クレジットカードの読みもの

クレジットカードに関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

クレカを撮影するだけで支払いが完了する、モバイル決済アプリONE PAY(ワンペイ)が面白い!でも、便利すぎて悪用されないか心配です。

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iPhoneを使ってクレジットカードを撮影するだけで、クレジットカード決済が終わる。そんなスマホを使った新しいクレジットカード決済サービスが2017年8月8日付けでリリースされました。

その名もONE PAY(ワンペイ)です。

「ONE PAY (ワンペイ)」は全く新しいカード決済ターミナルです。お金の受け取り側がアプリをインストールして、支払う人のカードをスキャンするだけで決済が完了します。

支払いたい人のクレカを撮影するだけでOK:

ONE PAYの仕組みはもう簡単。事前にアプリをダウンロードしく手間はありますが、アプリ導入後は下記3ステップのみで支払いが完了します。

  1. アプリを開く
  2. 金額を入力する
  3. 支払いたい人のクレカを撮影*1

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そう、たったこれだけ(署名サインや暗証番号入力も不要)。

これで入力した金額分だけのクレジットカード決済処理がおこなわれるため、店舗経営者やフリマ出店等の際にかなり役立つアプリになりそうな感じ。

面倒なのはクレジットカードを撮影する作業くらいなものなので、一般的なクレジットカード決済機を利用した支払いよりもスムーズに決済が完了してしまうことでしょう。

加盟店審査もなし:

更にこのONE PAY(ワンペイ)、どうやら加盟店審査が存在しない「誰でも利用可能な決済アプリ」になる様子。ちょっと気になったのでONE PAY側に問い合わせをしてみましたが、加盟店審査は行われないという言質をいただくことができました。

つまり八百屋さんや魚屋さんといった個人商店のみだけでなく、縁日などのに出店する屋台、コミケ等への出店やフリマなど個人が不用品を売ることができる場所への出店でも、ONE PAYは利用可能。

  • 八百屋や魚屋などの個人商店:導入OK
  • 居酒屋やレストランなど:導入OK
  • 縁日への出店:導入OK
  • コミケ等への個人出店:導入OK
  • 自宅で料理教室を開催:導入OK

とにかく「商品やサービスが売買されている場」であれば導入OKのようなので、さまざまなビジネスにクレジットカード決済を導入いただければなと思います(残念ながら飲み会のワリカンや、友人からの借金回収などには使えません)。

決済手数料はやや高め:

反面、ONE PAYの加盟店手数料はやや高め。

入会金や月額料金、退会費などの費用は不要ですが、クレジットカード決済に5%の手数料がかかるのは、ライバルとも言えるSquareや楽天ペイ等と比べると割高だと思われます(手数料の安いカード決済はこちらの記事を参照)。

  • ONE PAY:加盟店手数料5%
  • 主要モバイル決済:加盟店手数料3.25%前後

また、出金時には300円の手数料がかかるという点もひとつのデメリット。しかし、ONE PAYは気軽に導入可能で加盟店審査もない…というのは大きなメリットだと思うので、小型店舗やイベント出店などの時には活用しやすいのではないでしょうか?

  • 店舗経営者である:楽天ペイやSquareのほうがおすすめかも?
  • イベント出店など:ONE PAYがおすすめ

是非、臨機応変に使わけてもらえればな…と思います。

その他のONE PAY情報:

その他、ONE PAYを利用する上でのサービス内容をまとめておきます。

  • 決済可能なクレジットカードはVISA、マスターカード、アメリカン・エキスプレス・カードの3ブランド。残念ながらJCBカードやダイナースクラブカード決済には対応していませんし、この先もよほどONE PAY側のサービス規模が拡大していかない限りは難しいと思います。
  • ONE PAY経由で決済したクレジットカード金額を出金するためにはだいたい3~4日程度の日数が必要とのこと。一般的なクレジットカード決済だと1ヶ月前後かかることが普通なので、それと比べると段違いに早いのは魅力です(それでも楽天ペイやSquareと比べるとやや遅い)。
  • 出金可能な銀行は三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行などのメガバンクだけでなく、振込可能な日本国内の銀行ならどこでも対応するとのこと。地方銀行、信用金庫、労働金庫などなど、出金先の銀行口座は自由です。
  • 今のところ対応しているのはiPhoneでのクレジットカード決済のみ。Android携帯等での利用はアプリそのものが存在しないので未対応のようです。今後、サービスが拡大していけばAndroidアプリにも対応してくれることでしょう。

ビジネスモデルが悪用されそうで心配:

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最後に。

iPhoneでクレジットカードを撮影するだけで支払いができてしまうというその便利さは、ひっくり返すとかなり危ういビジネスモデルだと思う私。

実際、ONE PAYを利用すれば、どんなクレジットカードでもパシャリと撮影するだけで決済できるというのは、なんとも悪用されやすい仕組みだなぁ…と心配してしまいます(下記のようなクレジットカードを不正に決済できてしまう)。

  • 落ちているクレジットカード
  • 友人の財布の中に入ってるカード
  • バイト先でお客さんから預かったカード

また、ONE PAY決済には署名サインや暗証番号の入力が不要…という点も非常に心配。

まぁそれを言ったら楽天市場やAmazonも、カード番号と有効期限だけで買い物できるので同じなわけですけれども、ONE PAYには加盟店審査がな分だけ、怪しい方々に不正に狙われてしまう可能性は高そうな気がします*2

ONE PAYの特徴

  • 面倒な手続きや審査は不要です。
  • 実店舗でも、フリーマーケット等のイベントでも、場所を選ばずご利用頂けます。
  • アプリをダウンロードして数分でクレジットカード決済を導入できます。

使い方次第で面白いアプリに:

こんな感じでONE PAYは危うさと紙一重のアプリですが、健全に使う分にはこれ以上に楽ちんなアプリは存在しません。是非、個人商店等の店舗経営者の方や、フリマ等への出店を検討しているという方は、この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか?

以上、クレカを撮影するだけで支払いが完了する、モバイル決済アプリ「ONE PAY(ワンペイ)」が面白い!でも、便利すぎて悪用されないか心配です…という話題でした。

参考リンク:

クレジットカード決済を導入するなら、手数料がもっと安いほうがいい…という方は下記記事を参考に。キャンペーン等を利用することで初期費用0円で導入することも可能ですよ。 

news.cardmics.com

*1:実際にはiPhone内臓のカメラを使って、クレジットカードを映し出すと、そこで表面に印字されているクレジットカード番号や有効期限などを読み取る作業が行われます(だいたい2~3秒は時間がかかる)。

*2:楽天市場やAmazonに出店しているお店については、出店時の審査や特定商取引に関する法律の表記をしている分だけまだ安全…と捉えることも出来るのですが、ONE PAYは個人情報を登録するだけすぐに利用可能になるため、その辺が不安で仕方ありません。

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