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新宿駅や渋谷駅から乗り換えなしで羽田空港にいける、「羽田空港アクセス線構想」まとめ!大宮や千葉からの直通電車も期待できそうです。

haneda airport

現在、池袋駅から羽田空港を目指す場合には、山手線で品川駅まで移動し、そこから京急で羽田空港に向かうのが最短。

人によっては埼京線で大崎駅まで出て山手線に乗り換えをし、そこから京急を使う…という方もいるかもしれませんが、どちらにせよ重いスーツケースを抱えたままの移動はかなりの重労働ですよね。

  • JR池袋駅→(山手線)→品川駅→(京急)→羽田空港
  • JR池袋駅→(埼京線)→大崎駅→(山手線)→品川駅→(京急)→羽田空港

それがもしかするとこの先、JR東日本の新しい路線によって乗り換えなしで羽田空港に行けることになるかもしれません。今回はそんな「羽田空港アクセス線構想」と呼ばれる新線に関する情報をまとめてみたいと思います。

特に東京の西側にお住まいの方には恩恵の大きい路線になると思うので、興味がある方は是非、チェックしてみてくださいね。

羽田空港アクセス線構想とは?

羽田空港アクセス線構想とはなにか?これが一目瞭然でわかる図が日経コンストラクションにありましたので転載させていただきます。

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池袋や渋谷、新宿からであれば赤い点線のルートを新規に作ることで、池袋駅から大崎駅を通ってりんかい線に入り、そこから羽田空港アクセス線に入ってそのまま乗り換えなしに羽田空港に行けるようになる…というのがこの構想。

もちろん直通なので移動時間も短縮され、新宿駅からだとわずか23分で羽田空港の国内線ターミナルに到着できるという速さです。

埼玉方面からの羽田空港移動にも:

また、羽田空港アクセス線は既存の埼京線、りんかい線を活用するルートなので、大宮駅や赤羽駅だけでなく与野本町や戸田公園などからも直通で羽田空港に行ける可能性も。

埼玉方面からは成田空港に向かうか、それとも羽田空港を利用するかで迷うところもありましたが、これで羽田へのアクセスのほうが圧倒的に便利になりそうです。

  • 現在:埼玉からは羽田空港にいくか成田空港に行くか迷う
  • 今後:埼玉方面から直通で羽田空港に行けるように

東京駅や上野駅から直通も:

加えて羽田空港アクセス線構想には東山手ルートというのもあって、こちらはJR田町駅あたりから地下に潜って羽田空港アクセス線に入る形になるとのこと。

今まで羽田空港から東京駅に出るためには東京モノレールで浜松町まで移動するか、品川まで京急で移動するルートが主でしたが、こちらのルートも同時に出来上がれば東京駅まで乗り換えなしで移動できることになります。

更にもうひとつ。

東山手ルートは常磐線への乗り入れも出来るようなので、仮に完成すれば土浦や取手、北千住駅などからも乗り換えなしに羽田空港に移動可能です。うまく行けば水戸市から羽田空港まで直通電車…なんてものもあり得るかもしれませんね。

他、構想だけならもっとある:

他、臨海部ルートという3つ目のルートを使えばお台場や新木場、千葉駅や蘇我駅といった駅からも直通で羽田空港へ移動が可能に…。

こちらは残念ながら新木場駅でりんかい線を京葉線に乗り入れさせる工事が別途必要になるので完成が少し遅れる可能性がありますが、西山手ルートなどの羽田空港アクセス線構想が実現すればこちらのルートも作られる可能性は高いと思います。

空港線はいつ頃完成するのか?

このように池袋からも大宮からも東京からも、そして千葉や茨城からも羽田空港に乗り換えなしで行ける羽田空港アクセス線。

気になる着工ですが実はまだ構想段階に過ぎません。2015年1月の産経新聞にはJR東日本の社長みずからが建設可能という意見を述べたとのことですが、オリンピックも近いというのに2016年7月現在でも構想のまま。残念ながら工事が始まってはいないようです。

JR東日本が、東京都心と羽田空港を乗り換えなしで往来できる鉄道路線「羽田空港アクセス線構想」の実現に前のめりになっている。昨年8月に構想を発表したが、これまでに社内での基礎的な検討作業はほぼ終わり、「建設は可能」と冨田哲郎社長は意気込む。

構想実現に並々ならぬ意欲を示すのは、人口減少時代でも、同社の運輸収入の約7割を占める首都圏の在来線を強化することで輸送量の増加につなげたいという狙いがある。

ボツになっているわけではなさそう:

では、羽田空港アクセス線構想がボツになってしまっているのかといえばそんなことはありません。

2016年4月20日に開催された「東京圏における今後の都市鉄道のあり方に関する小委員会」では、下記のようにしっかりとその異議と課題が議論された模様。まぁ最終的には3,200億円にものぼるといわれているその工事費を、どこまで国や自治体が負担するのかで揉めていると考えるのが妥当かもしれませんね(お金をどこが出すか決まっていないので着工できていないということ)。

【意義】

(羽田空港アクセス線の新設)

  • 羽田空港と国際競争力強化の拠点である都心や新宿、渋谷、池袋、臨海部等副都心とのアクセス利便性の向上。
  • JR東日本等の既存ネットワークとの直通運転による多方面と羽田空港とのアクセス利便性の向上。
  • 東京駅で東北新幹線等と連携すること等により、北関東等と羽田空港との大幅なアクセス利便性の向上。
  • 休止線等の既存ストックを活用することにより、全線新線整備の事業よりも早期整備が可能。

【課題】

(羽田空港アクセス線の新設)

  • 他の空港アクセス路線との補完関係を考慮しつつ、事業化に向けて関係地方公共団体・鉄道事業者等において事業計画の検討の深度化を図るべき。
  • 羽田空港国際線ターミナルへの延伸については、今後の羽田空港国際化の状況を踏まえ、検討が行われることを期待。
  • なお、久喜駅での東武伊勢崎線と東北本線の相互直通運転化等の工夫により、さらに広域からの空港アクセス利便性の向上に資する取組についても検討が行われることを期待。

完成は2030年頃?

そして着工したらすぐに羽田空港アクセス線が完成するのか…といえばそんなことはありません。

当初、東京オリンピックに向けて臨海部ルートだけは整備しよう…なんて話もありましたが、この実現も今じゃちょっと難しくなってきてしまっている感じ。現実的には東洋経済の記事にもある通り、3ルートすべてが開通するのは2030年頃が現実的でしょう。

今回この3路線は、空港アクセス関連の中で、「国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクト」として記載された。2030年ごろの整備をメドに、今後さらに関係者間で議論を詰めていくことになる。

羽田空港利用者は今後も増加:

Haneda Airport

最後に。

羽田空港の利用者は今後も増加していくようなので、現状の京急&東京モノレールだけではいつかはパンクしてしまう可能性大。先日も羽田空港の発着枠がまた増える…というニュースが出ていました。

羽田空港の国際線発着回数を増やすため、東京都心上空を飛行するルートを新たに設定することで、国と地元自治体が近く合意することが23日、関係者への取材で分かった。

都心上空の飛行は、騒音に配慮し避けてきた経緯がある。新ルートの運用時間は限定し、空港周辺で騒音対策を実施することで地元の理解を得て、大幅増便は実現に向けて動きだした。

更には2030年頃までに滑走路をもう1つ作り、合計で5本にするなんて案も出ているほど…。

そうなる前に今回紹介した羽田空港アクセス線や、蒲蒲線(蒲田と京急蒲田を結ぶ線)を作成するなどして、どうにかこうにか空港への利便性を高めてほしいものですね。JR東日本の英断に期待しましょう!*1

以上、新宿駅や渋谷駅から乗り換えなしで羽田空港にいける、「羽田空港アクセス線構想」まとめ!大宮や千葉からの直通電車も期待できそうです…という話題でした。

参考リンク:

旅行や出張に1円でも安く行きたい!という方は、下記記事もあわせてどうぞ。旅費を節約できるサービス等をまとめています。

cards.hateblo.jp

*1:蛇足ですが、不動産投資をするなら今後は東京駅周辺よりも、リニアモーターカーも通る品川駅周辺なのかもしれませんね。将来的には新幹線よりも空港へ近いかどうかが重要視されるようになっていく感じがします(詳しくはこちら)。

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