クレジットカードの読みもの

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ニコニコ現金払いをする人たちは、間接的にクレジットカード利用者にお金をあげている?LINE執行役員の過激なツイートが話題に。

Money With Wallet

会話アプリとして人気のLINE。

このLINEの上級執行役員である田端信太郎氏が、下記のようなちょっと過激なツイートをしたと話題になっています。

田端氏いわく、『ニコニコ現金払いをする人は、クレジットカード払いをしている人のポイント代を間接的に負担している』ということらしいのですが、これって本当なのでしょうか?

今回はこの点について、雑談がてら、私の意見を書いていってみたいと思います。普段から現金払いを利用する頻度が高いという方は是非、参考にしてみてくださいね。

現金払いとカード払いのお金の動き:

まず、みなさんがお店で現金払いをした時のお金の動きというのは単純そのものですよね。例えば1万円の洋服をお店で購入し、1万円札で支払いをした場合には、お店はそのまま1万円を手にすることが出来ます。

反面、この洋服をクレジットカード払いで購入した場合にはやや複雑に。みなさんとしては1万円をカードで支払ったつもりでも、お店側はカード会社より、加盟店手数料という費用を差し引かれた形でお金が振り込まれることになります。2017年現在でいうとだいたい3~5%くらいが相場でしょうか。

  • 1万円を現金で支払い:お店は1万円そのまま入手
  • 1万円をカード払い:お店は9,500~9,700円を獲得

そして300~500円の手数料収入を得られたカード会社は、みなさんにその御礼として100円程度のポイントやマイルをプレゼントしている…というのがカードの仕組みです(図解によるカードの仕組みはこちらの記事を参照)。

お店の取り分はカード払いと現金払いで違う:

このように現金払いをされた場合とカード払いをされた場合では、お店の取り分に違いが生じます。

仮に先ほど例にした洋服の仕入れ金額が8,000円だとすると、現金払いをされた場合には2,000円の収入になるのに対し、カード払いだと1,500円~1,700円の収入にしかならないことに。

  • 現金払いをされた場合:2,000円の利益
  • カード払いをされた場合:1,500円~1,700円の利益

そのため、お店の経営者は「この商品を販売した場合には2,000円の利益が欲しいから、少し値上げをしよう」と1万円の洋服を1万200円で販売しはじめるようになる可能性があるのですが、これを冒頭で紹介した田端氏は「現金払いをしている人は間接的にカード払いの人のポイント原資を支払っている」と説明しているのではないか、そう私は思いました。

要するに1万円で本来買えるはずの洋服を、1万200円で買わなくちゃいけない。そしてその余分に払った200円は、カード払いをしている人のポイントになっていく…そんな感じです。

カード利用比率に応じて値上げを考える:

ここまでを読んでよくわからなかった…という方のために、引き続き、解説をさせていただきます。ちょっと難しくなりますがついてきてください。

前述の1万円の洋服を販売しているA店では、現金払いを利用する人とカード払いを利用する人の比率がちょうど半々くらい。そしてカードの加盟店手数料は4%だとします。

  • 1万円の洋服を現金払いで販売:2,000円の利益
  • 1万円の洋服をカード払いで販売:1,600円の利益

すると1万円の洋服を月に10着販売した場合には、5名の現金払い利用者から得られる利益が1万円と、5名のカード払い利用者から得られる利益が8,000円入ることに。

合計すると1万8,000円の利益となるわけですが、こちらも前述のようにこのA店の経営者は1着あたり2,000円の利益を必要としているのでこれでは足りません(1着あたり1,800円の利益にしかならない)。

200円の値上げを実行する:

結果、A店では1万円の洋服を1万円で販売するのではなく、やや値上げして1万200円で販売しはじめるようになります。

これなら現金払いの時の利益は2,200円、カード払いの時の利益は約1,800円…と、平均すればちょうど2,000円になるため、経営者の希望とする利益が得られるからですね*1

  • 1万200円の洋服を現金払いで販売:2,200円の利益
  • 1万200円の洋服をカード払いで販売:約1,800円の利益

しかしこれじゃ現金払いをしている人としては溜まったもんじゃありません。

なぜなら本来、1万円で買える洋服がカード払いを使う人のせいで1万200円になってしまうだけでなく、自分たちが余分に払った200円がカード払いをしている人のポイントやマイルに化けてしまうだけ。

言わばこれが「現金払いをしている人は、カード払いをしている人が得るポイント代を間接的に払っている」という状況なので、確かにこう考えると、この理屈は成り立っているのかもしれませんね。

カード払いをすべきなのか?

Online Shopping 4

ここまで現金払いとカード払いのお金の流れを解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

結論として確かに冒頭の田端氏が言うように、現金払いをしているとカード払い利用者のポイント代になっていくだけ…という構図はありそうな感じですが、最終的にカード払いをするか現金払いをするかを決めるのはみなさん自身。

現金払いには現金払いのメリットもあるので、引き続き、好きな支払い方法で支払えばいいんじゃないかなと思います。

以上、ニコニコ現金払いをする人たちは、間接的にクレジットカード利用者にお金をあげている?LINE執行役員の過激なツイートが話題に…という雑談でした。

参考リンク:

『まだクレジットカードを持ったことがないけど、良い機会なので1枚くらい作っておこうかな』と思った方は、下記記事も参考に。はじめての方に最適なクレジットカードの選び方や基礎知識の紹介をしていますよ。

cards.hateblo.jp

*1:実際には2,000円をちょっと割り込んでしまいますが、わかりやすく解説するためにそう説明させていただきます。

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