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自動販売機に電子マネー決済を導入するメリットまとめ!JR東日本をはじめ、電子マネー払いをすると5円引きになる自販機は増加中です。

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先日、大洗のアウトレットモールにいったら、電子マネー払いをすると現金払いに比べて5円引きになる自動販売機を発見(上記画像)*1

  • 現金払い:ドリンク160円
  • 電子マネー払い:ドリンク155円(5円引き!

要するに現金払いでドリンクを購入するよりも、SuicaやiD、楽天Edyといった電子マネーで支払いをしたほうがお得になる自動販売機ということですが、ではなぜ、ドリンク代を5円引きにしてまで電子マネー払いを推奨しているのでしょうか?

今回は参考までに、自動販売機に電子マネー決済を導入するとどのようなメリットがあるのか…という点について記事を書いてみたいと思います。

電子マネー決済導入について:

電子マネー払いって余分な手数料がかかる:

まず、一般的な感覚でいうと、電子マネー払い導入って決済手数料が別途必要になる分だけコスト。

なにせ電子マネーで支払いをされてしまった場合には、普通に販売するよりも3~5%程度の決済手数料が余分に取られてしまうので、仮に1万円の売上があった場合には利益が300円~500円程度、減ってしまうことになる。

  • 現金で1万円の売上:そのまま1万円の収入
  • 電子マネーで1万円の売上:手数料が引かれ9,500~9,700円程度の収入

なんかちょっと損した気分になる…という経営者の方も多いのではないかと思います。

導入コストも余分にかかる:

しかも電子マネー決済を自動販売機に導入するためには、現金払いのみの自動販売機を設置するよりも余分な費用がかかることが想定されます。

  • 現金払いのみの自販機:設置コストが安い
  • 電子マネー払いOKの自販機:設置コストが高い

ハイテクな分だけ自販機の本体価格も高い…といったところでしょうか。普通に考えると、追加で10万円、20万円といった費用を払うだけの価値があるとは思えません。

電子マネー払い導入のメリット:

そんなデメリットばかりに見える電子マネー払いですが、実は導入メリットも大きいんですよね。わかりやすくまとめていきます。

1.釣り銭を用意する問題:

自販機に電子マネー決済を導入する上でのいちばん大きなメリットが、釣り銭を用意する必要性が減ること。これは当たり前の話ですが、電子マネー払いを使われた時には釣り銭が一切不要なので、10円玉などを余分に使われてしまうこともありません。

  • 現金払い:釣り銭が必要
  • 電子マネー払い:釣り銭が不要
釣り銭なしによる機会損失を防げる:

実際、時々ありますよね、「10円玉釣り銭切れ」のランプが灯っていて、ジュースを買いたいのに買えない自動販売機って。

あれが電子マネー払いであれば、ランプ点灯中であってもジュースやコーヒーを購入することが出来るので、自販機設置業者からすれば機会損失を防ぐことが出来ます。

  • 現金払いのみ:釣り銭不足だと一切販売できない
  • 電子マネー払い併用:釣り銭不足でも販売できる

特に夏場のドリンク需要が多いシーズンなら尚更、釣り銭切れになりやすい状況にあると思うので、電子マネー払いを導入すればそういったロスも減らせます。

釣り銭チェックの頻度も減らせる:

また、自動販売機を管理する側からすると、『釣り銭が十分に足りているかな?』なんて状況を確認しにいく頻度を減らせるメリットもありますね。

  • 現金払いのみ:頻繁に釣り銭の確認が必要
  • 電子マネー併用:釣り銭が減りにくいので頻度を減らせる

そういった人件費を削減できることも、電子マネー決済導入の立派なメリットであるといえるでしょう。

2.自販機泥棒の対策:

電子マネー導入のメリット2つ目は、日本でも増加傾向にあると言われている自動販売機泥棒の対策になるという点。

なにせSuicaや楽天Edyといった電子マネーは使われたその分だけ、自販機内部に残っている現金を少なくすることが出来ますからね。これがすべて現金払いだと、夜間、数万円分以上の現金が自動販売機内部に残ってしまうことになります。

  • 現金払いのみの自販機:売上すべてが自販機の中に残る
  • 電子マネー払いOKの自販機:現金がそれほど自販機の中に残らない

仮に私が泥棒だったら電子マネー決済が導入されている自販機は狙わないですね。当然、お金がたっぷり入っていそうな現金払いのみの自動販売機を狙います。

3.電子マネーだから購入する人も:

電子マネーが使えるからと、その自販機を選んで購入する人がいるケース。これは私もそうですが、現金払いだと手が伸びなくても、電子マネー払いならついついドリンクを購入してしまうことがあります(駅ではSuica払い出来る自動販売機が多いので、購入に対する障壁が低い感じです)。

また、電子マネーに紐付いているポイントなどを得るために、電子マネーを積極的に利用している人の利用も狙えますよね。このあたりの層を取り込めるメリットは、売上増のためにも大きいのではないでしょうか?

4.自販機のPOSデータ作成:

最後が顧客データの収集ですよね。どこまで取得されているかはわかりませんが、電子マネーに紐付いた個人情報を集めて利用している自動販売機もあると思います。

20代の男性は清涼飲料水を購入しやすく、30代の女性はコーヒーをほとんど買わない…なんてデータが、自動販売機の内部で作ることが出来たら、より売れる自動販売機を作ることが出来る手がかりにもなりますよね。

消費者側からするとちょっと気持ち悪いビックデータ利用ですが、こういった目的も多いにあると想像できます。

今後も電子マネー対応自販機は増加:

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今後も自動販売機の電子マネー決済導入は増えていくはず。

まだ体験されたことがない方は是非、自動販売機でSuicaでも楽天EdyでもiDでもなんでも良いので、電子マネーを使ってみてくださいね。一度体感するともう、現金払いには戻れなくなりますよ(主要な電子マネー解説は下記記事より)。

以上、電子マネー払いをすると5円引きになる自動販売機を発見…という話題から、自動販売機に電子マネー決済を導入するメリットを解説してみました。

参考リンク:

最近だと電子マネー払いも出来る自販機から更に一歩すすんで、電子マネー払いのみしか使えない自販機というものも出てきました。こちらは釣り銭の用意や回収コストがゼロなので、更に防犯面でも強い自販機になっているようです。 

news.cardmics.com

*1:iD、楽天Edy、Suica、PASMO、WAON、nanacoと主要電子マネーはすべて網羅されていました。QUICPayだけ、使えなかった感じですね。

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