クレジットカードの読みもの

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クレジットカード加盟店手数料が無料のSPIKEは、なぜ手数料を0%に出来るのか調べてみた。そのビジネスモデルの仕組みを解説。

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photo by Pure Metal Cards

昨日、クレジットカード加盟店手数料が無料になるSPIKEの利用者が4万人突破…という記事を書いたら、SPIKE(スパイク)を運営するメタップスの佐藤航陽CEOよりツイッターで言及してもらうことが出来ました。私が『SPIKEがなぜ無料かわからない!』と書いたことへのツイートです。

なるほど、こう書かれているということは、ネット上のどこかにはSPIKEのモデルが記載されているんだな…ということがわかったので、早速、調査をしたみたのが今回の記事です。

SPIKEはなぜ無料なのか?

まず、公式サイトであるSPIKEを見てみると、こちらには正直、手がかりなようなものは存在しませんでした(コンテンツ自体が少ない)。

『なぜ無料なんだ?少し怪しいから使おうのをやめよう。』という警戒感を持っている方はそれなりに多くいるので、このあたりはFAQ形式でもなんでも良いので書いておいて欲しいところですね。無料でも安心して使うことが出来るという安心感を与えることが出来れば、利用者はもっと増えるかと思います。

ツイッターをさかのぼってチェック:

次に佐藤航陽CEOのツイッターで言及されているかどうかをチェック。

ツイログを使って過去の履歴まで検索してみましたが、フリーミアムモデルの仕組みなどは全く出てこない(汗)。やはりSPIKEは謎が多いなーという印象です。

インターネットで記事を検索:

http://www.flickr.com/photos/10873203@N00/10833909023

photo by itsmeritesh

そこでインターネット上で他社媒体がSPIKEの仕組みを説明しているのでは?と思って、そのあたりも調査してみました。結果、2つほどに佐藤航陽CEO自体が発言している記事があったので、これらのサイトから引用させてもらおうかと思います。

なぜ0円にできたのか。簡単に言うと、SPIKEには月1,000万円の取引を超える企業が使う「ビジネスプレミアム」というプランもあって、こちらを利用する企業からの収益でビジネスモデルが成り立つと目論んだからである。

「決済サービスは、パレートの法則というか、ハイエンドの企業さまがかなりのトランザクションを占めています。そこで、ハイエンドの企業さまからきちんとお金をいただければ、決済手数料0円でも、サービスとして拡張できると考えました。

考えかたは、GoogleやFacebookのようなフリーミアムモデルのウェブサービスと同じです。パレートの法則は8:2だと言いますが、実質的には99:1くらいかもしれない。99%にあたる中小や個人事業主の方たちからは、できるだけお金をいただかずにサービスを提供したい」(メタップス代表・佐藤さん)

TechCrunchでも言及アリ:

同様にTechCrunchにも説明がありました。

佐藤氏は「決済のトランザクションは、上位1割が全体の9割のボリュームを稼ぎ、その他9割が1割のボリュームを稼ぐ非対称性を持つケースが多い」と説明する。SPIKEでは、今後開始する予定のビジネスプレミアムでその“上位1割”からフィーを得るほか、そこから派生する付加価値の提供によって無料サービスを進めていくという。

大手の決済手数料で無料化を実現する:

結論。SPIKEが無料な仕組みをざっくり説明すると、『大手企業から決済手数料を貰うので、中小企業や個人は無料でいいよ』ってことみたいですね*1

そうして利用者数が増えていけばSPIKEという決済ビジネスに価値が生まれてくるので、そこに下記のような収益性のあるサービスを加えていく形なのでしょう(下記リストは私の予測です)。

  1. バナー広告などの掲載(広告収入)
  2. Tポイントカードのような顧客属性の提供
  3. ECサイト構築などの代行
  4. 決済額が増えれば、それを資産運用で回す(振込日までの短期運用)
  5. Square(スクエア)のようなモバイル決済

常識を壊せば新しいビジネスは生まれる:

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photo by danielfoster437

理解してみれば結局、SPIKEはなんてことはないビジネスモデルだと思います。

しかし、『クレジットカード手数料は有料で当然』という常識を壊すことは容易ではなかったはずなので、その発想が素晴らしいですよね。そして口でいうほど簡単に収益化できるモデルでもないので、個人的にもクレジットカード業界としても、SPIKEには是非、成功していただき、古い考えで凝り固まったこの業界を壊すような存在になってもらえれば幸いです。

以上、クレジットカード加盟店手数料が無料のSPIKEは、なぜ手数料を0%に出来るのか調べてみた。そのビジネスモデルの仕組みを解説…という話題でした。

関連記事:

SPIKEに関連する情報は下記記事もあわせてどうぞ。手数料無料だけあって、今、利用者が一気に急増しているサービスになります。

*1:実際には中小企業でもクレジットカード決済が多いところはあるとは思うので、あくまでざっくりとした結論です。

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