クレジットカードの読みもの

クレジットカードに関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

リボ払いを普及させるためのアイデアを考えてみた。魅力のないリボ払いのままじゃ、テレビCMやDMで宣伝しても普及しようがありません。

f:id:cardmics:20171119234900j:plain

クレジットカードのリボ払いは、利用メリットなんてほとんどないダメな支払い方法。

実際、当サイト『クレジットカードの読みもの』でも、常々、リボ払いは使うな、初心者はどんなにポイントがお得でもリボ禁止…といったスタンスで記事を書かせていただいておりますが、それは前述のようにリボ払いにメリットがまったくないからです。

しかし、仮にリボ払いに利用メリットが生まれ、使い方次第で家計を助けられる方法ができたらどうでしょうか。

きっと今よりももっとリボ払いをおすすめする理由にもなりますし、困ったらリボ払いを使おうといった風潮も出てくるはず。

少なくとも現在のような「リボ払い=絶対悪」といったイメージは和らいでいくと思うので、今回は雑談がてら、どうすればリボ払いが普及していくのか…というアイデアを考えてみたいと思います。

リボ払いを普及させるためのアイデア:

金利を引き下げる:

まず、個人的に一番ダメだなぁ…と思うのは、リボ払いの手数料負担が消費者金融と同等に高いという点。いくつか参考までに、大手カード会社のリボ払い金利を引用させてもらいます(リンクは引用元)。

対する大手消費者金融や銀行カードローンの金利は下記の通り(2018年2月10日現在)。

消費者金融よりも下手すれば金利が高い:

ご覧いただければ一目瞭然。

借入額や信用力によっても異なりますが、クレジットカードでリボ払いをするくらいなら、消費者金融や銀行のカードローンでお金を借りてしまったほうが金利が低い状況があるので、当サイトでもよく『リボ払い残高が多い方は、銀行カードローン等に借り換えをしたほうがお得です』といった解説をするほど*2

そのくらいクレジットカードのリボ払いには使う上での価値がないので、リボ払いをもっと普及させたいなら、消費者金融や銀行カードローンよりも魅力的にうつる金利を提示すべきだなと思いますね。

  • 現状:どこのカード会社も年率15~18%程度
  • 理想:どこのカード会社も年率12%以下に固定

そうじゃないとリボ払いを勧められるはずもありません(消費者金融を使うくらいならリボ払いを使おう…と説明できるのが理想)。

すべてWithin方式にする:

リボ払いを普及させるためのアイデア、2つ目はリボ払いの返済方法について。

現状、多くのクレジットカード会社ではwithout方式といって、毎月の返済金額に金利を加えた形での返済をしているのですが、これだとリボ払いの唯一のメリットとも言える「毎月の支払い金額を固定させる」ことが出来ません(引用はこちら)。

  • without方式:毎月の支払い金額が変動する
  • within方式:毎月の支払い金額を固定できる

「ウィズイン方式(Within)」と「ウィズアウト方式(Without)」と呼ばれる二つの方式があります。前者のウィズイン方式では、毎月の支払額(ミニマムペイメント)の中に手数料(金利)を含めて請求するのに対して、後者のウィズアウト方式では、毎月の支払額とは別に手数料を請求する仕組みになっています。

例えば、あるカード会員の支払いコース額が2万円であった場合、ウィズイン方式では所定の手数料を2万円の中に含めて請求金を確定するのに対して、ウィズアウト方式では元本の2万円の他に、手数料を別途加えて請求金を確定することになります。

三井住友VISAカードはWithout方式:

実際、without方式のリボ払いを採用している三井住友VISAカードのページには、下記のような記述あり。

「毎月の支払い金額が一定」ではなく「ほぼ一定額」となっている点は、利用者にとってはやや不便ですよね。

毎月ほぼ一定額のお支払い

毎月のお支払いは元金定額の5,000円から1万円以上1万円単位でお選びいただけます。(中略)

  • 毎月のお支払い金額(弁済金) = ご指定の金額(定額) + 手数料

まぁwithout方式のほうが毎月の返済金額が増えるために金利負担が減るメリットがあるんですが、利用明細書を見るまで返済額がわからないんじゃリボ払いのメリットが台無しなので、業界全体でwithin方式で徹底したほうがいいと私は思います。

その上で毎月の最低返済金額(ミニマムペイメント)を増やせばOK。それでwithout方式の強みも兼ね備えることが出来ます。

未払い残高が増え際の電話連絡を義務化:

リボ払いが社会的に問題になるのはだいたい、リボ払いの怖さを正しく認知せずに利用し、痛い目にあった方の話題が取り上げられた時。

古い話題だと「楽天カードに身に覚えのない100万円の借金を背負わされた件」が、

つい最近だと下記のような記事が話題になりました。

自業自得だけど負のイメージは広がる:

どちらも結局のところは、クレジットカードの利用明細書をしっかり確認していない…ということが問題の引き金になっただけ。言わば自業自得に近いものなんですが、世の中はそうは思いません。

「やっぱりリボ払いは怖い!」という負のイメージのほうが強くなってしまうので、カード業界としてはカード保有者の自業自得であったとしても、被害者が1人でも出ないような対策をすべきだと言えます。

リボ残高が膨らんだら電話連絡:

そこで提案をしたいのが、リボ払い残高が膨らんでいる方には電話連絡を義務化すること。

例えば年会費無料カードなら未払い残高が30万円以上、ゴールドカードなら50万円以上といった連絡する上での条件を設定し、それ以上に未払金が増えてしまった方には電話で連絡をするような仕組みを作ったほうがいいと思うのです。

  • 電話連絡が付いた方:近況を聞いて判断&返済計画を建てる
  • 連絡がつかない方:それ以上のリボ払い利用を停止させる

そうすれば知らず知らずのうちにリボ払い残高が膨らんでしまう被害者を減らすことが出来るだけでなく、返済に向けた相談にも応じてあげることが出来るようになるため一石二鳥。

更にカード会社として貸し倒れ(リボ払いの未払金を返済しないまま自己破産されてしまうこと)を防ぐことにも繋がるので、一石三鳥であるとも言えそうです。

テレビCMしてもDMでアピールしても無駄:

リボ払いについてはクレジットカード業界でもあの手この手で普及させようと躍起ですが、いくらテレビCMをしても、ダイレクトメール(DM)でキャンペーン告知をしたとしても、リボ払いへの負のイメージが強すぎて使う人はごく一部のみ。

やはりリボ払いそのものをもっと魅力的にしないと、欧米並みに利用者が増えることはないんじゃないかなと思いますね。魅力ないものをいくらアピールしても無駄です。

もっと安心感のあるリボ払いに:

f:id:cardmics:20171119234709j:plain

ここまで3つほど、リボ払いを普及させるためのアイデアを考えてみましたが、いかがでしたでしょうか?

消費者金融や銀行カードローンよりも金利を下げ、within方式で返済金額を固定、その上でリボ払いの未払金が膨らんだ際にカード会社から電話連絡を入れるようにすれば、リボ払いにもきっと安心感が生まれるはず。

もちろん使わなくてもいいのにリボ払いを使う必要性はありませんが、こんな感じで整備されたリボ払いが誕生するのなら、リボ=お金に困った時の救世主になる日がやって来るのかもしれませんよ。

  • 現状:お金に困ってもリボ払いは使うな!
  • 理想:お金に困った時はリボ払いで危機回避

カード業界の改善に期待しましょう!

以上、リボ払いを普及させるためのアイデアを考えてみた。魅力のないリボ払いのままじゃ、テレビCMやDMで宣伝しても普及しようがありません…という話題でした。

参考リンク:

すでにリボ払いを使いまくっている方、返済できずに困っている…という方は下記記事も参考に。1人でも多く、お金に困った方の助けになれば幸いです。

news.cardmics.com

*1:100万円以下の借入の場合。

*2:クレジットカードでリボ払いを使っているけど、キャッシングや消費者金融はまだ利用したことがない…という方の場合には、信用力がそこまで落ちていない状況であるとも言えるので、銀行カードローンであっても審査に通りやすいとは思います。また、100万円以上のリボ未払い残高がある方は確実に、消費者金融や銀行カードローンから借入をしてしまったほうが金利の引き下げ効果がありますね。

PAGE TOP