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銀行通帳に身に覚えのない引き落とし!オリコやAアプラス等、作ったことがないカード会社名義で引き落としがある場合の対処法とは?

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クレジットカードや銀行通帳の画像

『銀行の通帳をチェックしてみたら、作ったことがないクレジットカード会社名義の引き落としがあった!どうしよう、詐欺かな?』

今回はそんな身に覚えのない引き落としがあった時の対処法をわかりやすく解説してみたいと思います。

読めばきっと、どこからの引き落としかなのかが明確になりますよ。

通帳に身に覚えのない振替があった時の対処法:

まず、そんな名前のクレジットカードを作ったこともないのに、なぜクレジットカード会社名義の引き落としが私の銀行通帳にあるんだろうか?と思った時は、十中八九、あなたが契約したなんらかの引き落としだと思って間違いありません。

  • 全体の99%:過去に自分がした契約
  • 1%程度:間違いや不正の可能性

まぁ間違い&不正によって銀行口座が登録されて、勝手にお金が引き落とされる可能性もゼロではありませんが、その可能性はきわめて低いのでとりあえず自分が契約したなにかを探るところからはじめてOK。

参考までに3つほど「身に覚えのない請求の正体」をあげてみました。

不審な引き落としがあると思った方はこれらをお読みいただいた上で、自分の場合はどれにあたるのかを確認してみてください。

1.どこかでクレジットカードを作っている場合:

クレジットカードに不慣れな方にありがちなのが、自分が作ったクレジットカードの発行会社をよく認知していないがために、身に覚えのない引き落としだと慌てててしまうというもの。

不明な銀行引き落としがあったら、この可能性が一番高いでしょう。

たとえば楽天カードのように「ラクテンカード」として引き落とされるクレジットカードであればわかりやすいのですが、世の中にはそう、わかりやすいものばかりではありません。

コーナンカードやZOZO CARDならポケットカード、リーダーズカードならジャックス、JALカードだと思ったらJCBカード…などなど、クレジットカード会社代金の振替名義はクレジットカードの種類によってほんとバラバラ。

これをよくわかっていないと「なんでビューカードってところから引き落としがあるんだ?」みたいな話になり、結果、身に覚えのない引き落としがあった、どうしよう!とパニックになる流れになります。

利用明細書や保有カードの確認を:

まぁこのケースは説明するまでもなく、自分が持っているクレジットカードを一度、再確認してどこの会社が発行しているかをチェックすれば大丈夫。

その中のどれかが当てはまるか、もしくは利用明細書の金額と照らしあわせてピタリと来るものがあれば解決です(下記記事で解説しているように、クレジットカード裏面には発行会社名が必ず記載されています)。

news.cardmics.com

2.口座振替依頼をしている別のなにか:

次に多いのが、家賃、光熱費、スポーツクラブ代金、携帯電話関連の支出などなど、なんらかの口座振替依頼をしているものの引き落としです。

この際、クレジットカード会社が窓口になって口座振替(収納代行)を行っている場合には、そのクレジットカード会社の名義が銀行通帳に記帳されることに。

その名前だけを見て『こんなクレジットカードなんて作ったことないっ!身に覚えがないぞ!』と慌てふためいてしまう方が多いのです。

カード会社に電話をしてもわからない:

このケースの難しいところは、銀行通帳に印字された名前のカード会社に連絡をいれたとしても、なんの引き落としかわからないことが多い点。

『そちらでクレジットカードを作ったこともないのに、銀行口座から引き落としがあるんですがどういうことでしょうか?私の名前や住所が登録されていますか?』

そんな確認をしたところで、クレジットカード自体の発行がないわけですから調べようがありません。

こうなると銀行側に保管されている口座振替依頼用紙(口座振替契約)を確認してもらうか、金額にあたりを付けて思い出すしか無し。

参考までに各カード会社名で引き落としされがちな費用を表にまとめてみたので、どうしても思い出せない方はご確認いただければと思います。

カード会社名 引き落としされる費用
オリコ 家賃の支払いやスポーツジム契約など多数(中古車やバイクのローンも担当)
NS(日本信販) 家賃の支払いや生命保険代など多数
ジャックス フィットネスクラブ代やペット購入費など(店舗におけるショッピングローンも幅広く対応)
アプラス(APアプラス) アクサダイレクト生命保険など
SMBC スポーツジム代、家賃、家電、インテリア、塾代、エステ等のショッピングローンなど多数
ライフカード 携帯電話本体、WiMAX料金、au Webrootなど
思い出す上での手がかり:

手がかりの見つけ方はカンタン。

引き落としがはじまった時期付近に契約したものを思い出してみましょう(毎月費用が発生する定額料金系サービスを中心に思い出す)。

  • 固定費系:
    家賃、上下水道代、電気代、ガス代、フィットネスクラブ代、保守メンテナンス費用、光回線代、プロバイダ料金、各種保険代、こどもの習い事代などなど月額料金
  • 買いもの系:
    中古車、バイク、宝石、時計、家具、仏壇、リフォーム、給湯器、パソコン、家電、ゴルフクラブ、エステ代、脱毛代、学習教材、セミナー代などなどの分割払い費用

契約に使われる預金口座振替依頼書とは下記のようなものとなります(SMBCファイナンスサービス株式会社からの転載)。

SMBCファイナンスサービスの預金口座振替依頼書

SMBCファイナンスサービスの預金口座振替依頼書

そして思い当たるものがあればその月会費と引き落とし金額を照合ください。それが合致するようならその費用引き落としとなります。

3.カード会社の名義が変わった:

3つ目は保有しているクレジットカード会社の名義が変わった可能性です。

たとえば2015年の年末にはシティカードが三井住友トラストクラブという会社名に変更になったように、カード会社も合併等を繰り返して名義が変わることあり。

  • 三井住友トラストクラブ…シティカードから変更
  • ヤフーカード…ワイジェイカードからPayPayカードに変更

そのため、『ん?三井住友トラストクラブってなんだ?』と思った時でも、その可能性も踏まえて確認してもらえればと思います。

悪意のある人が勝手に引き落としをかけるのは難しい:

悪意のある人があなたの銀行預金口座から勝手に引き落としかけるためには、氏名、住所、電話番号といった個人情報だけでなく、銀行口座番号や銀行印が必要になるため、カンタンにお金を盗むことは出来ません。

そういった事情があるために、身に覚えのない引き落としがあった場合に疑うべきは家族、親族、恋人などの身近な人物のほう。

  • 第三者による不正:限りなく難しい
  • 身近な人間による不正:ありえる話

これらの人物はあなたの個人情報を正しく把握し、銀行印のありかもわかっていることが多いので、お金に困ったときに無断で契約してきてしまう可能性があるんです。

実際、親が勝手に自分名義のクレジットカードを作成&利用していたとか、家電量販店での買いものに家族名義を使った…といった事例は数しれず。

ほんとよくあることなので、家族や親族にルーズな人間がいる場合にはくれぐれもご注意ください。犯人は大抵、身近にいます。

身に覚えのない引き出しでも焦らずに:

歩行者天国を実施中の銀座

ここまで銀行通帳に身に覚えのない引き出しがあった場合の可能性について書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?

これら3つのどれにも当てはまらない場合には、あなたが口座を保有している銀行に電話をしてどの会社が引き落としをかけているのかを確認し、当該企業に問い合わせをしてもらうようにしてください。

仮に間違った請求であれば銀行側が支払いを取り消ししてくれるはずですよ(あなたが自己負担することはほとんど無い)。

以上、銀行通帳に身に覚えのない引き落とし!オリコやAアプラス等、作ったことがないカード会社名義で引き落としがある場合の対処法とは?…という話題でした。

参考リンク:

電気代やガス代などの料金を、未だにクレジットカード払いではなく口座振替にしている方は、この機会にクレジットカード払いへ変更してみてください。

支払いがひとつのカードにまとめられるので、なにかと便利&お得ですよ(詳しくは下記記事を参照)。

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