クレジットカードの読みもの

クレジットカードに関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

地震発生時に役立つクレジットカード知識集!自宅にカードを残したまま、避難所に駆け込んでしまった場合の対処法等をまとめました。

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今回は地震発生時に役立ちそうな、クレジットカードに関する知識をまとめておきたいと思います。どのくらい需要があるかはわかりませんが、この記事が困っている被災者の方にとっての手助けになれば幸いです。

地震発生時のクレジットカード知識集:

1.自宅にカードを残してきた場合:

避難所に着の身着のままで移動したのでクレジットカードを自宅に置きっぱなしにしてきてしまったとか、倒壊した家屋の中にクレジットカードがある…といった場合、どのような対処をすれば良いでしょうか?

一番安全なのはクレジットカードの一時停止を行うこと。クレジットカード会社に連絡をいれれば自分が保有しているクレジットカードを買い物等で使えなくすることができるので、心配な方はこちらを行うようにしてください(緊急連絡先は下記よりどうぞ)。

電話が使えない状態の時は:

『いやいや、携帯電話の充電も切れてしまってるよ』とか、『携帯電話の電波が届かなくなってしまっていて連絡が取れない』といった場合には、もうそのまま放置してしまってOK。

…というのもクレジットカードには盗難保険と呼ばれる、万が一盗まれたり悪用されてしまった時の補償がしっかりと付いているので、後日、この保険を使って被害額を0円にすることも可能だからです(詳しくは下記記事にて)。

この保険を正しく申請すれば、仮に100万円の不正利用をされたとしてもあなたの自己負担は0円で済むので大丈夫。

被災時に大事なのはクレジットカードを不正被害を心配することよりも、ご自身の安全を確保することですよ(間違っても倒壊しそうな家屋の中でクレジットカードを探すことだけはおやめください)。

2.被災して無職になってしまった場合:

自分だけでなく会社も被災して無職になってしまった…という場合はどうすべきでしょうか?

これについては正直、答えらしい答えはありません。クレジットカードを利用する上での決まりでは、すぐにでもカード会社に連絡をして無職になってしまったことを伝える必要性がありますが、これをしてしまうと最悪の場合、クレジットカードの没収となってしまう可能性もゼロではないためです*1

そのため、しばらくしたら仕事を見つけられそうだ…という方は、敢えてカード会社に連絡をしなくても良いと私は思います。前述のように厳密には「利用規約違反」にあたる行為ですが、被災された方はそんなことを気にしている場合でもないと思うので、まずは自分の生活を維持できる方法を優先してもらえばOKです。

3.収入がなくなって返済できなくなった場合:

被災により無職になり、収入がなくなってしまった。クレジットカードやキャッシングの返済が出来そうもない…という場合は、とにかくカード会社に相談をするところからはじめてみてください。

普段から一括払いのみを利用しているという方であれば、リボ払い等に切り替えるリスケジュール(返済計画を作りなおすこと)を行うことで、返済ができる場合もあるためです。

もちろんリボ払い&分割払いを利用すれば通常、金利手数料等の余分な費用が発生してしまいますが、被災証明書などがあれば金利負担すらも猶予してくれるケースもあるので、とにかく相談をすることが大事。特に大手カード会社であれば人道的に支援してくれるところも多い傾向にありますよ。

被災者は優遇金利でローンが借りられることも:

加えてクレジットカード会社によっては緊急時用の特別ローンを貸し出してくれるところも(こんな感じのローン)。

家を修理するお金が必要、車を買い換えたい…などなど、被災してしまってお金に余裕がない場合には、そういった被災者向けに優遇金利を適用してくれるローンがないかどうかも探してみてくださいね。

4.住宅倒壊により郵送物が届かない場合:

住宅倒壊や崖崩れ等による孤立化などで郵便物が届かない状況になってしまった方は、郵便局に転送届を出して避難先や仮設住宅などへの転送をするのもお忘れなく。

特にクレジットカードの利用明細書などは、不正利用がないかどうかのチェックをするためにも必ず目を通しておきたい郵便物です。被災後、1ヶ月程度であれば確認しなくてもどうにかなりますが、それ以上ともなると盗難保険の適用期間の都合上で思わぬ落とし穴にハマってしまうこともありえます*2。面倒臭がらずに確実にチェックしておくようにしてください。

尚、最近ではどこのクレジットカード会社でもインターネット明細が整備されていますので、スマホやパソコンからでも明細書の確認は可能です。被災地の電力&携帯電波等が安定してきた際には、併せて利用してもらえればと思います。

カード会社も門戸を開いている:

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最後に。

カード会社によっては今回発生した熊本地震に対して、すでに『どんどん相談してくれ』というリリースをしているところも出てきています。

JCBでは、被害を受けられたJCBカード会員の皆様からのカード紛失やご利用代金に関するお問い合わせ・ご相談、JCB加盟店の皆様からのお問い合わせ・ご相談を承っております。被害によりお困りのことがございましたら、以下へお問い合わせください。

平成28年熊本地震により被害を受けられた地域の皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。被害を受けられたカード会員さま、ご加盟店さまからのお問い合わせ、ご相談を以下にて承っております。お困りの事がございましたらお問い合わせください。皆さまの一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

こんな感じでカード会社は決して、あなたの敵となる存在ではありません。

クレジットカードを紛失してしまったという場合から、返済ができないというケースまでなんでも、電話をかけられる状況にあるのであればとにかく、カード会社に電話をして解決先を探してもらえればなと思います(残念ながらごく一部のカード会社では、返済を急かすなどの被災者に冷たい態度を取るケースもあるようです)。

以上、地震発生時に役立つクレジットカード知識集!自宅にカードを残したまま、避難所に駆け込んでしまった場合の対処法等をまとめました…という話題でした。こちらの記事も引き続き、追記等を加えることで、少しでも多くの被災者の方を救えるような記事にしていきたいと思います。

参考リンク:

クレジットカードを利用した熊本地震への寄付については下記記事に詳しくまとめてあります。100円からでも寄付は可能ですよ。

news.cardmics.com

*1:記事内容の信ぴょう性はわかりませんが、こちらの記事によると東日本大震災で被災された方が、クレジットカード会社への住所変更を申し出たところ、1社、無職になってしまったことを理由に強制解約となってしまったようです。このように被災者だから人道的にもカードが没収されることはないだろう…と思っていると、カード没収という最悪の事態になる可能性もあるのでご注意ください。

*2:誰かにあなたのクレジットカードを不正利用された場合、その発見が遅くなってしまうと保険の申請ができなくなってしまう可能性が出てくるためです。

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