クレジットカードの読みもの

専門家がクレジットカードや電子マネーをわかりやすく解説していくサイトです。

社会人なら理解しておきたいクレジットカードの付帯保険まとめ!ショッピング保険や海外旅行傷害保険を正しく理解しておこう。

[PR] 運営維持のため一部広告リンクを設置(詳細

空港で海外旅行傷害保険の手続きをする人の画像

今回はクレジットカードに付帯している、盗難保険や海外旅行傷害保険といった主な保険サービスをまとめておこうと思います。

これらの付帯保険は年会費無料クレジットカードにはあまり付いていませんが、ゴールドカード以上のクレジットカードであれば大抵完備されているもの。

正しく付帯保険を理解すれば暮らしや旅行において助かる場面は多いので、上手にそれらを活用するようにしてくださいね。

そもそもクレジットカードの仕組みからよくわかっていない方は、こちらの図解記事から先にお読みください。

主なクレジットカードの付帯保険まとめ:

1.盗難保険(盗難補償):

盗難保険とはクレジットカードを落としてしまったり、クレジットカードが悪用されてしまった時の損害を補償してくれる有り難い保険のこと(下記は楽天カードに付帯されてる盗難保険の概要)。

カード盗難保険について

楽天カードには盗難保険が付帯されており、カードの紛失・盗難後に不正使用された場合、弊社がその連絡を受理した日より60日前以降に発生したカード使用の被害額を保険会社の判断に基づいて免除いたします。

日本国内で発行されているクレジットカードにはほぼ100%、この盗難保険が付帯しているので、万が一、あなたのクレジットカードが不正利用されたとしても安心となります。

100万円使われても、500万円使われたとしても問題ありません。

盗難保険には適用条件がある:

ただし、クレジットカードの盗難保険が適用となるには諸条件があるので、知識不足の方は下記記事を参考にどうぞ。

  • 盗難保険への理解がある:不正利用されても安心
  • 盗難保険がよくわからない:被害額が自己負担となる場合も

しっかり理解すれば、クレジットカードの不正利用など怖いことないです。

news.cardmics.com

2.海外旅行傷害保険:

海外旅行や海外出張の際に、あなたを被害や急病から守ってくれる保険が海外旅行傷害保険。

楽天カードやエポスカードなどの年会費無料クレジットカードにも稀についていますが、多くの場合は年会費が数千円以上のクレジットカードから完備されているものと思ってOKです。

  • 年会費の安いカード:海外旅行傷害保険が付帯されていない場合も
  • 年会費の高いカード:だいたい海外旅行傷害保険が付いている

すべてのクレジットカードに付いている保険ではありません。

海外旅行の万が一を補償してくれる:

この保険を正しく理解しておけば、海外で思わぬ事故に遭遇したり、盲腸になどの急病になって急遽、入院してしまったとしても自己負担額を0円、もしくは大幅減額することが可能となります。

それによく言われる話ですが、アメリカや中国で入院したら数百万円以上の医療費を請求されることが多め

それゆえ、保険がある場合とない場合ではその後の人生を左右してしまうほどなんです。

また、海外旅行傷害保険はホテルで水漏れを起こしてしまった、小売店で展示している貴重品を壊してしまった、持っていったルイヴィトンのバッグを盗まれてしまった…などなど、様々な事故やトラブルからもあなたを守ってくれる有り難い保険。

とにかく万が一からあなたを助けてくれるので、海外旅行にいくなら海外旅行傷害保険がきちんと付帯されているカードを持っていきましょう(年会費無料カードで海外旅行保険がついているカード一覧は下記記事参照)。

news.cardmics.com

3.国内旅行傷害保険:

国内旅行傷害保険は海外旅行傷害保険の国内旅行版です。

ただこちらは海外旅行傷害保険ほど保険の適用範囲が広くないため、活用できる場面が少ない保険ともいえる感じ。

  • 国内旅行傷害保険は国内旅行時のトラブルからあなたを守ってくる保険ですが、適用範囲は広くない

JALパックやバスツアーなどのパッケージツアー参加した場合や、飛行機搭乗中に事故に遭遇してしまった場合以外は、基本的に適用されないと思ったほうが無難です。

国内ツアーによく参加する方に:

気になる補償金額は保有するクレジットカードによってバラバラ。

ただゴールドカードやプラチナカードであれば5,000万円~1億円程度の保険金が遺族に出ることが普通なので、国内旅行が好きな家庭持ちの方は、万が一の時のためにも国内旅行傷害保険付きカードを狙うようにしてください。

下記記事で紹介中のゴールドカードなら大抵、付帯していますよ。

news.cardmics.com

4.ショッピング保険:

クレジットカード払いで購入した商品に保険をかけられるのがショッピング保険。

カード会社によってはショッピングガードやお買い物保険などの名称となっている場合もありますが、どれも基本的な内容は同じと思って大丈夫です。

このショッピング保険付きのクレジットカードで買い物をした商品が盗難されてしまったり、不慮の事故などで壊れてしまった場合には保険適用となり、修理代金や買い替え費用が保険会社より支払われることになります(下記はJCBカードの事例)。

ショッピングガード保険とは?

JCBカードで購入された品物を、JCBカードでの購入日から90日間、年間最高100万円まで補償いたします(1事故につき自己負担額1万円)。

イメージするなら洗濯機やテレビを購入した時に加入できる「家電量販店の保険」みたいなものがクレジットカード払いでも適用になるって感じですね。

ショッピング保険が適用外となる商品も:

但し、ショッピング保険には自動車、自転車、パソコンといった適用対象外の商品が多く存在すること、更には適用期間が90日~180日程度…と購入直後のみがその対象となることを考慮すると、それほど利用する機会はありません。

私も過去20年以上クレジットカードを使っていますが、未だにお世話になった経験がない保険です。

5.渡航便遅延保険:

搭乗するはずだった飛行機が大幅に遅延してリスケジュールせざるを得なくなった、飛行機が夜に飛ばずにその空港周辺のホテルに泊まらざるを得なくなった…といった場合に助けてくれるのが渡航便遅延保険。

頻繁に飛行機に乗る機会がある方は、この渡航便遅延保険付きのクレジットカードを作っておくと、台風や暴風雪などで飛行機が飛ばない時にも助かることでしょう。

主にゴールドカードやプラチナカードなど、トラベルサービスが強化されているクレジットカードに付帯している保険です(付帯カードは下記記事より)。

ちなみに先日、北海道から東京に戻ろうとした際に大雪で飛行機が飛ばず、はじめてこの航空機遅延保険を申請させていただきました。

残念ながら約5,000円程度の保険金しかおりませんでしたが、クレジットカードがなければ貰えなかったお金とも言えるので感謝感謝です(その際の体験談は下記記事参照)。

news.cardmics.com

6.その他の付帯保険:

その他、現在ではもう付帯しているクレジットカードがないのではないか…という保険についても簡単に紹介しておきます。

  • シートベルト保険
    シートベルト装着時に事故にあった場合に適用される保険。
  • クレジットセイバー保険
    カード保有者が死亡した時に、その利用額を遺族に負担させない保険。

特にクレジットセイバー保険についてはそれなりに需要があった付帯保険だったんですが、悪用されるなどしてすでに廃止済み。

やはり自分が死ぬとなったら無計画にカードを使いますもんね(苦笑)。廃止は仕方ないところなのかもしれません。

スポーツ保険やゴルフ保険なんていうのも:

未だに一部のクレジットカードには付帯されていますが、スポーツをしている時に怪我をしてしまった場合の保険や、ゴルフプレー中に誰かにボールを当ててしまった時に補償される保険なども世の中には存在します。

  • スポーツ傷害保険…スポーツ時の事故を補償
  • ゴルフ保険…ゴルフ中の事故やホールインワンを補償

たださすがにそういった保険目当てにクレジットカードを選ぶ方は稀だと思うので、自分が選んだクレジットカードに付帯していたらラッキーくらいに思っておけばOK。

大切なのは入手したクレジットカードにどんな付帯保険があるかを把握しておくことですよ。

付帯保険でクレジットカードを選ぼう:

羽田空港を行き交う人達の画像

ここまで様々なクレジットカードの付帯保険を紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

うまく使えそうな保険、あんまりお世話にならないそうな保険もあるとは思いますが、どのクレジットカードを作るかで悩んでいる方は保険の有無でカード選ぶのもひとつのアイデア。

中でも旅行傷害保険や渡航便遅延保険は、飛行機に頻繁に乗る方にとって価値ある付帯保険になると思いますよ。

旅行好きな方は検討をどうぞ。

以上、社会人なら理解しておきたいクレジットカードの付帯保険まとめ!ショッピング保険や海外旅行傷害保険を正しく理解しておこう…という話題でした。

参考リンク:

付帯保険以外にもクレジットカード選びの基準はたくさんあるので、選び方がわからない方は下記記事も参考にしてみてください。

読めばクレジットカードの比較方法がわかるようになります。

news.cardmics.com

PAGE TOP