クレジットカードの読みもの

クレジットカードに関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

お金を貸しすぎて社会問題化している銀行カードローンが、即日融資をやめる方針!2018年1月以降は審査時間が伸びる可能性アリです。

f:id:cardmics:20170819194639j:plain

『口座がある、口座がない、口座がある、口座がない…でも大丈夫!』といったCMを見ない日はもう無いんじゃないか…というくらいに、テレビを付ければ耳に入ってくる銀行カードローン。

下記のように銀行カードローン経由の貸出金額は今や消費者金融経由での貸出金額よりも多くなってしまったため、あの手この手とさまざまな「自主規制」を打ち出してはいるものの、未だに貸出金額は高水準を維持している感じ(こちらより引用)。

カードローンの貸出残高は増え続け、6月末に約5兆7000億円と19年ぶりの高水準を記録。個人の自己破産申請件数も昨年は6万5000件弱に上り、13年ぶりに前年から増えた。

実際、下記のように銀行カードローンのテレビCMは従来よりも減らしてきているようですが、まだまだ多い印象が拭えないことを考えると、利用者が今後も減ることは考えにくい状況です(こちらより引用)。

  • 消費者金融:1社で月100本以内。放送時間も自主規制中。
  • 銀行カードローン:上限なし:午後5~9時はテレビ局により規制。

銀行が無担保で多額のお金を貸すカードローンで、テレビCMの本数が消費者金融を大きく上回ることがわかった。消費者金融は本数が規制されるが、銀行は規制外のためだ。多重債務の懸念もあり、銀行の中には放送を減らす動きも出てきた。(中略)

消費者金融は、貸金業法で広告の自主規制が求められている。業界ではCMを1社で月100本以下とし、午前7~9時、午後5~10時は禁止。一方、銀行もテレビ局の基準で午後5~9時は流せないが、本数の上限はない。

踏み込んだ自主規制を実施:

そのため、銀行ではさらに踏み込んだ自主規制を検討中。

時事通信によるとどうやら2018年1月頃から、銀行カードローンの大きな魅力でもあった『即日融資(申し込みをしたその日のうちに手続きが完了し、即、お金を借りられること)』を停止させる方針とのことなので、かなり本腰を入れてきたなぁという印象がありますね。

銀行業界で、個人向けカードローンなどの融資審査を厳格化する動きが広がっている。全国銀行協会は来年1月にも、個人向け各種ローンの利用者が反社会的勢力に該当しないかどうかの確認を徹底するため、警察庁の暴力団情報を使用したシステムを稼働させる。

審査強化で即日融資は事実上難しくなり、好調なカードローン事業に影響が出そうだ。

加えて家族に無断で借金ができなくなる、「貸付自粛制度」の導入も検討するとのこと(こちらより引用)。

家族からの申し出で、新規貸し出しができないようにする「貸付自粛制度」の導入も検討する。

まぁこうした取り組みを通して「お金の貸しすぎには充分に注意しているよ」という姿勢を世の中&金融庁に見せる意図があるのだとは思いますが、これなら確実にお金を貸しすぎて社会問題化していた銀行カードローンに歯止めをかけることが出来るので、良い自主規制になるのではないでしょうか?

  • 自主的に規制強化:世間&金融庁からの批判を和らげる効果あり
  • 規制強化をしない:世間&金融庁からの批判が増す可能性あり

金融庁は9月下旬に、金融行政の課題などをまとめた「金融レポート」で銀行カードローンの審査体制が不十分などと指摘する方針だ。銀行側の一連の取り組みは、事前に自主規制を打ち出して批判をかわす狙いもあるとみられる。

金融庁は、銀行が債務保証をする消費者金融に審査を依存していることを問題視しており、融資の際に顧客の収入や他の金融機関からの借り入れを考慮していないこともレポートで指摘する見通し。過剰な融資が横行すれば、多重債務者の増加を招きかねないとして改善を求める構えだ。

貸す量を減らしても本当の救済にはならない:

しかし、お金を貸す側である銀行や消費者金融が、規制等によって貸すお金を減らしたとしても、お金を借りる側に知識が足りない状態のままでは意味がありません。

確かに銀行や消費者金融の責任で借金苦に陥る方は減るでしょうけれども、お金に困った方は別の借り手や借金方法を探すだけ。

実際、消費者金融からお金を借りられなくなった人たちが、メルカリとクレジットカードを悪用して現金を手に入れていたのは先日話題になったばかりです(詳しくは下記記事にて)。

実際に必要なのはお金の教育:

そうではなく本当に必要なのはお金を借りるとはどういうことなのか…といった金融教育のほう

こういうお金についての知識をもっと広めないと、お金を貸す側がいくらその総量を減らしたとしても意味はありません(下記、ゆとりずむさんの意見に私も賛同です)。

で、あんまりよく分からずリボ払いとか使っちゃうわけじゃないですか。そんで、大量の金利が発生して『金利が高いから借金はクソ』とか言っちゃうじゃないですか。あと保険も、よく分からず適当なものに入らされて『手数料が高いから保険はクソ』とか言っちゃうじゃないですか。

でもそれは、クソな借金とクソな保険を何も分からず掴まされたのであって、必要最小限度を上手に使えば人生を大いに豊かにしてくれるものです。借金も保険も人類の考えだした叡智の結晶の一つです。

『金融リテラシー』について考えるのであれば、資産運用以上に学んでおきたいテーマのひとつです。最低限、金利の計算くらいは、みんな出来ても良いんじゃないでしょうか。

ちなみに金利計算ができない人の割合については下記記事も参考に。

ほとんどの方が複利とはなにかを理解できていないからこそ無計画にお金を借りてしまい、その結果として返済で困ることになるのです。

  • 金利を理解している:怖すぎてお金を借り続けられない
  • 金利を理解できていない:無計画にお金を借りてしまいがち

news.cardmics.com

銀行カードローンの「進化」に期待したい:

f:id:cardmics:20170622214059j:plain

話がちょっと逸れましたが、銀行カードローンが自主規制に動くことは素晴らしいことだと思うので、貸しすぎによって借金に苦しむ方が減ってくれることを願うばかり。

当サイト『クレジットカードの読みもの』でも、借金返済に困った時に読んでほしい記事を書いているので、現在、借入の返済で困っているという方は下記記事もあわせてお読みいただければなと思います。

以上、お金を貸しすぎて社会問題化している銀行カードローンが、即日融資をやめる方針!2018年1月以降は審査時間が伸びる可能性アリです…という話題でした。

参考リンク:

前述の記事と似たような内容ではありますが、下記の「貧乏から脱出するためのアイデア」についても是非、お読みください。お金にゆとりのある人生をどうぞ!

news.cardmics.com

PAGE TOP