クレジットカードの読みもの

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さすがの私でも、マイナンバーカードにクレジットカードを搭載するのはやめたほうがいい…と思う3つの理由まとめ。

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photo by GotCredit

2016年に交付が開始されるマイナンバーカードに、クレジットカードを搭載してはどうか?という議論があるようですね。

国民に番号を割り振るマイナンバー制度で、希望者に来年1月以降交付されるカードの利活用策を検討する総務省の懇談会(座長・須藤修東大大学院教授)が29日、同省で開かれた。クレジットカード機能を持たせたり、スマートフォンでも利用可能としたりすることなどを検討。来年6月にも策定する成長戦略に反映させる。

確かに日々、持ち歩く必要性のあるマイナンバーカードにクレジットカード決済機能が搭載されればなにかと便利。買い物も軽減税の適用もこれ1枚でOKになるので、マイナンバーカードが利用者にとってより身近な存在になるような気がします。

しかしその反面、マイナンバーカードにクレジットカード機能を搭載することにはいろいろな落とし穴も存在するんですよね。今回の記事では「いかにマイナンバーカードにクレジットカードを搭載することが怖いことなのか」という問題点を、参考までに4つほど挙げさせてもらえればと思います。

マイナンバーカードにクレカ搭載する問題点まとめ:

1.紛失時のリスクが半端ない:

まず一番簡単に思いつくのがこれですよね、紛失時のリスクが半端ないということ。

千葉県柏市の公式サイトから情報をひっぱってくると、マイナンバーカードの表面には個人名や住所が刻印されているので、仮にこれにクレジットカードが搭載されてしまえば、言わば「クレカの表面に個人情報や住所が書かれているのと同じ」ことになります。

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いやいや、顔写真があるから大丈夫だ…なんていうのは昔の話。今ではネット通販でクレジットカードを使えばOKなだけなので、顔写真があるからといってもほとんど防犯効果はありません。

2.カード決済時に問題多発:

2つ目はクレジットカードを使う場合の問題。

レストランやデパートなどでの支払いではみなさん経験があるように、店員がクレジットカードを持って店の奥に行き、カード決済の手続きを行う場合が多いわけですが、この際、マイナンバーカードとクレジットカードが一体型になってしまっている場合には店員に対して自分のマイナンバーカードを渡す必要性が出てきます。

  • 通常:クレジットカードを店員に渡す
  • 将来:マイナンバーカード一体型のクレジットカードを店員に渡す

これ、今のところどんな弊害があるのかはわかりませんが、仮にマイナンバーカードを不正に読み取るスキミング装置などが出来た場合にはどんな風に個人情報を悪用されるかはわかりません。

また1番目の問題と同じように、個人情報が記載されたクレジットカードのほうをスキミングされるようなことにもなれば、悪用され放題…というのも問題ですね。

3.カードが作れない人が炙りだされる:

3つ目はクレジットカードが作れない人が目立ってしまうということ。

先日記事にしたように、現在、クレジットカードを作れない人というのは過去に自己破産をしてしまったり、無職だったり、暴力団関係者だったりとあまり属性として良いものではありません。

仮に国民すべてが保有することになるマイナンバーカードにクレジットカードが搭載されるようなことになれば、マイナンバーカードさえ確認すればその人の素性がなんとなく見えてきてしまうことにもなります。

まぁ実際にはカードが嫌いというだけで作らない方も多いとは思いますが、そういった「カードが作れる人と作れない人を明確に区別」出来てしまうのはあまり良いことではないと思いますね。せめてクレジットカードではなくVISAプリペイドカード機能のような、誰でも100%持つことが出来る決済機能であればマイナンバーカードへの搭載もアリなのかもしれません。

どのカード会社が搭載されるのか?

マイナンバーカードにクレジットカードが搭載されることになれば、カード業界における問題も勃発します。

三菱UFJニコスやJCBカードといった業界大手がマイナンバー搭載カードとして独占するのか、それとも中小カード会社のカードも搭載可能にするのかなど、国民すべてが持つことになるマイナンバーカードゆえに利権を求めて様々な争いが生じることでしょう。

海外ではすでにクレカ搭載型のマイナンバーカードがある:

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ちなみに。アフリカのナイジェリアではすでに、クレジットカードとマイナンバーカードが一体型になったカードの発行が開始されているようです(上記画像)。

国民IDカードに生体認証機能を持たせる国が増えてきている。ナイジェリアではこうしたカードが、MasterCardと合体するかたちで発行が始まった。

上記のニュース記事は昨年8月のものなので、その後、どのような問題点が発生しているかどうかはわかりませんが、海外では一応、すでにマイナンバー+クレジットカードの一体型カードが実用化されているというのは事実のようですね。

それがナイジェリアともなれば尚更、驚きです(2019年までに国民に保有を義務付ける様子)。

前例があってもやめて欲しい一体化:

個人的には今回3つの理由をあげさせていただいたように、さすがにマイナンバーカードにクレジットカードを搭載するのは利便性よりも危険性のほうが圧倒的に高いと思ってます。

私はご存知のようにクレジットカード大好き人間ですが、敢えて一体化させなくても別々でいいものはいいですからね…。政府には賢明な判断をしてほしいなと思います。

以上、さすがの私でも、マイナンバーカードにクレジットカードを搭載するのはやめたほうがいい…と思う3つの理由まとめでした。

参考リンク:

尚、念のため書いておきますが、クレジットカードは仮に盗難され、悪用されたとしても盗難保険という保険が付いていいるので所定の手続きさえ踏めば被害額は0円で済みます。しかし、なにかと手続きは面倒なものなので、やはり悪用されないのが一番ですね(詳しくは下記記事も参考にどうぞ)。

cards.hateblo.jp

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