クレジットカードの読みもの

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国境なき医師団から、やや迷惑なダイレクトメールが到着。こういう郵便物はどこが費用を負担して、発送しているのだろうか?

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今日、『ダイナースクラブ会員の皆様へ』という形で、国境なき医師団のダイレクトメールが自宅に郵送されてきました。

どうやらこれ、ダイナースクラブカードを保有している会員すべてに送りつけている郵送物っぽい感じ。仮に印刷代や郵送代が1通100円かかるなら、それだけで数千万円単位の費用がかかっていることになります(日本のダイナースクラブ会員は少なくとも数十万人程度はいると思われるため)。

一体どこが費用負担しているのか?

ではこのダイレクトメール、一体どこが費用負担をして送ってきているのでしょうか?

ダイナースクラブ側の厚意や社会貢献意識から、郵送されてきたと考えることも出来ますが、個人的にはやや疑問なんですよね。

ダイレクトメール常習犯?

そこで気になったので、国境なき医師団の公式サイトにて確認してみました。

するとこの団体、名簿業者からリストを購入した上で、ダイレクトメール送付を積極的に行っていることが判明…。いや~ちょっと意外でしたが、こういう支援者獲得活動に積極的なのですね。

国境なき医師団ではダイレクトメールを送っていますか?

はい。国境なき医師団が世界各地で行っている医療・人道援助活動をご紹介し、ご理解とご支援の輪を広げるきっかけと致しまして、ダイレクトメールをお送りしております。

ダイレクトメールの個人情報はどこから入手したのですか?

ダイレクトメールを取り扱う会社の名簿を元にお送りしております。

そうなると今回のダイレクトメールも、どこかの企業が裏で…ではなく、国境なき医師団自体が直接クレジットカード会社に打診をして送ってきたと考えるほうが自然。

実際、インターネットで情報を調べてみたら、私以外にも国境なき医師団からダイレクトメールを貰ったという記事がゴロゴロと転がっていました(下記の記事は2010年の記事)。つまりは昔から、この類のDMを送信していたのでしょう。

突然「国境なき医師団」からのダイレクトメールを受けました。なんだろう?と思って開けると「寄附してくれ!」です。「私らはノーベル平和賞も受賞してるんだぞ」と高飛車な書き方です。個人情報保護が叫ばれているこの時代に、安易にダイレクトメールを発送するなんて、国境なき医師団にせよノーベル平和賞にせよ地に落ちたものです。

日本だと印象を悪化させるだけな気がします:

上記サイトは少し言葉が過ぎるかもしれませんが、確かに個人情報保護が叫ばれている時代に名簿業者からリストを購入して送りつけてくるのでは、どんなに崇高な活動をしていたとしても印象が悪くなってしまうだけなのは私も同意するところ(今回のケースでは名簿業者経由ではなく、クレジットカード会社経由)。

現に上記サイトだけでなく、他にも『国境なき医師団から迷惑メールが届いた』といった類の言葉が並んでいるページは多かったですね。かなり印象が悪い感じです。

ほんと、なぜ国境なき医師団はそこまで経費をかけてでも募金を集めなくてはいけないのでしょうか?これだと寄付を集めたとしてもそれが広報費ばかりに消えてしまうため、寄付する意味がなくなってしまいそうな気がします。

カード会社にもメリット有り:

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ちなみにこの国境なき医師団のダイレクトメールを送ることについては、クレジットカード会社にも十分な旨味がります。それはこの募金は現金振込などではなく、クレジットカード払いによって寄付される仕組みが採用されているため。

仮に毎日50円の寄付をするプランを選んだくれた場合には、指定したクレジットカードから毎月1,500円が国境なき医師団に寄付され続けることになります。言うまでもなくカードを使ってもらえば利益になるカード会社にとって、固定費の支払いに自社カードを使ってもらえるのは有り難いのですね*1

以上、国境なき医師団から、やや迷惑なダイレクトメールが到着。こういう郵便物はどこが費用を負担して、発送しているのだろうか…という話題でした。

参考リンク:

国境なき医師団からのダイレクトメールだけでなく、クレジットカード会社から最近送られてくるのは「フリーケアプログラム」という入院保険の案内もありますね。こちらは無料で加入できるという点で消費者の興味を集め、有料の入院保険に誘導するのが目的のようです。 

news.cardmics.com

*1:他にも固定料金を払うクレジットカードは、解約されにくい傾向にある…ということも、カード会社にとっては重要なようです。

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