クレジットカードの読みもの

クレジットカードに関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

アメリカで骨折したら、2,000万円の治療費を請求された件について。海外で病院にかかると、日本人の想像をはるかに越える額になります。

Haydom Hospital

ちょっと前の話題になりますが、アメリカのテキサス州で骨折して入院したら2,000万円の医療費を請求された…という方が話題になっていました(元ネタはこちら)。

これ、日本人の感覚からすると『2,000万円の医療費負担なんて嘘に決まってる!』と思うかもしれませんが、あながち、嘘でもなんでもない話なんですよね。

実際、アメリカで盲腸などの手術を受けた場合には300~400万円かかるというのはザラ…。そのため、今回の「骨折」がどの程度のものかによりますが、複雑骨折などで手術が必要&2週間以上の入院が必要だったのであれば2,000万円という金額もおかしくないんです(海外での医療費については下記記事を参考に)*1

news.cardmics.com

カードの海外旅行保険でも不十分:

そんな時のためにも私は常々、海外旅行や海外出張に行くならゴールドカードやプラチナカードなどのクレジットカードを持参して、海外旅行傷害保険に加入したほうがいい…というのをおすすめしているわけですが、それでも2,000万円という医療費負担はさすがにそれらの海外旅行保険でもカバーしきれないはず(苦笑)。

加えて日本には「海外療養費制度」という、海外で医療費を負担した時に自己負担分を軽減してくれる制度があるんですが、これを利用しても今回のTwitterの方は自己負担分だけで数百万円~1,000万円近い負担を求められてしまうのではないでしょうか?

こうなると海外で怪我や病気をしただけで自己破産コースです。

滅多に起きないことだけれども:

まぁ骨折&手術で2,000万円を請求されるとか、脳梗塞になってしまって医療費だけで5,000万円とか、そういうのは滅多に起きることではないため、海外旅行や出張に短期間いくだけならクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険でも十分。

無理にお金を払って海外旅行保険に加入する必要性はありません(無料で海外旅行保険に加入する方法は下記記事にて)*2

しかし1週間以上、海外に滞在する予定があるのであれば、万が一の時を考えて損害保険会社の海外旅行傷害保険に別途加入するほうがおすすめ。その方が安心をお金で買うことが出来ますよ。

ブラックジャックに依頼したのか?:

『いやいやいや、そうはいっても2,000万円なんて金額はおかしいでしょ?きっとブラックジャックのような名医に依頼したんじゃないの?』なんて思われる方も多いかもですが、ごくごく一般的な医師に診療してもらった場合でもこのくらいの金額になると思います。

とにかく病院に1日入院したら100万円オーバーは普通なので、アメリカでの医療費を甘く見ないように。仮にそのまま1週間も入院したら1,000万円の負担も覚悟ですね(他にも最近じゃ中国も高いと言われています)。

複数枚のカードを持ってると安心だけど:

Credit Cards and Cash

ちなみに、私のようにブラックカードやゴールドカードを何枚も持っている人間だと、すべてのクレジットカードに付帯されている海外旅行傷害保険の傷害・疾病治療費用が「合算」されるので、実は数千万円程度までの医療費なら全額、保険がカバーしてくれます。

  • カード1枚だけ保有:カード1枚分の補償のみ
  • カードを5枚保有:カード5枚分の補償が受けられる*3

しかし、こんなにもクレジットカードをたくさん持っている人間というのは稀だと思うので、前述のように長期で海外に行く予定があるなら十分な補償のある海外旅行傷害保険に加入するのが無難だと言えそうです。

以上、アメリカで骨折したら、2,000万円の治療費を請求された件について。海外で病院にかかると、日本人の想像をはるかに越える額になります…という話題でした。

参考リンク:

海外にあまり行き慣れていない…という方は、下記記事も参考に。海外におけるクレジットカードの使い方や、活用方法などを紹介しています。

news.cardmics.com

*1:私も過去にアメリカで病院にかかった際、2時間程度の治療で18万円を請求されたことがあります。他にもちょっと頭痛がしたので診察にいったら、医師による3分診察で7万円請求された…なんてこともありましたね。こんな感じでとにかく海外での医療費は高いんです。

*2:もちろん持病持ちの方や高齢の方の場合などには、短期の海外滞在であっても手厚い海外旅行傷害保険に加入しておいたほうが無難なケースもあると思います。その辺の判断は是非、みなさんの自己破断にてお願いします。

*3:クレジットカードの中にはそもそも、海外旅行傷害保険が付帯していないものがあったり、旅費の支払いをしないと旅行保険適用にならないものもあるのでそれらは除きます。

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