クレジットカードの読みもの

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『お金でバカを見ない人になる36の知恵』を読んだ感想。お金を節約=カードや電子マネーは持つな…という理論になる意味がわからない。

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ふと本屋で見つけた『お金でバカを見ない人になる36の知恵(サンマーク出版)』という本を購入してみたんですが、読んでみるとその中身に閉口してしまったので今回はそれを記事にしてみたいなと思います。

お金でバカを見ない人になる36の知恵

お金でバカを見ない人になる36の知恵

 

クレジットカードを持たないほうが良い?:

紹介文によると著者であるファイナンシャルプランナーの方は、年収200万円の時に100万円の貯金を作った方とのこと。

そのため、この本はどちらかというと「お金でバカを見ない人になる」というよりかは、「ドケチな節約術」が書かれているだけの本になっているわけですが、そういったファイナンシャルプランナーというのは総じて下記のことを言いたがる傾向にあります。

  • クレジットカードは持つな!現金が一番だ!
  • 電子マネーは持つな!現金が一番だ!

少しだけ引用させてもらうとこんな感じ。

電子マネーを使っている時点で賢くありません。(中略)

そんな目にあうくらいなら、たとえ不便であっても、私はいつもニコニコ現金払いを選びます。そうしないかぎり、搾取が横行する今の時代に「お金を残す」ことはできませんからね。

これが個人的にはう~ん…といったところなんですよね。

確かに1円単位の節約を徹底するのであればお金を使った感覚がなくなりがちなクレジットカードや電子マネーは持つべきではないのかもしれませんが、この時代で現金払いを推進すると今度は時間のロスが大きくなってしまうデメリットがあることを、この著者は無視しているように思います。

そうではなく電子マネーで節約した時間分を、お金のことを学ぶ時間や収入を増やす時間にあてたほうがよほどいい。そうしたほうが節約して得られるお金よりも、増えるお金のほうが多いためです。

加えてSuicaを使わず都度都度、電車に乗る度に自動券売機で140円の切符を買うような迷惑をまわりにかけてたら、彼女、友人、同僚などなど、大切なものすらも失いかねません…。

お金の認識もちょっと甘い:

また、クレジットカードの項目にはこんな解説もありました。

リボルビング払いなどがいい例だと思います。(中略)たとえば、カードで200万円の買い物をしたとします。それを毎月1万円ずつ返済していく、というかたちです。(中略)

知らないかもしれませんが、リボルビング払いの利息はなんと18%。1万円返済しても元本分の返済額は4000円で残りの6000円は利息なんです。これだと結局500回払わないと借金が返せません。500回って40年以上ですよ?

そもそもリボ払いを200万するって前提自体がなかなか出来ることじゃありませんし、200万円も未払い残高があったら毎月の返済は1万円じゃ済みません。更にいうなら利息計算だってどこからどうひっぱってきたらこんな計算になるのかも不明です(汗)。

…などなど、突っ込みどころが多すぎる本なので、個人的に『お金でバカを見ない人になる36の知恵』という書籍を購入するのはおすすめしませんね。お金の勉強になるかどうかもやや疑問です。

時間でお金を守る考えも時には大事:

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最後にすこしフォローも。

この本の中で著者が言っているように「お金が稼げないうちは、お金で時間を買うのではなく、時間をつかってお金を作るほうが大切だ」という理論はわからないでもない理論です。

要するに140円の電車代をケチるために1時間歩く無駄も、お金を稼げない時には必要だという話ですね*1

まぁ私から言わせればそういう暇があったら堅実にお金の知識を手に入れて、しっかりと収入を増やす時間にまわしたほうがいいと思っていますが、そんな意見に賛同される方は是非、この本を手にとって貰えればなと思います。

お金でバカを見ない人になる36の知恵

お金でバカを見ない人になる36の知恵

 

以上、『お金でバカを見ない人になる36の知恵』を読んだ感想。お金を節約=カードや電子マネーは持つな…という理論になるのがわからない…という雑談でした。

参考リンク:

私がおすすめする初心者向けのお金の本は、下記記事をご覧ください。極論ではなく正しいお金の知識を手に入れると、生活も安定してきますよ。

news.cardmics.com

*1:但し、本の中では逆にお金を払って時間を節約しろ…といった記述もあるので、この本を読んだ時には「さっきと言ってることが逆じゃん!」みたいな感じになると思います。それでもサンマーク出版好きの方なら、面白く読める本なのかもしれません。

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