今回はVisaゴールドカードやVisaプラチナカードといった、Visaカードのグレードランク(格付け順位)に関する説明をしてみたいと思います。
『えっ、ゴールドカードが一番上なんじゃないの?』と思われた方は残念ながら情報が古いままかも。
今やゴールドカードよりも上の格付けを持つVisaカードは増えてきているので、古いランクしか把握していない方はこの機会に是非、最新のVisaグレードランクを覚えてくださいね。
Visaカードのグレードランクまとめ:
2023年現在、Visaのグレードランクは下記の通り(上ほどランクが高い)。
- Visa Infiniteカード(ブラックカード)
- Visaプラチナカード
- Visaゴールドカード
- Visaクラシックカード
大きくわけて4つのランクに分類されているので、それぞれを個別に解説していこうと思います。
Visaクラシックカード:
まず、Visaブランドにおける一番下のグレードがVisaクラシックカード。
年会費無料クレジットカードやリボ払い専用カードなど、年会費が無料からだいだい3,000円程度なVisaカードがこれにあたります。
有名なカードとしてはやはり三井住友カード(NL)ですね。
- (代表的なカード)三井住友カード(NL)
- (代表的なカード)楽天Visaカード
他にも楽天カード、ライフカード、ニコスカードといった主要なカード会社がこのVisaクラシックカードに相当するVisaカードを発行しているため、とにかく種類が多いランクとも言えそうです。
国内外で使えることが最大のメリット:
Visaクラシックカードのメリットは、日本国内や海外での支払いに幅広く使える点。
ご存知のようにVisaカードは世界中の国や地域で使えるクレジットカードなため、これこそがVisaクラシックカードを持つメリットであると言えます。
反面、Visaクラシックカードにはそれ以外のメリットはほとんどなし。
基本的にアメリカ、韓国、イタリア、フランスなど、世界中の国や地域で使えることくらいしか強みはないので、過度な期待は禁物となります(海外でも使える旅行用Visaカードは下記記事参照)。
Visaゴールドカード:
次に、黄金に光り輝くVisaブランドのゴールドカードも、気付けば下から2番目のランク。
もはやゴールドカードは一番上の格付けではなく、こういってしまってはアレですが誰でも持てる部類に入るグレードとなりました。
付帯保険やサービス内容も控えめ:
では、気になるVisaゴールドカードのサービス内容は…というと、国内主要空港のラウンジが無料利用できるとか、海外旅行傷害保険が付帯されるなどの優待&保険が期待できるあたり。
- (代表的なカード)三井住友カード ゴールド(NL)
ただVisaゴールドカードの種類によっては海外旅行傷害保険が申し訳程度にしかついていないとか、ゴールドカードなのに空港ラウンジが使えない場合もあるので要注意。
そのくらい昨今ではVisaゴールドカードのステータス性が低下してきてしまっているのですね。詳しくはゴールドカードを詳しく解説している下記記事を参考にどうぞ。
Visaプラチナカード:
Visaゴールドカードよりも上のランクに位置するのがVisaプラチナカード。
黄金(ゴールド)よりも白金(プラチナ)のほうが価値が高いことから、この名前が付けられたと言われています。
サービス内容は非常に充実:
Visaプラチナカードくらいになるとトラベルサービスやコンシェルジュデスクの利用など、保有者専用のサービスが一気に増える印象。
当然、Visaゴールドカード向けに提供されているサービスは全て使えるので、ゴールドカード以上のサービスを使いこなしたい方に最適です。
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(代表的なカード)三井住友カード プラチナ
こちらも別途、プラチナカードを解説した記事を作っているので、興味がある方はそちらもご覧ください。プラチナカードの最新情報がわかります。
Visa Infiniteカード:
Visa InfiniteカードはVisaの最高峰ブラックカード。
日本では現在、地方銀行であるスルガ銀行のみしか発行していませんでしたが、スルガ銀行といえば2018年に一騒動を起こしてしまった銀行。
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(Visa公式ページ)Visa Infinite Japan
Visa Infiniteカードは多くの優れた特徴とサービスを提供いたします。
Visa InfiniteカードはVisaの商品の中で、最上位に位置するカードです。Visa Infiniteカードはカード発行会社よりご案内を差し上げた方のみに発行されます。
また、Visa Infiniteカード会員様であれば、Visaプラチナカード特典もご利用いただくことができます。
そのせいか、現時点でVisa Infiniteカードの発行は停止状態となってしまってるようです。
三井住友カードでは発行していない:
尚、Visaカードの発行で有名な三井住友カードでは、現時点でこのVisa Infiniteカードの発行には未対応。
つまり三井住友カード プラチナが三井住友カード株式会社における最高峰の位置付けなので、ブラックカードが欲しいという方にとってはすこし残念な状況かもしれません。
詳しくは下記記事も参照ください。
Visa SignatureカードやVisa Infinite Privilegeカードは?:
日本国内ではまだ発行が確認されていませんが、他の国や地域ではVisa Signatureカードの発行がされているところもあります。
こちらはVisa Infiniteカードと同等かやや劣る程度のサービスが提供されていると言われているので、Visa Infiniteが上とかVisa Signatureが上とかそういうのはない模様。
どちらもVisaとしてはブラックカードに位置付けられるランクで間違いありません。
そして近年ではさらにその上のグレード「Visa Infinite Privilege card(ビザ・インフィニット・プリヴィレッジ・カード)」も新登場。
現時点ではカナダの富裕層向けに発行されているようです。
自分に適したVisaカードを作ろう:
ここまでVisaのグレードランク(格付け)を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
このようにランクによってカードの色が違うだけでなく、サービス内容も大きく変わってくるため、自分がどういったサービスを求めているかで作るVisaカードの種類を選んでもらえればOK。
『いやいや、自分は買い物での支払いに使えれば十分だよ』という場合にはVisaクラシックカードでほんと十分です。
サービスを求めるならVisaゴールド以上を:
反面、トラベルサービスから手厚い旅行保険までほしいと思う方はVisaゴールドカード以上を選ぶのがおすすめ。
プラチナカードくらいになれば様々なサポートも選べるので、年会費以上の恩恵を受けられますよ。
- 買い物で使えればOK…クラシックカード
- ステータスが必要…ゴールドカード以上を
以上、Visaカードのグレードランクまとめ。クラシックカードが一般的なカードで、Visa Infiniteカードが最高峰のブラックカードです…という話題でした。
参考リンク:
Visaにかぎらず一般的なクレジットカードランクが知りたい方は、下記記事も参考に。
Visaブランド以外にどのような国際ブランドがあるのか、そしてブラックカードにはどんなサービスがあるのかなどを解説しています。