いのままで良いと回答

要するに、どんなにクレカや電子マネーが魅力的でも現金払いをやめるつもりがない…という意向を持った方々が全体の1/4ほど居たわけですが、金融広報中央委員会ではこれらの方に対してこう結論付けてるんです(赤字は当サイトによる装飾)。

支払方法としてキャッシュレス決済へ移行する場合の動機として、「現金で十分満足しており、他の決済手段を使う考えは全くない」を選択した人の正誤問題の正答率は低く、また「わからない」を選択する割合が高い

わかりやすく言うと冒頭の通り、現金払いにこだわってる人はお金の知識が乏しい…ということになります。

どのくらい金融知識に差があるのか:

では、現金払いにこだわっている人と、多少でもクレジットカードや電子マネーを利用している人では、どのくらい金融リテラシーに差があるのか?

気になる結果は下記の通り。

比較項目 正答率 誤答率 わからない選択率
「現金で十分満足しており、他の決済手段を使う考えは全くない」と回答した人 42.6% 15.8% 41.6%
それ以外を選択した人 61.3% 18.0% 20.8%
全体平均 56.6% 17.8% 25.6%

ご覧のように現金払いにこだわっている人と、それ以外の支払手段を使っている人では明確な差が存在。

  • 現金払いにこだわってる人:正答率42.6%
  • 他の支払手段を使ってる人:正答率61.3%

加えて現金派の正答率が全体平均である56.6%よりも著しく低いことを考えると、残念ながら現金払いに固執している人はお金の知識に乏しいと言い切ってしまっても良いと思われます。

そのくらい対象者の正答率が低い状況ありです。

年齢があがると正答率は高くなる:

そんな現金払いにこだわりがある人は、年代を問わずに金融リテラシーが低いのでしょうか?

こちらは当然ながらNO。

下記表のように60代や70代であれば正答率が50%を超えてくるのわけですが、それでも全体平均の56.6%に届かないのもまた事実(唯一、70代男性の正答率のみが平均以上)。

  • 若年層:正答率が低い
  • 高齢層:正答率が高い
比較項目 全体 男性 女性
18~29歳 29.9% 31.0% 28.7%
30~39歳 37.0% 37.8% 36.1%
40~49歳 40.5% 42.1% 38.9%
50~59歳 45.3% 44.8% 45.8%
60~69歳 50.7% 51.2% 50.2%
70~79歳 53.8% 58.5% 49.9%
全体 42.6% 43.7% 41.5%

全体的に見るとやはり、お金の知識に乏しいと言わざるを得ません。

全体平均と比較すると丸わかり:

ついでにわかりやすく、金融リテラシー調査全体の年齢階層別正答率と比べた棒グラフも作ってみました。

全体平均よりも現金払いにこだわりがある人のほうが正答率が低い

全体平均よりも現金払いにこだわりがある人のほうが正答率が低い

ひと目でわかるように20代から70代まで、どの年齢階層でも全国平均に届かない状況です。

世の中、お金で解決できることは多い:

住まい、着るもの、食事といった基本的なことから、夫婦ケンカの原因に会社での無理な残業まで、この世の中にはお金で解決できる悩みってたくさん存在します。

それにも関わらずお金の知識を付けない人が多いのは、世の中におけるちょっとした矛盾のひとつ。

なにせお金の知識さえ付ければお金で苦労する確率が減るわけですから、現時点で金銭的な悩みを抱えている方は兎にも角にも金融の勉強をするようにしてください。

そうすれば攻略本を読んだあとのゲームのように、人生をもっとストレスフリーで過ごせるようになりますよ。

現金にこだわる方の特徴について:

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続いて参考までに、現金払いにこだわる人はどういった傾向を持つ人なのかについても紹介しておきます(すべて金融広報中央委員会の金融リテラシー調査より引用)。

年収や資産は少なめな傾向:

まず、現金払いにこだわりがある人は統計上、年収や資産が少なめな傾向あり。

比較項目 全体平均 「現金で十分満足しており、他の決済手段を使う考えは全くない」と回答した人
年収が500万円以上の人の割合 34.4% 25.0%
金融資産額が500万円以上の人の割合 28.9% 19.0%

これは年収がある程度、高い人ではないとクレジットカードが作りにくい現状があるため…というのもあるかと思いますが、今回の統計データについては「現金で十分満足しており、他の決済手段を使う考えは全くない」と回答した方のみを抽出した結果。

要は電子マネーやPayPay等のスマホ決済を含めて拒否している方による統計結果なので、現金払いに固執することと年収や金融資産の少なさには一定の相関関係があるのかもしれません。

  • 他の統計:
    クレジットカードが作れない人を含む統計データ
  • 今回の統計:
    クレカをはじめ、他の支払手段を使おうとしない人による統計データ

興味がある方はJCBが実施した同様の調査結果もご覧ください(下記記事を参照)。

news.cardmics.com

金融トラブルには巻き込まれにくい:

次に、「現金で十分満足しており、他の決済手段を使う考えは全くない」と回答した人は、若干ではありますが金融トラブルに巻き込まれにくい傾向あり(下記は金融トラブルを経験したことがあるかの比率)。

  • 全体の平均:6.7%
  • 現金払いにこだわりがある人:6.2%

これは現金払いのみを利用していればクレジットカードを使いすぎて多重債務に陥いる危険性は低いですし、投資詐欺等に巻き込まれてしまうことも少ないためと推測。

ただそれじゃ現金払いのみを利用していれば金融トラブルに巻き込まれる危険性が顕著に低いのかというとそうでもなく、下記図のように金融リテラシーが高い人であればそれ以下の経験比率になるのでなんともいえない感じです(60歳から79歳の方に限定した、金融トラブル経験者の割合)。

60代や70代でも金融知識が豊富なら避けることができる

60代や70代でも金融知識が豊富なら避けることができる

やはり知識にまさるものはありません。

その他の興味深い違いを抜粋:

その他、全体平均と「現金で十分満足しており、他の決済手段を使う考えは全くない」と回答した人を比較した上で、興味深いところをいくつか抜粋。

比較項目 全体平均 「現金で十分満足しており、他の決済手段を使う考えは全くない」と回答した人
金融経済情報を月に1回もみない人の割合 38.6% 53.4%
「学校で金融教育を行うべき」と思っている人の割合 67.2% 51.9%
消費者ローンを利用している人の割合 4.8% 4.3%
お金を借り過ぎていると感じている人の割合 12.8% 12.4%

上2つはお金の知識不足を表す統計結果ですね。

  • 金融知識を月に1回も見ない人:53.4%
  • 金融教育の必要性を感じる人:51.9%

中でもお金のニュースを月に1度も確認しない人が過半数以上…と、お金の勉強したり、家計を見直そうとする時間が足りていないことがわかります。

そして下2つは現金払いにこだわりがある人の真面目さを表す数字。

前述の金融トラブルに遭遇する比率が全体平均よりも低い点を含め、現金払いにこだわりがある人には堅実な性格な方が多いのでしょう。

借金は嫌い、お金は借りすぎない、そんな人物像が読み取れます。

金融リテラシー調査の質問はどれも難しくない:

これだけ正答率が低いなんて、金融リテラシー調査の質問はどれも難しいんじゃないか?と思われるかもしれませんが、中身を覗いてみると比較的カンタンなものばかり(下記はその例)。

  • 100 万円を年率 2%の利息がつく預金口座に預け入れました。それ以外、この口座への入金や出金がなかった場合、1 年後、口座の残高はいくらになっているでしょうか。利息にかかる税金は考慮しないでご回答ください。
  • では、5 年後には口座の残高はいくらになっているでしょうか。利息にかかる税金は考慮しないでご回答ください。(4択問題)

ある程度、金融知識がある人であれば間違いようのない質問が多いですよ。興味がある人は5問限定ですがこちらから挑戦あれです。

金融知識向上がキャッシュレス社会を作る:

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最後に。

今回の統計結果を踏まえ、金融広報中央委員会ではキャッシュレス決済の推進について下記のようなコメントを残しています。

こうしたことから、キャッシュレス決済を推進する上で、ポイント等特典をより大きくする、利便性を高めるといったことが有効と考えられるほか、個々人の金融リテラシーの向上が、間接的にキャッシュレス化を推進する可能性も示唆される。

つまり国全体のキャッシュレス決済比率を高めていくためにはポイントをたくさん付与するだけでなく、金融教育を強化することが重要ですよ…ってことなんですが、あれあれ、前者はキャッシュレス消費者還元事業等を通して強化できたものの、後者の金融教育のほうが疎かになってる感じ。

  • ポイント還元:キャッシュレス消費者還元事業で強化済
  • 金融教育:顕著な動きは特になし

このままキャッシュレス決済が普及していくと過剰なショッピング利用や債務超過など、お金に関するトラブルが無数に発生してしまうのは火を見るより明らかなので、是非、日本政府にはお金の教育も同時並行でお願いしたいものですね。

当サイト『クレジットカードの読みもの』でも引き続き、お金で不幸になる人を1人でも減らせるようにクレジットカードや電子マネー等に関する情報発信を頑張っていこうと思います(当サイトの熱い思いはこちらのページ参照)。

以上、現金払いにこだわる人は、お金の知識が足りない傾向あり!そんな驚きの統計結果が、金融広報中央委員会の金融リテラシー調査に存在…という話題でした。

日本をもっとキャッシュレス社会にしていきたいと思う方は是非、ブックマークやSNSシェア等にご協力をいただければ幸いです。

 参考リンク:

この機会にクレジットカードの知識を付けたい…という方は下記ページを参考に。支払い方法から保有するためにかかる費用まで、専門家がわかりやすく解説しています。

news.cardmics.com

有料で使える空港ラウンジサービスに価値はあるのか?Twitterの投票機能を利用して、空港ラウンジ利用に払える金額を調査してみた。

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ここ最近、年会費1万円前後のクレジットカードに、海外の空港ラウンジが有料で利用可能になるサービスが増えつつあります。

たとえばアメリカン・エキスプレス・カード(通称:アメックスグリーン)の保有者であれば下記のようにプライオリティパスを発行&利用することが出来るわけですが、空港ラウンジを利用する度に32ドルの費用負担が必要といった感じ。

空港VIPラウンジ年会費が無料<プライオリティ・パス>

国内外1,200ヶ所以上の空港VIPラウンジを、基本カード会員様およびご同伴者様も1回32米ドルでご利用いただける「プライオリティ・パス・メンバーシップ」に、年会費無料(通常99米ドル)でご登録いただけます。

まぁ有料だろうとなかろうと、不慣れな海外空港でラウンジが利用できたらそれはそれで有り難いのですが、日本円換算で3,500円程度の費用負担をしなくちゃいけないサービスって率直、どうなんでしょうか?

貧乏性な私はその辺が疑問なんです。

  • 非常に魅力的:海外ラウンジを無料で使える
  • ほんとに魅力的?:海外ラウンジを有料で使える

そこで今回はTwitterのアンケート機能を利用して空港ラウンジの利用価値を調査。

多くの方が空港ラウンジ利用にどのくらいまでお金を払っていいと思ってるのか、興味がある方はご覧ください。

空港ラウンジの利用価値について:

1回の利用に払える金額はいくらまでか:

まず、今回Twitterで調査をしてみたのは、「いくらまで出れば空港ラウンジ利用にお金が払えるのか?」という点について(当該ツイートはこちら)。

質問です。

飛行機に搭乗するまでの時間を有意義に過ごすことが出来る空港ラウンジ。

みなさんはこのラウンジを利用するため、1回あたりいくらまでの費用なら支払えますか?

教えてください。

国内外を問わずラウンジ全般に対する質問ではありますが、こちらを調査すれば多くの方が空港ラウンジにどのくらいの価値を感じているのかがわかると思ったためです。

大半は無料じゃないと使わないと回答:

気になるその結果は…というと下記の通り。

  • 無料であれば使いたい:56.2%
  • 1回1,000円以下なら使いたい:30.2%
  • 1回2,000円以下なら使いたい:10.1%
  • 2,000円超えでも使いたい:3.6%

過半数の方が空港ラウンジ利用にお金を払いたくないと回答

過半数の方が空港ラウンジ利用にお金を払いたくないと回答

大方の予想通り…と言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、大半の方が無料じゃないと空港ラウンジを利用しないと回答。

有料でも空港ラウンジを使うと回答したのは全体の43.9%となりました(貧乏性なのは私だけじゃなかったとすこし安心)。

32ドル払って利用する可能性について:

ここで冒頭の話に戻ります。

ゴールドカード級のクレジットカードに付帯されはじめてる「有料の空港ラウンジサービス」には魅力があるかどうか…ですが、少なくとも今回のアンケート結果を元に考えてみる限りだと魅力は乏しい感じ。

なにせ「2,000円を超えても使いたい」と回答をしたのは全体の3.6%の方のみなので、1回32ドルで使える空港ラウンジサービスが付帯したからといって喜んでくれる利用者は僅かなのかもしれません。

  • 全体の3.6%の方:有料でもラウンジを使う可能性あり
  • 全体の96.4%の方:32ドルを払ってまでラウンジは使わない

わざわざ付帯させても入会者はそれほど増えない、それが今回の結論です。

ゴールドカード利用者層に32ドルは高い:

また、これは私の意見でしかありませんが、現時点で年会費1万円前後のクレジットカードを持つ層の方にとって1回32ドルの負担はかなり重め。

  • 2人で利用:7,000円程度
  • 3人で利用:1万500円程度
  • 4人で利用:1万4,000円程度

2人利用で約7,000円の負担はちょっとしたホテルに泊まれてしまう金額でもあるので、その費用をラウンジ利用のためだけに使うのはやっぱり抵抗がありますね。

人数の増える子供連れの旅行などであれば尚更、ラウンジは使えません。

ラウンジを熟知してるかどうかで異なる意見:

すこし手厳しいことを書いてしまいましたが、空港ラウンジを1回あたり32ドルで使えるサービスって、空港ラウンジがどんなところかを熟知している人間にとっては価値あるサービスなんですよね。

中でもビュッフェ形式の食べ放題に加え、ワインやウィスキーが飲み放題可能な海外ラウンジだと1回32ドルで使えれば安いもの。空港内にある別のカフェやレストランで食事を取るよりも、よほどリーズナブルでしょう。

しかし、それを熟知しているのはすでに海外への渡航になれた人間のみ。

そういった人は下記記事で紹介しているような空港ラウンジが無料利用可能なクレジットカードをすでに保有中なので、旅に不慣れな人間が1回32ドルに魅力を感じてくれるかどうかは期待薄なのかもしれません。

結果、結論としてはやはり、有料の空港ラウンジサービスを付帯させてもクレジットカードへの加入者はあまり増えないというものとなりそうです。

有料の空港ラウンジサービス付きカード:

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最後に。

『いやいや私は有料であっても海外空港ラウンジが使えるサービスが付いていると嬉しい!』という方は、冒頭で紹介したアメリカン・エキスプレス・カードやJCBゴールドカードがおすすめになりそう。

正直、空港ラウンジの利用のみに主眼をおいた場合、これらのクレジットカードはおすすめでもなんでもないのですが、総合的にステータスが高いクレジットカードを求めてる方や、大手カード会社発行のゴールドカードが欲しい方には推奨できますよ。

以上、有料で使える空港ラウンジサービスに価値はあるのか?Twitterの投票機能を利用して、空港ラウンジ利用に払える金額を調査してみた…という話題でした。

参考リンク:

この機会にゴールドカードを作ってみようかな…という方は下記記事も参考に。専門家がゴールドカードの基礎知識や審査難易度を紹介しています。

news.cardmics.com

かつて絶対王者だったTポイントの人気低下が止まらない!今、優先して貯めたいポイント制度を2,271名に調査してみた結果とは?

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2020年現在、国内の主要ポイント制度といえばTポイント、楽天ポイント、Ponta、dポイントの4種類が代表的。

  • Tポイント
  • 楽天ポイント
  • Ponta
  • dポイント

それでは仮にこれらのポイント制度を選択して貯められるお店があったら、みなさんはどのポイント制度を優先して貯めますか?

すこし気になりますよね。

そこで今回は主要4大ポイント制度の人気を調べるべく、Twitterの統計機能を使ってそのあたりの優先度を調査してみました(当該調査はこちら)。

質問です。

ファミリーマートやローソンが下記4つのポイントサービスに対応したとします。

  1. Tポイント
  2. 楽天ポイント
  3. Ponta
  4. dポイント

この際、1つしか貯めることが出来ない&すべて同じポイント還元率だとしたら、あなたはどのポイントを優先して貯めますか?

教えてください。

お陰様で合計2,271名の方に調査を協力していただくことが出来たので、結果が気になる方はこのままご覧ください。協力してくれた方に感謝感謝です!

人気のポイント制度について:

楽天ポイントが圧倒的人気:

早速、気になる統計結果を円グラフにまとめるとこんな感じ。

  • 楽天ポイント:59.9%
  • dポイント:18.4%
  • Tポイント:14.4%
  • Ponta:7.3%

楽天ポイント派が圧倒的に多い

楽天ポイント派が圧倒的に多い

ご覧のように楽天ポイントを選ぶ人が圧倒的に多く、全体の6割が楽天カード派という形となりました。

うーん、すごい比率ですよね、これ。

かつての王者であるTポイントの奈落:

反面、かつての絶対王者だったTポイントへの支持は、全体の14.4%と寂しい限り。

たぶんですが2015年頃に同様のアンケートを実施していたらTポイント派が6割で、残りをPontaと楽天ポイントが取り合うような形になったと思うだけに、時代の変化とはすごく残酷なのだなぁ…と思わされますね。

事実、同様のアンケートを実施した2019年2月時点での結果と比較しても、Tポイントへの支持率が低下していることがよくわかります(2019年2月の調査結果)。

2019年2月時点での統計結果

2019年2月時点での統計結果

下記のように円グラフを並べてみると、Tポイントへの支持率低下がよくわかるのではないでしょうか?

  • 2019年2月時点:Tポイント派は19.3%
  • 2020年7月時点:Tポイント派は14.4%

並べてみるとTポイントの支持率低下がわかりやすい

並べてみるとTポイントの支持率低下がわかりやすい

見事なまでにdポイントにひっくり返されてしまった形となります。

Ponta支持が伸びない:

ついでにもうひとつ気になるのが、事実上のauグループ入りをしたPontaへの支持率がじわりと低下している点(引用元はこちら)。

KDDIは2020年5月21日以降、ポイントサービスをau WALLET ポイントからロイヤリティ マーケティング (以下 LM) が運営する共通ポイントサービス「Pontaポイント」へ変更します。

これにより、さまざまな提携社での商品購入やサービスのご利用でたまる「Pontaポイント」が、スマホ決済サービス「au PAY」や「au PAY カード」の決済ご利用分とダブルでたまるようになるほか、「au PAY アプリ」ひとつでカード提示によるポイント獲得から決済までが可能になります。 

今回のアンケート調査は2020年7月24日付けでのものなので、そろそろこの影響を折り込んだ結果になっていてもおかしくなさそうなんですが、結果は2019年よりも支持を落とす形となりました。

つまりau携帯の利用者でもPontaを優先して貯めている方はまだまだ少ない。そう捉えられる結果になったと言えそうです。

参考意見をいくつか紹介:

最後に、Twitter上にお寄せいただいた参考意見をいくつか紹介させていただきます。

Amazon派にも隠れ楽天ポイント派が存在?

まさにおっしゃる通りなんですが、世の中にはAmazon派であっても楽天ポイントを貯めている方が一定数いそうな感じ。

そうじゃないと全体の6割が楽天ポイントを支持…という結果にならないと思うので、Amazon派にも「隠れ楽天ポイント派」が潜んでいそうな気がします。

証券会社でTポイント派も:

楽天証券を利用している方は問答無用で楽天ポイント派になるかと思いますが、SBI証券やSBIネオモバイル証券を利用中の方だとTポイントを選択するメリットがありますね。

ただこの辺も楽天証券の勢いが強めなので、SBI証券派が減ることでTポイントへの需要が減っていく可能性もありそうな気がします。

ウェル活中ならTポイント:

ザイの井口さんからコメントを頂けるなんて嬉しい限り。

ちなみにウェル活とは大手ドラッグストアのウェルシア等で特定日にTポイントを使うと、1.5倍分の価値として使える…という有り難いものなんですが、割引になってもウェルシアってそんなにやすくn…(自粛

ということで、今回の統計結果発表を終わらせていただきたいと思います。

以上、かつて絶対王者だったTポイントの人気低下が止まらない!今、優先して貯めたいポイント制度を2,271名に調査してみた結果とは…という話題でした。

この記事で利用している円グラフや統計データは、この記事にリンクを貼ってさえいただければご自由に使っていただいて構いません。

参考リンク:

この機会に楽天ポイントを貯めてみたい方は下記記事も参考に。

すこし情報が古くなってしまっている部分もありますが、楽天ポイントの基礎知識からお得な貯め方までをわかりやすく解説しています。

news.cardmics.com

キャッシュレス支援策で飲食店のクレカ決済はどのくらい増えた?食べログで2020年時点のクレジットカード決済導入率を調査してみた。

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クレジットカードや電子マネーといった、キャッシュレス決済の普及を目的とした政策が2019年10月1日より開始されたのはみなさんご存じの通り(引用元)。

キャッシュレス・消費者還元事業とは?

2019年10月1日から施行される消費税率引き上げのあと、期間限定で中小・小規模事業者におけるキャッシュレス決済に関して、決済端末導入費や、決済手数料の一部および、消費者への還元分を国が補助し、キャッシュレスの推進を支援する事業です。

この政策によって飲食店へのクレジットカード決済導入が促進される形となったわけですが、実際に数値としてどのくらい効果があったのか、少し気になりますよね。

そこで今回は飲食店の情報サイト「食べログ」を利用して、クレジットカード決済の導入率を徹底調査。

日本がどのくらいキャッシュレス社会になったのか気になる方はご覧ください(当サイトが独自に調べた2017年までのクレジットカード決済普及率は下記の通り)。

2017年データ:

  • 食べログ登録店舗数:858,852店舗
  • うちカード決済可能な店舗数:182,909店舗

2016年データ:

  • 食べログ掲載店舗数:844,998店舗
  • カード払い可能な店舗数:181,974店舗

2015年データ:

  • 食べログ掲載店舗数:804,103店舗
  • カード払い可能な店舗数:167,152店舗

2020年の飲食店クレジットカード決済事情:

飲食店全体のクレカ決済導入率を調査:

早速、日本国内の飲食店数とクレジットカード決済の導入数を調査してみたところ、下記のような結果に。

  • 食べログ掲載の飲食店数:901,675店
  • そのうち、カード可の店舗数: 217,374店

比率にすると24.1%の飲食店がカード決済を導入しているだけ…というなんとも寂しい数値となりました。うーん、非常にビミョーな普及率ですよね、これ。

2017年と比べると若干改善されている:

参考までに2017年に調査した際の数値とも比べてみましょう。

2017年の数値は「カード可の店舗数182,909店/食べログ掲載858,852店」でカード決済導入率は21.2%だったので、その数値からはやや改善してる感じ。

  • 2017年調査:飲食店へのカード決済導入率21.2%
  • 2020年調査:飲食店へのカード決済導入率24.1%

ただ政府によるキャッシュレス消費者還元事業による後押しあり&2年半という月日が経過した後でこの数字では、やはり寂しいと言わざるを得ないように思います。

レストランジャンルでの導入率:

次に、パン屋やラーメン屋といったお店を含めた飲食店全体の数字ではなく、すこしジャンルを絞った上でのクレジットカード決済導入率についても調査してみます。

まずは和食、洋食、カレー屋、ファミレス、居酒屋等を含む、食べログの「レストラン」というジャンルに絞った上での導入率です。

  • レストランジャンルの飲食店:610,959店
  • そのうち、カード可の店舗数:180,736店

レストランのカード決済導入率は29.5%

レストランのカード決済導入率は29.5%

こちらの導入率はだいたい29.5%とまぁまぁの結果に。

それでも3割しか導入していないというのは寂しい限りですが、飲食店全体の数字と比べると少しは見栄えのする比率になったように思います。

2017年と比べるとこちらもやや改善:

ちなみにこちらも当サイト「クレジットカードの読みもの」が記録していた2017年の調査データと比較してみるとこんな感じ。

  • 2017年調査:レストランのカード決済導入率25.8%
  • 2020年調査:レストランのカード決済導入率29.5%

こう見てみると少しは導入が促進されたのかなぁ…と思える数値ですが、飲食店全体の導入速度とそうは変わらない速度のようです(飲食店全体では11.36%増加し、レストランジャンルだと11.43%増加とほぼ同一の比率)。

フレンチレストランでの導入率:

更にジャンルを絞ってフレンチレストランでのクレジットカード決済導入率を調査してみると、だいたい65%の店舗がカード決済を導入している計算に。

  • フレンチレストラン店舗数: 11,045店
  • そのうち、カード可の店舗数:7,181店

まぁフレンチレストランは客単価が高め&富裕層が利用する傾向にあるために、他ジャンルよりも大幅にカード決済の導入率が高いのでしょう。

高単価なお店=カード決済導入済みの店舗が多いということが言えそうです(2017年比でも4%ほど導入率増加)。

実際の数値はもう少しだけ高いと思われる:

今回は食べログを利用して飲食店のクレジットカード決済導入率を調べてみましたが、ほんとうはクレジットカード決済利用可能なのに食べログ上にはそれが反映されていない…という、「隠れクレカ導入店舗」もそれなりに多く存在する可能性大。

また、食べログにはすでに閉店した古いお店の情報もたくさん残っているので、そういった点を考慮すると、飲食店全体のクレジットカード導入率はだいたい30%くらいに落ち着くのかもしれません。

  • 飲食店全体の導入率:30%くらい?
  • レストランジャンルの導入率:35%くらい?

それらを考慮しても、日本がほんとうの意味でのキャッシュレス社会になるためにはまだまだ道半ばです。

都道府県別のクレジットカード決済普及率:

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続いて、飲食店全体のクレジットカード決済導入率ではなく、都道府県ごとの導入率についても調査してみました。

地域によってキャッシュレス社会化がどのくらい進んでいるのか気になる方はご覧ください。

47都道府県別のクレカ導入率:

まずは2020年1月時点における、47都道府県すべてのデータです。

  • 店舗数:飲食店全体の店舗数
  • カード可のお店:そのうちカード可のお店数
  • 比率:カード可のお店÷全体店舗数
都道府県名 店舗数 カード可のお店 比率
北海道 40,819 10,408 25.5%
青森県 8,266 1,175 14.2%
岩手県 7,780 1,245 16.0%
宮城県 15,586 3,891 25.0%
秋田県 6,551 1,041 15.9%
山形県 8,108 1,210 14.9%
福島県 12,678 1,998 15.8%
茨城県 17,303 2,832 16.4%
栃木県 14,073 2,196 15.6%
群馬県 15,201 2,726 17.9%
埼玉県 35,874 6,618 18.4%
千葉県 32,902 6,969 21.2%
東京都 138,761 53,848 38.8%
神奈川県 48,694 12,889 26.5%
新潟県 14,474 2,614 18.1%
富山県 6,930 1,306 18.8%
石川県 9,216 2,133 23.1%
福井県 6,431 1,190 18.5%
山梨県 7,499 1,230 16.4%
長野県 18,487 2,761 14.9%
岐阜県 14,840 2,214 14.9%
静岡県 25,624 5,060 19.7%
愛知県 49,606 11,633 23.5%
三重県 11,810 1,974 16.7%
滋賀県 7,275 1,738 23.9%
京都府 22,890 6,366 27.8%
大阪府 71,399 21,051 29.5%
兵庫県 38,571 8,320 21.6%
奈良県 7,565 1,556 20.6%
和歌山県 7,486 1,017 13.6%
鳥取県 3,863 717 18.6%
島根県 4,304 696 16.2%
岡山県 12,012 2,112 17.6%
広島県 18,858 4,005 21.2%
山口県 8,644 1,434 16.6%
徳島県 5,367 1,023 19.1%
香川県 7,793 1,314 16.9%
愛媛県 9,740 1,678 17.2%
高知県 5,598 782 14.0%
福岡県 36,327 8,759 24.1%
佐賀県 5,136 693 13.5%
長崎県 9,124 1,580 17.3%
熊本県 10,742 2,191 20.4%
大分県 8,467 2,154 25.4%
宮崎県 7,794 1,391 17.8%
鹿児島県 11,039 1,849 16.7%
沖縄県 15,111 3,787 25.1%

都道府県によって飲食店の店舗数はだいぶ異なりますが、総じて、都市部であればあるほどクレジットカード決済の導入率が高く、地方に行けば行くほどに低くなる傾向があるようです。

導入率ランキングの上位について:

その上で飲食店へのクレジットカード導入率上位をランキングにしてみるとこんな感じ。

クレカ導入率が高い都道府県:

  1. 東京都:38.8%
  2. 大阪府:29.5%
  3. 京都府:27.8%
  4. 神奈川県:26.5%
  5. 北海道:25.5%

特筆すべきは京都府、北海道、沖縄県の比率が高い点ですね。

これはみなさんの想像通り、観光に強みを持つ都市では来訪する外国人観光客のためにクレジットカード決済が導入されがち…という事情があるからでしょう。

愛知県の導入率はやや低め:

反面、意外にちょっと低いなぁ…と思ったのが、名古屋市を抱える愛知県のクレジットカード決済導入率が低めなこと。

都市の規模だけでいえばランキングのTOP5に入ってもなんらおかしくはないのですが、中京地区は現金主義が根強い地域でもあるので、その辺が反映された結果となったようです(引用元)。

経済産業省の調べによる都道府県別のキャッシュレス決済比率によると、愛知県は13位。

全国平均の16.1%を下回り、三重県や岐阜県よりも低いといいます。

導入率ランキングの下位について:

お次は飲食店へのクレジットカード導入率下位のランキングです。

クレカ導入率が低い都道府県:

  1. 佐賀県:13.5%
  2. 和歌山県:13.6%
  3. 高知県:14.0%
  4. 青森県:14.2%
  5. 岐阜県:14.919%
  6. 山形県:14.924%
  7. 長野県:14.935%

5位には岐阜県、山形県、長野県が同率で14.9%でしたが、四捨五入せずに少数第三位まで調べてみると僅差で岐阜県が5位にランクイン。

やはりお世辞にも都市部とは言いがたい県がランクインする形となりました。

和歌山県はキャッシュレス決済が嫌いな県民性?

下位ランキング2位に登場した和歌山県は大阪府の隣に立地している県であるにも関わらず、経済産業省が調査した2014年の商業統計でキャッシュレス決済比率が日本で一番低い都道府県(山口県と徳島県は算出不可能だったため除外されている)。

  • 全国44位:佐賀県
  • 全国45位:和歌山県

要は県民のほとんどが現金払いを利用しているということでもあるので、飲食店経営者もわざわざキャッシュレス決済を導入しなくていい…と判断しているのかもしれません。

PayPayを含めるとキャッシュレスは前進:

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最後に。

この記事をここまで読んでいたいだた後に、『おいおい、クレジットカード決済を導入しているかどうかだけでキャッシュレス決済を語っちゃいけないんじゃないか?』と思われた方、その通りですね。

確かにキャッシュレス決済を語る上で今、重要なのはクレジットカード決済単体の話ではなく、スマホ決済や電子マネーを含めた全体での議論のほう。

  • 間違い:カード決済のみがキャッシュレス決済
  • 正解:電子マネーやスマホ決済を加えたものがキャッシュレス決済

ただ残念ながら食べログ上で検索可能なのがカード決済可能かの絞り込みのみだったので、今回は過去と明確に比較するためにも、クレジットカード決済の導入店舗がどのくらい増えたかのみを記事にさせていただきました。

PayPayの導入店舗も調査:

しかし、それじゃちょっと物足りない方のために、最後に同じく飲食情報サイトのRettyを利用してPayPayの導入店舗を調べてみました(Rettyでは都道府県ごとのPayPay導入店舗が検索可能なため)。

  • 東京全体の飲食店登録数:141,278店
  • カード可の店舗数:40,917店
  • PayPay可の店舗数:25,169店
  • カード&PayPay可の店舗数:12,093店

ざっくり計算してみるとカード決済かPayPay決済のどちらかが利用可能な飲食店は東京都全体の38%程度であることが判明したわけですが、この数字って食べログで調査した東京都のカード決済可能な飲食店比率と同程度…。

食べログとRetty、どちらが正しいかは人によって判断が分かれるところでしょうけれども、Rettyの情報量は食べログよりやや劣るため、実数としては食べログの数字にRettyで調査したPayPay導入店舗数を加えた48%という比率が東京のキャッシュレス決済導入率に近い数字なのでしょう。

以上、キャッシュレス支援策で飲食店のクレカ決済はどのくらい増えた?食べログで2020年時点のクレジットカード決済導入率を調査してみた…という話題でした。

さらに飲食店へのキャッシュレス決済導入が進んでいくよう、当サイト『クレジットカードの読みもの』では引き続き情報発信を頑張ります(応援してやってもいいぞ…って人は、SNSシェアやブックマーク等でこの記事を共有ください)。

参考リンク:

『うちの店にもそろそろクレジットカード決済を導入するか…』という方は下記記事を参考に。

スマホやタブレット端末を利用したモバイル決済であれば、初期費用を0円に抑えた上でクレジットカードや電子マネー決済の導入が可能ですよ。

news.cardmics.com

三井住友カードが大胆すぎるデザイン変更を実行!気になる新デザインと、パルテノン神殿を廃止したことへの賛否を調査してみた。

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世界で使えるVISAカードとして人気の三井住友カードにて、驚きの券面デザイン変更が行われるという情報が入ってきました。

公式ページより引用させていただきます(引用元)。

三井住友カードは1967年の設立以来、安心・安全なキャッシュレス社会の実現に向けて、お客さまとともに歩んで参りました。この度、30年ぶりにカードデザインを一新します。

新しいカードには、未来を映し出す光と足元を照らす光をデザインしました。お客様が歩む、希望ある未来を、輝きを放つ1枚のカードに表現しています。

三井住友カードのデザイン変更について:

新デザインはスタイリッシュな仕上がり:

早速、気になる新デザインはというと下記の通り。

三井住友カードのデザイン変更例

三井住友カードのデザイン変更例

ご覧のように従来のすこしお硬いイメージが180度変わり、非常にスタイリッシュな券面デザインになった印象を受けますね。

さらにグリーン色とシルバー色の2券種から好きなほうを選べるようになったことも嬉しい変更点。

  • 従来:券面デザインは1種類のみだった
  • 今後:2種類から好きな方を選択可能に

たぶんですがグリーンが強めのデザインは苦手な方も多そうなので、シルバー基調のデザインが用意されてると安心感があります。

ゴールドカードやプラチナカードも変更:

また、今回変更になるのは年会費の安いノーマルな三井住友カードだけではなく、三井住友カード ゴールドや三井住友カード プラチナも下記のように変更に。

上段が三井住友カード ゴールド、下段が三井住友カード プラチナ

上段が三井住友カード ゴールド、下段が三井住友カード プラチナ

同様に三井住友カード デビュープラス等もおいおい変更される方針とのことなので、三井住友の冠が付いたクレジットカード等はすべて変更されると思ってOKでしょう。

表面からカード番号が消える:

今回変更されるのは券面デザインだけではありません。

ご覧いただけるように、新デザインには表面にクレジットカード番号と有効期限の記載なし。

さらに従来の券面には存在していた凸凹したエンボス加工もなくなったため、表面がかなりすっきりした印象を受けます(引用&転載元)。

カード番号や有効期限は裏面に記載あり

カード番号や有効期限は裏面に記載あり
カードの防犯性も向上:

ちなみに、カード番号や有効期限が裏面に記載されたことによる利点はデザイン性だけでなく、防犯面でも大きな効果あり。

特にここのところ頻繁に発生している店員による盗み見への対策になるので、より安心&安全に三井住友カードを使えるようになることでしょう。

カード情報を裏面に集約

新しいカードでは、お客さまの大切なカード情報(クレジットカード番号・有効期限・セキュリティコード)をカード裏面に集約することで、クレジットカードご利用時におけるカード情報の盗み見等のリスクが低減し、個人情報保護レベルが向上します。

TwitterやFacebookといったSNSにクレジットカード券面が写り込んでも安心となります(本名を隠している方の場合は引き続き注意)。

逆にセキュリティ強度が落ちてる可能性も:

新しくなった三井住友カードでは前述の通り、表面ではなく裏面にカード番号や有効期限が記録されることになったわけですが、これによって下記の4つが裏面に集中することに。

  • カード番号
  • 有効期限
  • カード名義
  • セキュリティコード

つまりカード裏面を誰かにパシャリと撮影されてしまうとセキュリティコードまで丸ごと漏えいしてしまうことになるため、カード表面にカード番号がないから安心…とはいきませんよ(旧カードだとカード番号等は表面、セキュリティコードは裏面に記載されていた)。

入手時にはくれぐれもご注意ください。

デザイン変更への賛否について:

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ここまでで三井住友カードが大胆なデザイン変更をしたことをお伝えさせていただきましたが、このデザイン変更について世間はどう感じているのでしょうか?

個人的にも興味があったのでTwitterを利用して調査してみました(当該ツイートはこちら)。

質問です。

三井住友カードの券面デザインが新しくなりますが、新しいデザインと古いデザイン、どちらが好きですか?

教えて下さい。

Twitter調査の結果は肯定的:

総計847名の方に協力をいただいたアンケート結果は下記の通り。

肯定的に捉えている人が多いという結果に

肯定的に捉えている人が多いという結果に

ご覧いただいたように全体の58.5%の方が新デザインを肯定的に捉えているという結果になりました。

  • 全体の58.5%:肯定的な意見
  • 全体の41.5%:否定的な意見

反面、全体の41.5%の方が否定的な感想を持っていることを考えると、現時点で三井住友カードを保有している方の中にも、少なくない比率の方が不満を感じている可能性はありそうです。

パルテノン神殿の廃止に不満な人も:

実際、パルテノン神殿が描かれた旧デザインへの愛着を感じてる人は多いみたいで、今回のデザイン変更について『パルテノン神殿が倒壊した!』とか、『新デザインはパルテノン神殿を壊す時に踏んでしまった鏡みたい』といった意見なんかも。

たしかに三井住友カードといえばパルテノン神殿という方も多いと思うので、それだけに今回のデザイン変更は衝撃でしたね(印象的なツイートを引用)。

敢えて他社のカードを例に出しますが、もしアメックスが未来を考えてカードデザインから百人隊長を無くすと発表すれば悲しむ人が多くいると思います。

それだけ代名詞だということ。

三井住友カードの代名詞といえばやはりパルテノン神殿ではないでしょうか?

中でも三井住友カード プラチナの券面デザインについては、旧デザインのほうが圧倒的に格好いいと思う私。

三井住友カード プラチナは旧デザインのほうが秀逸

三井住友カード プラチナは旧デザインのほうが秀逸

せめてプラチナカードにだけはパルテノン神殿を残せなかったものかと思うばかりです(三井住友カード プラチナの公式ページはこちら)。

若い世代を中心に高評価だけど:

三井住友カードの新デザインは、若い方を中心に高評価となっていますが、60代や70代といった年配者にとってやや若すぎるデザインになっていないかも心配な点。

  • 若年層:受け入れやすいデザイン
  • 年配者:やや若すぎるデザイン?

中でもスタンダードな三井住友カードは使いにくく感じられてしまうかもなので、もう1種類、落ち着いたデザインを1つ用意しておくと良いのかなぁという気がします。

好印象な方が多い以上はこれで良し?

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まぁどんなものでもそうですが、何かを大きく変える時というのは批判を集めやすいもの。

それに独自に当サイト『クレジットカードの読みもの』が実施したTwitterアンケートの結果通り、券面デザインの変更に好印象を持っている方のほうが多い状況があるので、新デザインはきっと徐々に受け入れられていくのでしょう。

そう信じたいものです。

以上、三井住友カードが大胆すぎるデザイン変更を実行!気になる新デザインと、パルテノン神殿を廃止したことへの賛否を調査してみた…という話題でした。

参考リンク:

『新しいデザインがすごく格好いい!』と思えた方は、この機会に三井住友カードの作成をご検討ください。下記記事ではクレジットカードの専門家が三井住友カードを解説しています。

news.cardmics.com

クレジットカードの顧客満足度調査で、またもや楽天カードが1位を獲得!しかも調査開始から11年連続で1位獲得という記録付きです。

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クレジットカード業種の顧客満足度を調べるJCSI調査(日本版の顧客満足度指数調査)が2019年も実施され、楽天カードが11年連続での1位を獲得したようです。

顧客満足度指数調査を担当しているサービス産業生産性協議会の公式ページより引用させていただきます(引用元)。

サービス産業生産性協議会では、この度2019年度第5回調査として、5業種(宅配便、生命保険、損害保険、クレジットカード、キャッシュレス決済)のべ62企業もしくはブランド(以下企業・ブランド)の満足度等を発表しました。

各業種の顧客満足度1位企業・ブランド

  • ヤマト運輸【宅配便】
  • コープ共済【生命保険】
  • セゾン自動車火災保険【損害保険】
  • 楽天カード【クレジットカード】
  • 楽天ペイ【キャッシュレス決済】

楽天カードの顧客満足度調査1位について:

JCSI調査は日本最大級の顧客満足度調査:

はじめに、JCSI調査はどこかの小さなインターネット企業が実施しているような小規模なアンケート調査ではなく、公益財団法人である『サービス産業生産性協議会』というところが実施している大規模な顧客満足度指数調査です(引用元)。

JCSI(日本版顧客満足度指数)について

JCSI(Japanese Customer Satisfaction Index:日本版顧客満足度指数)調査は、サービス産業に開かれた日本最大級の顧客満足度調査です。

サービス産業の生産性をはかるうえで重要である「顧客満足」を数値化・可視化し、企業や業種の成長に資する情報として用いることを目的に調査を行っています。

調査は、年間30業種前後、約400社の企業・ブランドを対象に、年6回程度に分けて実施し、結果データを蓄積しています。

しかも2019年は総計12万人を対象に調査を実施したことを考えると、いかにこの調査の信頼性が高いかがおわかりいただけるのではないでしょうか。

楽天カードはそんな調査において、11年連続の顧客満足度1位を獲得したことになります。

調査対象となったカード会社について:

次にクレジットカード業種の顧客満足度を調べる上で、対象になったクレジットカードは下記の通り。

  1. アメリカン・エキスプレス・カード
  2. イオンカード
  3. ANAカード
  4. JCBカード
  5. JALカード
  6. セゾンカード
  7. セディナカード(OMCを含む)
  8. dカード
  9. DCカード
  10. NICOSカード
  11. VIEWカード
  12. ファミマTカード
  13. 三井住友カード
  14. Yahoo!JAPANカード
  15. 楽天カード

つまり楽天カードは三井住友カードやイオンカード等を押しのけて、顧客満足度第1位を獲得したことになります。

顧客満足度のベスト5位について:

ここで気になる顧客満足度ベスト5は下記の通り。

2018年からの順位変動としてはアメリカン・エキスプレス・カードが3位に躍進したくらいで、1位の楽天カードと2位のJALカードは変動がなかった形です。

楽天カードとJALカードが1位と2位を堅持

楽天カードとJALカードが1位と2位を堅持

そしてYahoo! JAPANカードが僅差ではありますがアメリカン・エキスプレス・カードに追い越され4位になりました(5位にはANAカードとVIEWカードが同率でランクイン)。

楽天カードの評価詳細:

続いて楽天カードが顧客満足度調査においてどのように評価されたのか…についても紹介しておきます。

JCSI調査では6つの指標で評価される:

まず、JCSI調査では顧客期待やロイヤリティといった6つの指標で顧客満足度を評価する仕組みを採用。

  • 顧客期待:
    サービスを利用する際に、利用者が事前に持っている企業・ブランドの印象や期待・予想を示す。
  • 知覚品質:
    実際にサービスを利用した際に感じる、品質への評価を示す。
  • 知覚価値:
    受けたサービスの品質と価格とを対比して、利用者が感じる納得感、コストパフォーマンスを示す。
  • 顧客満足:
    利用して感じた満足の度合いを示す。
  • 推奨意向:
    利用したサービスの内容について、肯定的に人に伝えるかどうかを示す。
  • ロイヤルティ:
    今後もそのサービスを使い続けたいか、もっと頻繁に使いたいかなどの再利用意向を示す。

楽天カードはそのすべてで1位を獲得したわけではなく、知覚品質や推奨意向などなどの指標を下記図の通りに関連させて顧客満足1位のクレジットカードと判断された形となります。

6つの指標を元に顧客満足度を算出している

6つの指標を元に顧客満足度を算出している

顧客満足のプロセスについて心理モデルを構成し、6つの要素を指標化しています。下記のCSIモデルは世界的に活用されています。

期待度は低いが使い続けたい人が多い:

では、楽天カードは6つの指標においてどう評価されたのか…というと、それは下記表の通り。

楽天カードは全体的に高評価ではある

楽天カードは全体的に高評価ではある

ざっくり解説すると、楽天カードは申込前の期待度はさほど高くないけれども、入手後にはそのお得さを理解し、使い続けたいと思う人が多いといったところでしょうか。

事実、楽天カードを入会ポイント目当てで申込した…という方も多いと思うので、これはこれで納得できる結果なのかなと思いますね。

あれだけテレビCMで『今なら入会で5,000ポイント!』とかやってれば当然です(苦笑)

推奨意向が高い点も面白い:

JCSI調査における楽天カードの評価を見ていると、推奨意向が高い点も顧客満足度を引き上げてそうな感じ。

要は楽天カードのお得さを理解できたからこそ、周りの友人&知人に対して『楽天カードを持ったほうがいいよ!』と推奨したくなるのでしょう。

  • 楽天カードに不満:周りに推奨はしない
  • 楽天カードに満足:周りに推奨したくなる

ステータスカードであるアメックスや、航空マイルを貯めることで旅行に行けるJALカードに次いでの3位は立派です。

評判が悪い楽天カードだけど:

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最後に。

楽天カードが顧客満足度調査で1位を獲得した記事を書くと、必ずと言ってていいほど、『いやいや、私の周りは楽天カードが嫌いな人が多いけど?』という反応をいただくのですが、これはネット上に一定数いる楽天嫌いな人たちによる可能性大。

ネガティブな意見ほど大きく聞こえるものなので、世の中的には楽天カードを愛用している方のほうが圧倒的に多いことが想定されます。

Twitter調査でも好意的な声が圧倒的:

論より証拠、楽天カード保有者1,922人に対してTwitter調査を実施してみたところ、楽天カードに不満を感じている方は全体のわずか5.4%のみという結果に(統計結果はこちら)。

楽天カードをお持ちの方に質問です。

実際に楽天カードを使ってみて、このクレジットカードに満足していますか?教えてください(満足度が高いかどうかの質問)。

楽天カードに不満を感じているのは5.4%の方のみ

楽天カードに不満を感じているのは全体の5.4%のみ

逆に59.5%もの人が楽天カードに満足している…という結果になったことを考えると、JCSI調査の結果同様に、楽天カードに満足している人は非常に多いと推測できますよ。

詳しくは楽天カードに対する否定的な声を集めた、下記記事も参考にどうぞ。

以上、クレジットカードの顧客満足度調査で、またもや楽天カードが1位を獲得!しかも調査開始から11年連続で1位獲得という記録付きです…という話題でした。

参考リンク:

『そうはいっても楽天カードなんて人前で使ったら恥ずかしいだろ?』

そんな意見をお持ちの方は下記記事もあわせてお読みください。デートの際に楽天カードやイオンカードを使った時の女性の心境について調査してみた記事となります。

news.cardmics.com

主要電子マネー15種類の発行枚数をランキング形式で紹介(2019年版)!後払い型のiDやQUICPayが、発行枚数を大きく増やしました。

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今年もSuicaや楽天Edyといった、主要電子マネーの発行枚数とその推移をまとめた記事を書いておこうと思います(統計データは月刊消費者信用2019年9月号より抜粋)。

これから電子マネーを作るなら発行枚数が多いものが良い…という方は、こちらの統計データを参考にしてもらえればなと思います。

主要電子マネーの発行枚数(2019年):

2019年の発行枚数ランキング:

早速、主要な電子マネーの発行枚数を表にまとめてみました(2018年の発行枚数は下記記事参照)。

残念ながら各電子マネー、発行枚数の発表時期が異なるために正しい比較か…というと微妙な点はありますが、参考値としてはこれでも充分に参考になると思われます。

電子マネー名 発行枚数 前年比
楽天Edy 1億2,060万枚 +7.2%
Suica 7,616万枚 +6.4%
nanaco 6,665万枚 +7.1%
PASMO 3,844万枚 +6.0%
iD 3,545万枚 +20.2%
ICOCA 2,148万枚 +16.4%
QUICPay 1,245万枚 +40.2%
manaca 680万枚 +9.4%
nimoca 399万枚 +9.0%
PiTaPa 332万枚 +3.1%
TOICA 291万枚 +9.8%
SUGOCA 289万枚 +14.7%
uniko 228万枚 +7.0%
Kitaca 160万枚 +16.8%
はやかけん 133万枚 +12.4%

2019年も発行枚数1位は楽天Edy:

気になるその発行枚数1位は…というと、2019年も楽天Edyがガッチリと堅持。

ただ発行枚数こそ1位を獲得できている楽天Edyですが、過去に全日空やコンビニ等と提携してバラ撒いたことによる「水増し分」も発行枚数に含まれているため、実際に楽天Edyを利用している利用者数としてはSuicaやnanaco等には勝てないことでしょう。

それでも前年比で1,000万枚近く発行枚数を増やしている点は立派そのもの。

近年では楽天カードに内蔵されたこと、そしてヴィッセル神戸や楽天イーグルスの観戦者に配布していることで発行枚数を伸ばしているものと思われます(じわりじわりと利用者が増えてる印象を受ける)。

Suicaはやや頭打ちの勢いだけど:

反面、電子マネーの代表格ともいえるSuicaは発行枚数がやや頭打ち。

2018年には前年比12.4%だったものが、2019年の数値だと前年比6.4%に勢いが衰えてきてしまっているので、ここからどう、発行枚数を伸ばしていくかは要注目ですね。

ちなみに2020年には楽天ペイ利用者にSuica発行が解禁されると言われてるため、楽天グループとのシナジー効果で発行枚数が増える可能性はあります(その際の楽天Edyの位置付けにも要注目)。

「楽天ペイ」アプリで「Suica」の発行・チャージを実現し、電車・バスなどの 交通機関や全国約60万の店舗で利用が可能に

iDやQUICPayは発行枚数が激増:

他、前年比で特筆すべきだと思われるのが、後払い型の電子マネーであるiDとQUICPayの発行枚数が激増した点です。

この背景には最新スマホのおサイフケータイとも言えるApple PayやGoogle Payが普及したこと、そしてLINE PayがQUICPayに、メルペイがiD決済に対応したことが大きそうな感じ。

ほんと、今まではどちらかというと日陰な存在だったiDやQUICPayが、ここ数年で一気にメジャーになったなぁ…ってくらいに利用者が増えてますね。

それに伴って、利用可能なお店も増加中です。

WAONは未だに非公開:

イオン系の電子マネーであるWAONは従来、発行枚数や決済金額を公表していたんですが、2017年から非公開に方針変更。

2019年現在でも公表されていない状況があるようです。残念ながら現状の正確な発行枚数はわかりません(推定だと約7,000万枚程度)。

2020年は電子マネーは更に伸びる?

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こんな感じで未だに成長途上な電子マネーですが、2020年には発行枚数が更に大きく伸びる可能性大。

その理由は単純で、この10月から日本政府によるキャッシュレス決済支援が開始されるためです(引用はこちら)。

キャッシュレス・消費者還元事業は、2019年10月1日の消費税率引上げに伴い、需要平準化対策として、キャッシュレス対応による生産性向上や消費者の利便性向上の観点も含め、消費税率引上げ後の9カ月間に限り、中小・小規模事業者によるキャッシュレス手段を使ったポイント還元を支援する事業です。

この事業によって特典店舗で電子マネーを利用すると、支払い金額の2~5%分が還元されるので、テレビや新聞が報道してくれればくれるほど電子マネー界隈が盛り上がること間違いなし。

  • 現金払い:ポイント還元なし
  • 電子マネー払い:特定店舗で2~5%ポイント還元

今までよりももっともっと、Suicaや楽天Edyといった電子マネーが身近な存在になるはずですよ。

以上、主要電子マネー15種類の発行枚数をランキング形式で紹介(2019年版)!後払い型のiDやQUICPayが、発行枚数を大きく増やしました…という話題でした。

参考リンク:

この機会に電子マネーを作ってみようかな…という方は下記記事を参考に。主要電子マネーの特徴や入手方法についてまとめています。

news.cardmics.com

現金派よりもキャッシュレス派のほうがお金が貯まりやすいって本当?様々な統計データから、キャッシュレスと貯蓄の関係性を調べてみた。

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『現金派よりもキャッシュレス派のほうが貯蓄が2.7倍貯まりやすい。』

クレジットカード発行大手のJCBが2018年2月に行った調査で、そんな興味深い統計結果が出たようなので、今回はその点について詳しく記事を書いてみたいと思います。

株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区、代表取締役兼執行役員社長:浜川 一郎、以下 JCB)は、2018年2月9日(金)から13日(火)の5日間、全国の20歳から69歳の男女を対象に「キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査2018」をインターネットで実施しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

JCBによる統計結果について:

キャッシュレス派は貯蓄上手:

早速、肝心の統計結果を紹介するとこんな感じ。

  • 現金派の貯蓄金額:年間32.5万円
  • キャッシュレス派の貯蓄金額:年間87.6万円

キャッシュレス派の平均貯蓄増加額は87.6万円で、現金派の平均貯蓄増加額(32.5万円)の2.7倍となりました。キャッシュレス派のほうが現金派よりも貯蓄を増やせたようです。

その差は実に55.1万円…と、キャッシュレス派のほうが現金派よりも2.7倍も貯蓄金額を増やすことが出来たようです。

過去3年でも同様の統計結果:

『いやいや、たまたま統計が偏っただけなのでは?』と思われた方もいるかもしれないので、過去3年間の統計データも紹介。

こうみると2018年統計のブレが気になるところですが、過去3年を平均してみてみてもキャッシュレス派は貯蓄額が多く、現金派は貯蓄額が少ない…ということが出来るのではないでしょうか?*1

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少なくとも現金派よりはキャッシュレス派のほうが、貯蓄が得意であることは間違いなさそうです。

男女別にみると、キャッシュレス派の男性では、平均貯蓄増加額は 105.3 万円と 100 万円を超え、現金派の男性(36.1万円)の 2.9 倍の額となりました。

また、キャッシュレス派の女性では、平均貯蓄増加額は 68.0 万円となっており、現金派の女性(29.5 万円)の 2.3 倍の額となりました。

現金派はキャッシュレス派か:

この他にも「キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査2018」には興味深いデータがあったので、いくつか紹介。

まずは日本国内には現金派が多いのか、キャッシュレス派が多いのか…という統計データから。こう見るとまだまだ日本国内は現金派が主流であることがわかりますね。

  • いわゆるキャッシュレス派:全体の34.1%
  • いわゆる現金派:40.1%

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全回答者(1,000 名)に、「最近、自分はキャッシュレス化している(現金離れだ・キャッシュレス派だ)」と思うか聞いたところ、同意率(「非常にあてはまる」と「ややあてはまる」の合計、以下同様)は 34.1%、不同意率(「全くあてはまらない」と「あまりあてはまらない」の合計、以下同様)は 40.1%になりました。

また、キャッシュレス派の選択肢である「非常にあてはまる」が10.6%と少ないのに対し、現金派の選択肢である「全くあてはまらない」が21.1%もあるのも特徴的。

  • 完璧なキャッシュレス派:10.6%
  • 完璧な現金派:21.1%

要するに完璧なまでにキャッシュレス派だという人はキャッシュレス派の中でも少ないのに対し、現金派の中には頑なな現金派が多いようです(日本人には生粋の現金主義者が多いってこと)。

20代女子に現金派が多い不思議さ:

年代別や性別ごとの比率については下記の通り。

興味深いのは20代男女に現金派が多い点ですね。特に20代女性によるキャッシュレスの不人気さが突出していて、ここまで来るとクレジットカードや電子マネーを嫌っていると言っても過言ではないのかもしれません。

  • 20代女性のキャッシュレス派:27%
  • 20代女性の現金派:54%

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性年代別にみると、30 代と 50 代の男性では、同意率(30 代男性 39.0%、50 代男性 40.0%)が不同意率(30 代男性 30.0%、50 代男性 29.0%)よりも高くなりました。

反面、30代~50代男性はキャッシュレス好き。クレジットカードや電子マネーをバンバン使っている傾向が強そうです。

20代女性はキャッシュレス飲食店にも反対:

ちなみに。

キャッシュレス派よりも現金派が圧倒的に多い20代女性は、2017年に誕生したキャッシュレス決済しか使えないレストランに対しても否定的。

下記の比率は「完全キャッシュレス化したレストランは(アリかナシかでいうと)アリだと思う」への回答結果ですが、否定的な意見が60%も占めていることがわかります(あてはまらない=否定的)。

  • 非常にあてはまる:8%
  • ややあてはまる:11%
  • どちらとも言えない:21%
  • あまりあてはまらない:24%
  • 全くあてはまらない:36%

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個人的には50代、60代といった年令を重ねた人のほうが変化を嫌う傾向にあり、若い人ほど変化を受け入れる傾向にあるのかな…なんて思っていたんですが、現実はまったく逆なんですね。

男女別にみると、男性(同意率 39.6%、不同意率 28.8%)は肯定派の割合のほうが高くなった一方、女性(同意率 33.2%、不同意率 37.2%)は否定派の割合のほうが高くなりました。

性年代別にみてみると、男性では、いずれの年代においても肯定派が否定派を上回っていますが、女性では、20 代において、肯定派(同意率 19.0%)が否定派(不同意率 60.0%)を大幅に下回る結果となりました。

これからやってくるであろうキャッシュレス社会に若者がうまく対応できるのか、すこし心配になる結果だと言えそうです。

キャッシュレス派のほうが貯蓄上手な理由:

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ここまででキャッシュレス派のほうが現金派よりも年間の貯蓄額が多い…という統計データを紹介させていただきましたが、これだけで「キャッシュレス派のほうが貯蓄が上手だ」と結論付けることは正直、無理あり。

そこでここから先は今回の統計データの裏側や、関連データをいくつか紹介させていただきますので、是非、みなさん自身で統計の正しいかどうかを判断してみてくださいね。

40代、50代にキャッシュレス派が多い:

まず、なぜキャッシュレス派のほうが現金派よりも貯蓄上手なのか…というと、これは下記グラフを見てもらえればその答えがわかるはず。

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ざっくりと言い切ってしまうなら現金派には若年層が多く、キャッシュレス派には働き盛りの30~50代が多いために、数字を平べったくするとどうしてもキャッシュレス派のほうが貯蓄額が多くなってしまうわけです。

  • 現金派:20代などの若年層が多い
  • キャッシュレス派:30~50代の働き盛りが多い

まぁ言うまでもありませんが、20代と40~50代の年収を比較すりゃ、そりゃ40~50代の年収のほうが多いのは当然。

結果、キャッシュレス派のほうが貯蓄できる金額も多くなるのは当たり前ですね(ほんとうにキャッシュレス派と現金派の貯蓄額を比較したいなら、40代や50代のみで年代を絞って平均貯蓄額を紹介すべき)。

現金派=カードが作れない人も:

更に現金派の中には理由あってクレジットカードが作れない…という人達も一定数含まれています。

こういった方が貯蓄できる金額は、クレジットカードを普通に作れる層の人達と比べるとどうしても少なくなってしまうため、このあたりでも多少の差がついてしまってる感じもありますね。

  • 現金派:キャッシュレス派になれない人が一定数いる
  • キャッシュレス派:カードを持てるだけの社会的信用がある

これじゃいくらJCBが『現金派よりもキャッシュレス派のほうが貯蓄が2.7倍貯まりやすい』と言っても、結論が恣意的だとか、JCBに都合のいいデータを作っただけだろ…と言われても仕方ありません。

キャッシュレス派=お金に詳しい側面も:

では、キャッシュレス派=お金が貯まりやすいは嘘なのか…というと、実はある程度の相関性があるのは事実です。

たとえば今回のJCBによる統計データの中には下記のようなものも存在(「お金の管理は得意だと思うかどうか」に対する答え)。

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お金の管理については年代を問わず得意だと思う人は得意でしょうし、40代や50代でも苦手と答える人が多いことを考えると、普段からクレジットカードや電子マネー払いを利用している人のほうがお金の管理能力が高い、すなわち、お金を貯めるのが得意であるということも出来ることでしょう*2

  • キャッシュレス派:お金の管理が得意な方が多い
  • 現金派:お金の管理が苦手な方が多い

全回答者(1,000 名)に、お金の管理は得意だと思うか聞いたところ、「はい」は47.3%、「いいえ」は52.7%となり、マネー管理力に自信がないという人が多数派となりました。

キャッシュレス派と現金派についてみると、キャッシュレス派では、お金の管理を得意だと思っている人は54.8%と、半数以上がマネー管理力に自信を持っていましたが、現金派では 39.7%と4割にとどまりました。

キャッシュレス派は金融知識が豊富:

同様に現金派とキャッシュレス派に「デビットカードを知っているかどうか」を尋ねた質問の回答も参考になります。

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注目は「知らなかった」方の比率。

  • キャッシュレス派:知らなかった比率は9.1%
  • 現金派:知らなかった比率は23.7%

つまりキャッシュレス派は10人に1人程度しか『デビットカードという言葉そのものを聞いたことがない』と回答していないのに対し、現金派は4人に1人がデビットカードなんて聞いたことがないと回答しているのは、お金の知識が不足気味であることを表しているように思いますね(お金の知識が不足=正しく貯蓄ができない)。

全回答者(1,000 名)に、「デビットカードについて知っているか」と質問したところ、「詳細まで知っていた」が 31.7%、「名前を聞いたことがある程度」が 51.3%で、合計した認知率は 83.0%となり、「知らなかった」は 17.0%となりました。

キャッシュレス派と現金派を分けてみると、キャッシュレス派では、「詳細まで知っていた」が 42.2%、「名前を聞いたことがある程度」が 48.7%で認知率は 90.9%と 9 割を超えました。一方、現金派では、「詳細まで知っていた」は 22.9%、「名前を聞いたことがある程度」は 53.4%で認知率は 76.3%でした。

年収と金融知識には相関性あり:

また、株式会社ジェーシービーによる統計データではなく、他の統計データでも類似した統計結果があります(金融広報中央委員会による「金融リテラシー」に関する統計結果より)。

金融リテラシー調査は、18歳以上の個人の金融リテラシー(お金の知識・判断力)の現状把握を目的とする、わが国初の大規模調査です。

(中略) わが国の人口構成とほぼ同一の割合で収集した18~79歳の25,000人を対象に、インターネットによるアンケート調査を実施した。

要するにこの「金融リテラシー調査」は、貯金やら投資やらのお金に関する質問を25,000人に対して投げかけ、現在の年代やら年収やらと比較してどのくらいの正答率があったのかを確認した統計なわけですが、下記図のように金融資産(貯蓄)に対して比例した結果になったんですよね。

  • 貯蓄が多い人:金融知識が豊富な傾向あり
  • 貯蓄が少ない人:金融知識が乏しい傾向あり

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まぁこれをもってキャッシュレス派=貯蓄が得意である…ということはちょっと無理がありますけれども、前述のように「現金派=デビットカードを知らない」とか、「現金派=お金の管理が苦手」という傾向を踏まえると、まったく無関係ってわけでもなさそうです。

  • 金融知識が豊富な人:カードや電子マネーを使いこなせる
  • 金融知識が乏しい人:キャッシュレス決済を使いこなす知識が不足してる

支払いに関する知識を増やそう:

ここまで長々と「現金派よりもキャッシュレス派のようが貯蓄が得意である」という統計結果について説明してきましたがいかがでしたでしょうか?

このようにクレジットカードや電子マネーといった支払い手段をきちんと理解すれば貯蓄を増やす効果がありそうなので、是非、知識が不足してるなぁ…デビットカードってよくわからないなぁ…という方は、この機会にお金の勉強をしてみてください。

一番ダメなのは「よくわからないから現金払いのままでいいや…」と、知らないものを知らないままで放置してしまうことですよ(お金の勉強は下記記事参考)。

以上、現金派よりもキャッシュレス派のほうがお金が貯まりやすいって本当?様々な統計データから、キャッシュレスと貯蓄の関係性を調べてみた…という話題でした。

参考リンク:

『そうはいってもクレジットカードってなんか怖くて…』と思う方は、下記記事も参考に。

クレジットカードを作ったことがない方が勘違いしていがちなことについてわかりやすくまとめています。

news.cardmics.com

*1:2018年のキャッシュレス派の数字が大きいのは、特定の誰かが「1億円貯金した」みたい状況があった可能性は高いですが、男女共に2017年比で上がっていることを見ると全体的な底上げもあったものと推測されます。

*2:他、こちらの統計だと、現金派は24.9%しか家計簿等で家計の見える化をしていないのに対し、キャッシュレス派は33.5%は家計の管理をしてるとのこと。これを考慮すると現金派はお金の管理に無頓着な傾向にあり、キャッシュレス派は管理する傾向にあるとも言えそうです。

現金払いしか使えない飲食店は要注意!約73.4%が『現金払いしか使えない飲食店は、次回以降の来店意欲が下がる』と回答。

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世の中に一定数いる、『現金払いしか使えないお店には行かない』という完全キャッシュレス派の人たち。

こういった人たちは全体を通してどのくらいいるのか個人的にも興味があったので、今回は、現金払いしか使えない飲食店への来店意欲についてTwitterの統計機能を利用して調査してみました(おかげさまで3,238名の方が回答)。

クレジットカードをお持ちの方に、質問です。

はじめて行った飲食店が、現金払いしか使えないことがわかりました。その後の来店意欲は下がりますか?(来店意欲=またそのお店に行きたいと思うかどうか)

教えてください。

結果に興味がある方は是非、この記事をご覧ください。

キャッシュレス決済と飲食店への来店意欲について:

全体の73.4%が来店意欲が下がると回答:

早速、気になるその調査結果は…というと下記の通り(統計結果はこちら*1

  • 12.8%:今後は絶対に行かない
  • 60.6%:来店意欲がすこし下がる
  • 26.6%:来店意欲は変わらない

わかりやすく円グラフにしてみるとこんな感じになります。

全体の73.4%が来店意欲に影響があると回答

全体の73.4%が来店意欲に影響があると回答

完全キャッシュレス派は12.8%:

この中で特筆すべきなのは、全体の12.8%存在する『今後は絶対に行かない』と回答した人たち。

彼らは言わば、どんなに味やコスパに優れていても現金払いしか使えないレストランや居酒屋には近寄らない完全キャッシュレス派の人たちなわけですが、個人的な雑感としてもこんなにもこの比率が高いとは思いませんでした。

  • 私の推測:完全キャッシュレス派は全体の5%程度
  • 実際の数値:完全キャッシュレス派は全体の12.8%

言い換えると現金払いしか使えない飲食店は、全体の12.8%のお客さんが来る可能性を排除してしまっている。そんな風にも言えるのかもしれません。

来店意欲が下がる方も60.6%:

加えて過半数以上の60.6%もの方が、『現金払いしか使えないお店だったら、来店意欲がすこし下がる』と回答したことも見逃せない点。

つまりクレジットカードや電子マネー、昨今だとPayPay等のQRコード決済を導入しないと、全体の73.4%ものお客さんの来店意欲を落としてしまうことになるので、店舗経営を真剣に考えるのであれば、手数料なぞ気にしないで即、キャッシュレス決済を導入すべきだと言えます。

『いやいや、私は現金払いのみでも気にしないよ!』という人は、全体の1/4相当のわずか26.6%のみです。

他企業の統計でも類似した数値有り:

ちなみに。

こういったキャッシュレス決済寄りのデータを記事にすると、『クレジットカードに興味を持っている人に対してアンケートを取得したんだから統計がそっちに偏って当然!』とか、『Twitter利用者はITリテラシーが高いから、キャッシュレス決済と親和性が高いんだよ!』なんてコメントを頂くことがあるんですが、まぁ確かにその傾向はあるかもしれません。

しかし、私が今回実施させていただいたアンケート調査以外でも類似の統計結果はちらほら存在して、たとえばJCBが2019年7月18日に発表した統計結果でも下記のような結果あり(引用はこちら)。

Q5. キャッシュレス決済を利用している方にお聞きします。あなたはキャッシュレス決済が使えないとわかった店舗について、来店意欲が下がりますか?

  • 12.3%:とても下がる
  • 41.2%:どちらかというと下がる
  • 46.5%:下がらない

キャッシュレス決済が使えないと来店意欲が下がる

キャッシュレス決済が使えないと来店意欲が下がる

こちらでも全体の12.3%もの方が二度と来店しない…とまでは行きませんが、極端に来店意欲が下がると回答したほどで、「どちらかというと下がる」を含めると53.5%もの方に現金決済のみのお店は影響を与えると言うことができます。

そもそも来店しない方も多い:

また、そもそもクレジットカードや電子マネー決済が使えないと来店しない…と回答した方も非常に多いですね。

Q6. キャッシュレス決済を利用している方にお聞きします。あなたは、飲食店などでキャッシュレス決済が利用できないとわかって、来店をやめたことがありますか。 

  • 2.4%:頻繁にある
  • 12.0%:時々ある
  • 24.9%:まれにある
  • 60.7%:まったくない

そもそもキャッシュレス決済が使えないと来店されない

そもそもキャッシュレス決済が使えないと来店されない

こういった「機会損失」を含めると、現金払いのみに固執したスタイルは経営としてあまり良い選択肢ではないように思います。

よほどの人気店や、味やコスパに自信があるお店でもない限りは、キャッシュレス決済導入を1日でも早く決断すべきです。

私もカード払いができないお店を避けてる:

私も最近では現金払いしか使えないお店を避けるようになってきました。

その理由にはキャッシュレス決済が扱えるとポイント獲得等の節約になるから…というのもあるんですが、個人事業主である私にとってもっとメリットがあるのは、支払いをデータ化できる点。

現金払いをしてしまうとその場で領収書を貰い、自宅に戻った後に領収書を会計ソフトに入力する手間が発生してしまうので、ちょっとくらい提供価格が高くても、クレジットカードや電子マネーが使えるお店のほうがなにかと都合が良いんです。

  • クレカ:会計ソフトと連携させれば経費処理が楽
  • 現金:領収書を貰う手間や、それを入力する手間が必要

こんな感じで時代は間違いなくキャッシュレス決済に傾いてきてるため、飲食店経営者の方もそろそろ、その重たい腰をあげてもらえればなと思います。

手数料が気になるならPayPayから:

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それでも尚、クレジットカードや電子マネー決済を導入しちゃうと手数料が…と心配するなら、まずはPayPay等の決済手数料がかからないスマホ決済を導入するのがおすすめ。

これらの決済手段はご存知のようにブームになっているので、導入するだけで近所からお客さんを集める効果も期待できますよ。

加盟店になる方法等については下記公式サイトをご覧いただければなと思います。

以上、現金払いしか使えない飲食店は要注意!約73.4%が『現金払いしか使えない飲食店は、次回以降の来店意欲が下がる』と回答…という話題でした。

参考リンク:

中小の飲食店でもカンタンに電子マネーやクレジットカード決済が導入可能なモバイル決済については下記記事を参考に。初期費用&月額費用0円での導入も可能です。

news.cardmics.com

*1:それぞれの数値は、回答をせずに結果のみを見た6%の方を除いた形で再調整しています)

主要電子マネー15種類の発行枚数をランキング形式で紹介(2018年版)!前年比で発行枚数が伸びたのはやはりQUICPayでした。

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すこし遅くなりましたが、今年も主要電子マネーの発行枚数とその推移について記事にしておこうと思います(統計データは月刊消費者信用2018年9月号より抜粋)。

SuicaやPASMOの発行はどのくらい伸びているのかとか、せっかく使うなら発行枚数が多い電子マネーを持ちたい…という方は参考にどうぞ。

主要電子マネーの発行枚数まとめ:

2018年の発行枚数ランキング:

早速、主要電子マネーの発行枚数をランキング形式で紹介。

それぞれの発行枚数は各企業が発表した時点のものなので、ある程度、古いデータが含まれてしまう点はご了承ください(3月に発表した企業もであれば、6月に発表したものもあるということ)。

電子マネー名 発行枚数 前年比
楽天Edy 1億1,250万枚 +7.3%
Suica 7,161万枚 +12.4%
nanaco 6,223万枚 +10.9%
PASMO 3,628万枚 +6.7%
iD 2,950万枚 +16.1%
ICOCA 1,845万枚 +17.7%
QUICPay 888万枚 +51.5%
manaca 621万枚 +10.0%
nimoca 366万枚 +11.5%
PiTaPa 322万枚 +3.6%
TOICA 265万枚 +9.5%
SUGOCA 252万枚 +14.5%
uniko 214万枚 +10.9%
Kitaca 137万枚 +16.1%
はやかけん 117万枚 +18.1%

今年も発行枚数1位は楽天Edy:

ご覧のように2018年時点での電子マネー発行枚数でも、楽天Edyが断トツの1位。

ただ楽天Edyは過去のバラ撒きによって発行枚数が伸びた経緯があるので、実際に電子マネーとして使われているのはそのうちの半分程度と思っておいたほうが無難かもしれません。

実際、1ヶ月あたりの利用件数についてはSuicaやnanacoに遠く及ばず、PASMOと同等くらいの件数となっています(楽天Edyが約4,130万件なのに対し、PASMOは約4,370万件)。

Suica&nanaco陣営は盤石:

対するSuica陣営とnanaco陣営は盤石ですね。

発行枚数が前年同期比で10%以上伸びただけでなく、1ヶ月あたりの利用件数についても下記のように増加中。

  • Suica:1億3,214万件(前年比18.6%増)
  • nanaco:2億150万件(前年比9.0%増)

これはますます楽天Edyとの差は開くばかりなのかなという気がします。楽天Edy側でなんらかの対策を講じないと、楽天さん、ほんとピンチです。

QUICPayの伸び率がすごい:

次に、特筆すべきだなぁと思うのが、後払い型の電子マネーであるQUICPayの伸び率。

なんと2017年比で51.5%も発行枚数が増加…と、とんでもなく普及した1年になったように思います。

Apple Payによる普及:

では、なぜこれほどまでにQUICPayの発行枚数が伸びたのかというと、これは間違いなくiPhone版のおサイフケータイ機能である「Apple Pay(アップルペイ)」による影響によるもの。

iPhone8やiPhoneX、iPhoneXR等の対応スマホが普及した結果、それに応じてQUICPayの発行枚数が増えた形となります(楽天カードやJCBカード等をiPhoneに登録すると、それがQUICPayとして認識されて利用できるようになる)。

  • QUICPay伸び率:51.5%
  • iD伸び率:16.1%

詳しくは下記記事を参考にどうぞ。

news.cardmics.com

2017年度の発行枚数ランキング:

参考までに2017年度の発行枚数ランキングも置いておきます。

  1. 楽天Edy:1億480万枚
  2. WAON:6,660万枚
  3. Suica:6,371万枚
  4. nanaco:5,609万枚
  5. PASMO:3,399万枚
  6. iD:2,541万枚
  7. ICOCA:1,567万枚
  8. QUICPay:587万枚
  9. manaca:565万枚
  10. PiTaPa:310万枚
  11. nimoca:328万枚
  12. TOICA:242万枚
  13. SUGOCA:220万枚
  14. uniko:194万枚
  15. Kitaca:118万枚
  16. はやかけん:99万枚
2016年時点での発行枚数と比較:

そして下記の数値が2016年時点での発行枚数データ。2017年、2018年のデータと比較してみると面白いかもですね。

  1. 楽天Edy:9,710万枚
  2. WAON:5,950万枚
  3. Suica:5,859万枚
  4. nanaco:4,912万枚
  5. PASMO:3,128万枚
  6. iD:2,259万枚
  7. ICOCA:1,316万枚
  8. QUICPay:467万枚
  9. manaca:466万枚
  10. PiTaPa:296万枚
  11. nimoca:295万枚
  12. TOICA:214万枚
  13. SUGOCA:190万枚
  14. uniko:170万枚
  15. Kitaca:101万枚
  16. はやかけん:88万枚

これらのデータは後ほど、わかりやすく表にまとめる予定です。

イオン系のWAONは非公表に切り替え:

イオン系の電子マネーであるWAONは2017年より発行枚数を非公表に切り替え。

2017年時点でのWAON発行枚数は6,660万枚なので、今年も順調に伸びているとすると7,000万枚をちょっと超えたあたりで着地しているものと思われます。

だいたいSuicaやnanacoと同等に使われている電子マネーといったところですね。

電子マネーの今後はやや伸びが鈍る?

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ここまで2018年最新の電子マネー発行枚数ランキングを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

ご覧のようにどの電子マネーも発行枚数が伸び、業界全体が明るい雰囲気に包まれている状況がありますが、この先についてはやや曇りマーク。

というのも2018年に新しく誕生したPayPayやLINE Payといったスマホ決済(QRコード決済)が一気に普及すると、従来型の電子マネー利用が鈍る可能性があるためです。

業界全体が盛り上がればそれでOK:

ただキャッシュレス決済という業界全体で考えれば、スマホ決済の普及は電子マネー陣営にとっても歓迎したい流れのはず。

脱現金払いの動きが活発になると電子マネーそのものに対する抵抗感も薄れていく可能性大なので、クレジットカードやデビットカードを含め、うまく業界全体の底上げに繋がればいいなと思います(クレジットカードの基礎知識は下記ページ参照)。

以上、主要電子マネー15種類の発行枚数をランキング形式で紹介(2018年版)!前年比で発行枚数が伸びたのはやはりQUICPayでした…という話題でした。

参考リンク:

この機会に電子マネーを使ってみようかなと思った方は下記記事も参考に。日本国内で流通している、主要な電子マネーと使える場所について解説しています。

news.cardmics.com

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