クレジットカードの読みもの

クレジットカードに関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

日本信販とかニコスカードって、最近、めっきり聞かなくなった気がしませんか?田村正和のCMで人気のクレジットカードでした。

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『クレジットカードのブランドといえば、日本信販(ニコスカード)!』というイメージを持っている方は多いはず…。しかし最近めっきり、その名前を聞く機会が少なくなっているような気がしませんか?

そこで今回は、田村正和のCMで知名度があり、日本ナンバー1ブランドといっても過言ではないくらいだったこのカードブランドが今、どこにいってしまったのかを紹介してみたいと思います。これを読んでいただければ日本信販の今がわかるはずですよ。

尚、ニコスカード=日本信販です。1991年に日本信販という名前が変わり、ニコスカードになりました。

ニコスブランドは今も存在する:

2016年現在、ニコスカードはどこにいってしまったのか?といえば、実は未だにニコスブランドは存在します。

しかし、残念ながらあまりそのブランド名が表に出てくることが少なくなってしまったため、多くの方の視界から消えてしまったんです。稀にテレビCMも放送されていますが、放送回数が少ないのかあまり目立つことはありません。

親会社の合併によりニコスカードも合併:

その最大の理由はニコスカードの親会社であった、銀行同士の合併が繰り返されたため。ご存知のように1990年台~2000年台にかけては銀行の統廃合があり、ニコスカードも例外ではなく他の有名カードブランドと合併してしまいました。

  • さくら銀行+住友銀行=三井住友銀行
  • 東京三菱銀行+UFJ銀行=三菱東京UFJ銀行
  • 日本興業銀行+第一勧業銀行+富士銀行=みずほ銀行

その結果、NICOSというブランドの存在感が相対的に小さくなってしまったのです。

ニコスカードを管理しているのは三菱UFJニコス:

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では、ニコスブランドのクレジットカードを今、発行しているのはどの会社かというと、三菱UFJニコス株式会社というクレジットカード発行会社です。

三菱UFJニコスはその名前の通り、日本最大のメガバンクである三菱東京フィナンシャルグループ傘下の企業。そのため、この会社が管理しているカードブランドは実に4つにもなります。

三菱UFJニコス管理のカードブランド:

  1. MUFGカード
  2. ニコスカード(旧日本信販)
  3. DCカード
  4. UFJカード(2013年、新規募集停止)

だからこそ前述のようにニコスブランドの露出が減っている現状があり、相対的にニコスや日本信販というブランドを見かける機会が減ってしまっているのですね。三菱UFJニコスとしてもニコスブランドだけのテレビCMを放送するだけの余裕はほとんどないので、CMの放送回数も極端に少なめになっています。

ちなみに中井貴一のテレビCMで知名度のあるDCカードも、現在ではニコスカードと同じ三菱UFJニコスによって管理されているブランドです。『ああ、あのかっぱとたぬきのCMか!』とよく覚えている方は多いと思いますが、こちらもCMの放送回数はさほど多くない状況なので、ニコス同様に耳にする機会が減少中ですね*1

UFJカードの前身、ミリオンカードはブランド廃止:

日本信販やDCカード、そしてUCカードなどと並び、過去には知名度が高かったミリオンカードも実は三菱UFJニコスが管理していたクレジットカードブランドです。

しかし、ミリオンカードからUFJカードというカード会社名に名前を変更してしまったせいか、最近ではDCカードやニコスカードと比べると知名度が低い状況になっていることもあって、UFJカードは2013年に新規募集が停止となりました。現在でもかろうじて保有している方が残っている可能性がありますが、カード更新のタイミングでニコスかDCブランドに統合されてしまうことでしょう。

最近、またニコスブランドが表に出てきた:

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photo by Nemo's great uncle

こんな感じで合併当時は親会社がMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループの略)なのだから、DCカードもニコスカードもすべてやめてMUFGカードというブランドに統一しよう!という動きをしていた三菱UFJニコス。

しかし、DCカードや日本信販を含めたニコスカードの知名度があまりにも高いために、現在ではMUFGカード、ニコスカード、DCカードの3つのブランドを維持する方針に転換したようです。

  • 合併当初:ニコスやDCブランドも廃止してMUFGカードに統一
  • 現在:ニコスやDCのブランドは強いので残す方針

確かに新しくMUFGカードというブランドを確立するよりも、知名度があるブランドを使ったほうが効率よくカード保有者を増やせますからね。経営効率をあげるためにも、使えるブランドは使ったほうが良いと私も思います*2

今後はニコスカードが復権する?

この流れを受けて、2013年末からニコスブランドのクレジットカードであるVIASOカードのテレビCMが開始。そして2014年以降もそのまま、三菱UFJニコスの『ニコスブランド押し!』は続くようです(社内の方から聞きました)。

そのため、もしかすると近々、10年近くも表舞台から消えていたニコスカードの知名度が、復活する日は近いのかもしれませんね。生粋のニコスファンだという方は、ニコスカードの完全復活に期待しましょう!

以上、日本信販とかニコスカードって、最近、めっきり聞かなくなった気がしませんか?田村正和のCMで人気のクレジットカードでした…という話題でした。

参考リンク:

参考までに現在発行されている三菱UFJニコスのクレジットカード(ゴールドカード)について興味がある方は、下記ページをどうぞ。年会費2,000円程度とかなりリーズナブルですよ。

cards.hateblo.jp

*1:かっぱとたぬきのCMは、現在、秘密のケンミンSHOWなどで放送されていることがあります。興味がある方はCMの時にチェックしてみてください。

*2:ただニコスカードやDCカードを残す方針にしたとなると、今度は新しく作ったMUFGカードというブランドの知名度が低いままになってしまうというデメリットも。ニコスやDCの知名度を100とすると、MUFGカードなんて5くらいしか知られていないブランドなので、この先、どうしていくんでしょうか。個人的に気になります(企業経営は大変ですね)。

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