クレジットカードの読みもの

クレジットカードに関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

最近、モンドセレクション受賞…という宣伝文句を見ると、『美味しくなさそう…』と思ってしまう私は少数派なんでしょうか?

Monde Selection

最近、モンドセレクション受賞…という文字を見かけると、条件反射的に『美味しくなさそう…』という本来とは逆のネガティブな印象を持ってしまうんですが、こういう感覚を持っている私って少数派なんでしょうか?

  • 本来の効果:モンドセレクション受賞=売上アップ
  • 私の反応:モンドセレクション受賞=買いたくなくなる

…というのもご存知の方は多いように、モンドセレクションというのは審査料さえ払えばほぼほぼ受賞可能な賞のこと。

Wikipediaによると日本からの出品食品のうち80%程度がなんらかの受賞をし、全体の約50%の食品が金賞か最高金賞を獲得しているというんですから、いかに「モンドセレクション受賞」にはあまり意味がない…ということがわかります。

本認証はコンクールスタイルを用いているものではない。相対評価ではなく絶対評価を用いているため、定められた技術水準を満たした商品には全て認証が与えられる。モンドセレクションは国際的には知名度は低いが、日本国内での知名度は高い。

審査対象品の5割が日本からの出品であり、日本の商品の高品質が認められ8割が入賞している[1]。

感覚でいうとオリンピックの金、銀、銅ではなく、小学生の習字みたいなものでしょうか。下手くそでも金賞や銀賞が普通だったアレと同じ感じです(地域性があると思うので、あんまり伝わらない例かも?)。

モンドセレクションを受賞した例:

参考までに過去、モンドセレクションを受賞した食品の一例を紹介。

話題の水素水から、ドレッシングやプルーンに至るまで、1,000種類以上の食品がすでにモンドセレクション受賞済みとなります(もっと商品を見たい方はこちらなどを参考に)。

【水素カプセル】すごい水素 250mg×30カプセル

【水素カプセル】すごい水素 250mg×30カプセル

 
ポッカサッポロ サンスウィート プルーン チャック付 240g

ポッカサッポロ サンスウィート プルーン チャック付 240g

 

他、たべっ子どうぶつ、大阪王将の冷凍食品、ワンカップ大関、今日のくだものゼリーなどなどが受賞済みですね。

大阪の水道水も受賞:

加えて大阪の水道水「ほんまや(販売終了)」も2011年にモンドセレクション金賞を受賞。言うまでもなくただの水道水をペットボトルに入れただけの商品ですから、『モンドセレクション受賞=美味しそう』ではないことがわかります。

大阪市は23日、大阪市水道局が販売している水「ほんまや」が「モンドセレクション第50回ワールドセレクション」にて金賞を受賞したと発表した。

あと、最近テレビCMになっていたのは、回転寿司大手の「くら寿司」ですね*1。このくら寿司のお寿司がモンドセレクション金賞を受賞したそうで、それを宣伝するCMを放送していました。

こちらも確かに100円回転寿司では美味しいお寿司だとは思いますが、モンドセレクション受賞となるとなんかちょっとズレてる印象を持ってしまいますよね。私は逆にそれを宣伝されると、食べたくなくなっちゃう側です。

味よりも品質を重視?

ここまでモンドセレクション受賞には意味がない…ということを書いてきましたが、詳しく調べてみるとなぜ世間の認識と、受賞した食品にズレがあるのかということがわかってきました。

それはモンドセレクションというは味の良し悪しで表彰される賞ではなく、品質の良し悪しで表彰される賞に近いものがあるというものです。

大阪の水道水は品質管理がしっかりしている:

たとえば前述の大阪水道水がモンドセレクションを受賞したという記事にも、下記のような受賞理由が書かれていました。

受賞理由としては、「大阪市水道局の品質管理、安全性が確認されただけではなく、飲料水を長きにわたって評価している審査員の高い評価を得た結果」としている。

要するに大阪の水道水が美味しいかどうか…ではなく、品質管理や安全性がしっかりしているかどうかでモンドセレクションの金賞を受賞したようなのです。確かに日本の水道水なら衛生管理はバッチリなので、その評価は決して間違っていないのでしょう。

また、Wikipediaにも下記のような表記有り。

審査基準の詳細は非公表だが、「味覚」「衛生」「パッケージに記載されている成分などが正しいか」「原材料」「消費者への情報提供」等の項目だといわれている。

各項目の点数を加算し総合得点によって各カテゴリごとに優秀品質最高金賞、優秀品質金賞、優秀品質銀賞、優秀品質銅賞が授与される。

審査項目の先頭に「味覚」という項目もありますが、審査項目数を見ると衛生やパッケージ表記の成分、原材料、消費者への情報提供のほうに重点が置かれていることがわかります。

つまり極論を言ってしまえば、モンドセレクションは原材料に嘘偽りなく、衛生的に作られている商品であればたとえ美味しくなくても受賞可能な賞ということ。少なくとも私達が想像しているような、「モンドセレクション受賞=きっと美味しいに違いない」というわけではないのですね。

  • イメージのモンドセレクション:美味しいかどうかで受賞
  • 実際のモンドセレクション:品質管理や安全性などで受賞

なるほど、これなら納得です*2

モンドセレクション受賞=美味しいわけではない:

Downtown Los Angeles

結論。モンドセレクション受賞=必ず美味しいわけではありません。

モンドセレクション受賞はあくまで原材料や衛生管理がしっかりされていることを表彰しているだけに近いので、品質に間違いはなくても、あんまり味には期待しないほうがいいのかもしれませんね。くれぐれも受賞品を購入する際にはご注意ください。

以上、モンドセレクション受賞…という宣伝文句を見ると、『美味しくなさそう…』と思ってしまう私は少数派なんでしょうか…という話題でした。

参考リンク:

もはやモンドセレクション受賞は食品を売るためのハク付けみたいなものになってきています。こういうのもまぁマーケティング手法の一種なんでしょうけれども、「モンドセレクションは簡単に受賞できる」という事情をよく知ってしまうとむしろ白ける結果にもなりかねないので良し悪しですね、ほんと。

こういった経済や経営についてもっと知りたいという方は、下記記事なども是非、参考にしてみてください。世の中のお金の流れがわかるようになりますよ。

あと週刊ダイヤモンドや週刊東洋経済といった、経済誌を定期購読するのもおすすめです。こちらは強制的に自宅に届くようになるので、勉強しなくちゃという気分になる点にメリットがありますね。

news.cardmics.com

*1:申し訳ございません。記憶がいつの間にか変更になっており、モンドセレクション金賞を受賞したのはスシローと記載してしまいました。正しくはくら寿司となります。

*2:こういう審査基準があるからこそ、衛生管理や原材料に嘘偽りのない日本の食品は、モンドセレクションに出品さえすれば80%も受賞可能なのでしょう。

PAGE TOP