クレジットカードの読みもの

クレジットカードに関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

貸金業界が生みだした負の側面、その2。年収が低いとお金を借りられないからと、確定申告で自分の年収を高めに申告する人がいる。

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今回は貸金業界が生みだした負の側面、その2です。

貸金業法には現在、総量規制があります。ざっくりと説明すると、この総量規制とは年収の1/3以上のお金は借りられませんよ…という上限のこと。例えば年収600万円の人であれば、200万円以上のお金を貸金業からは借りることが出来ません。

だからこそ年収を増やす人がいる:

これ、言い換えると『年収さえ高くなれば、いくらでもお金を借りられる』ということ。単純に年収の1/3という規制になっているので、年収を増やせばその分だけお金を多く借りることが出来るようになります。

結果、年収をごまかす人が出てきているようなんですよね。ビジネスジャーナルの記事を引用させてもらいます。

あるフリーター男性は、消費者金融で融資枠一杯まで借り受け、さらに銀行ローンを利用したが、収入は増えず、消費者金融と銀行への返済が難しくなった。そこで、確定申告書に記載する額を実際の年収額よりもかなり上乗せし、この確定申告書を基に消費者金融と銀行に融資枠の見直しを求めたところ、融資可能額は大幅に増加したという。その時のことをこの男性は次のように語る。

「融資枠が増えて一時的には助かったが、国民健康保険料や市県民税額が跳ね上がったので、支払いに難儀した。やむを得ず翌年の確定申告書は、さらに収入を水増しして提出した。銀行や消費者金融に提出する書類を偽造するのは気が引けるが、確定申告の際に収入を過大申告するのは比較的やりやすい」 

確定申告は自己申告なので年収をごまかしやすい:

特に確定申告は自己申告によるところが大きいので、個人事業主登録などをしてしまえば年収を容易にごまかせる状況があります。

まぁ、年収を増やしてしまえばその分、所得税や住民税などの負担が増えるのですが、すべて滞納している方にとっては関係ない話なのかもしれませんね(市町村による取り立てよりも、消費者金融の取り立てのほうが怖い)。

総量規制は貸金業のみを規制:

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また、当サイト『クレジットカードの読みもの』でも度々紹介していますが、この貸金業法はあくまで貸金業を規制するための法律。そのため、貸金業ではない銀行がお金を貸す場合には総量規制が適用されません

レイクが解放される足かせの代表的なものが総量規制だ。総量規制とは年収の3分の1を超える貸し付けを禁止している。たとえば先に挙げた大手消費者金融で借金し、債務残高が年収の3分の1を超えると、追加の借金はどこの消費者金融でも法律で禁止される。しかし、レイクでは法律上、追加の借金が可能になる。

ほかにも広告規制や収入のない専業主婦に対する貸し付け規制から解放されるなど、業界他社が羨む点が多い。 

結果、 冒頭の男性のように銀行ローンを活用&確定申告をごまかして年収を高くすることで、実際の年収程度のお金を借りてしまうことに。

いくら貸金業法で総量規制というルールを作っても、これじゃ意味がありませんよね(むしろ悪い方法にいってしまっている感じ)。

年収をごまかすくらいなら債務整理を:

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最後に。

年収をごまかす必要性があるくらいまで目一杯お金を借りてしまったとしたら、そこから先は破産への片道切符です。

その場合はどんなに頑張っても借金返済ができる可能性は極端に低いので、ヤミ金やクレジットカード現金化等の危ないビジネスに手を出してしまう前に、債務整理、つまり自己破産などを検討してもらえればなと思います(詳しくは下記記事などにて)。

以上、 貸金業界が生みだした負の側面、その2。年収が低いとお金を借りられないからと、確定申告で自分の年収を高めに申告する人がいる…という話題でした。

参考リンク:

お金に困った方というのはどんな手段を使ってでも現金を手に入れようとします。その点について書いた下記記事も、併せてお読みください。

news.cardmics.com

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