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MFクラウド会計、freee、弥生会計オンラインのどれがおすすめ?シェアや利用料金等で人気のクラウド会計ソフトを比較してみた。

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今回はMFクラウド会計、freee(フリー)、弥生会計オンラインといった、株式会社や有限会社などの法人向けクラウド会計ソフト3つを比較した記事を作ってみたいと思います。

どの会計ソフトを使うべきかで迷っている…という経営者の方は是非、この記事を読んでその参考にしてみてくださいね(おすすめのクラウド会計ソフトを紹介&よくある質問に答えている記事は下記を参照)。

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クラウド会計ソフトの利用者数&シェアまとめ:

まず、クラウド会計ソフトを選ぶ上で重要な利用者数を比較してみたいと思います。

やはりこの先も継続して使っていくことを考えるなら、ある程度は利用者がいないとサービスそのものの存続性が疑われてしまうので、利用者数やシェアは高いに越したことがない数値だと言えますね。

freee(フリー):

クラウド会計ソフト業界最大手のfreee(フリー)利用者については下記の記事を参照に。2015年11月時点で株式会社などの法人、個人事業主を含めた約40万の事業者がfreeeを利用しているようです(こちらから引用)。

freee 株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:佐々木大輔、以下 freee ) が運営するクラウド会計ソフトシェアNo.1(※2)の「クラウド会計ソフト freee」は有効事業所数が10月末時点で40万を突破いたしましたことをお知らせします。

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さすが業界最大手だけあって多い利用者数ですよね、これ。

これほどの利用者がいれば今後も安定したサービスや機能強化が期待できますし、加えて最近ではベンチャーキャピタルなどからの資金調達も活発化しているようなので、株式上場も視野に入っていると思われます。

反面、後述する2位のMFクラウド会計の追い上げが凄いので、freeeがいつまで業界1位でいられるかは微妙になってきました。今後、どこまで踏ん張れるかに期待です。

MFクラウド会計:

MFクラウド会計やMFクラウド確定申告などの会計ソフトを利用している方の総数は2015年8月現在で40万になるようです(こちらより引用)。

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株式会社マネーフォワード(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO 辻庸介、以下当社)が運営するクラウド型会計ソフト『MFクラウド会計・確定申告』は、ユーザー数40万突破、導入会計事務所数も1,200事務所を突破いたしましたことをお知らせいたします。

数字だけを見ればfreeeより多いような印象がありますが、freeeは有効事業者数、MFクラウド会計やMFクラウド確定申告はユーザー数の比較になるので、有効数で考えるとfreeeのほうが未だに上な感があります。

ただ実数としてはそれほど大きな差がなくなってきている&MFクラウドのほうが成長力があることを考えると、勢いはMFクラウド会計のほうが上かもしれませんね。

また、MF(マネーフォワード社)では家計簿アプリも提供しているので、家計簿を付けながら経費の仕分けもしたいという方にもおすすめ。総合的な家庭のお金管理ができるようになります。

弥生会計オンライン:

弥生会計オンラインについては2015年7月にリリースがはじまったばかりのクラウド会計ソフトなので、現在の利用者数についてはいても10万人以下という感じかと思われます。

ただ弥生会計はパッケージソフトで高いシェアを誇る企業なので、利用者数が少ないからといって開発が鈍るとか、セキュリティが甘くなるといったようなことはありません。むしろ会計ソフトそのものの使い勝手でいえば、新興企業であるfreeeやMFクラウドよりも上かもしれませんね。

利用者はまだまだ少ない:

尚、やよいの白色申告オンラインについてはちょっと古いですが、2014年3月に1万ユーザー突破というリリースが出ています(こちらから引用)。

業務ソフト「弥生シリーズ」を提供する弥生株式会社(本社:東京都千代田区、代表者:岡本 浩一郎、以下 弥生)は、クラウド申告ソフト「やよいの白色申告 オンライン」の利用者数が、3月10日(月)に10,000ユーザーを突破したことを発表します。同サービスは、2014年1月14日のサービス開始後からわずか2か月で、利用者数が10,000ユーザーを突破しました。

このやよいの白色申告オンラインに加え、やよいの青色申告オンラインも加えて考えたとしてもだいたい10万ユーザーくらいが現実的な数字でしょうか。やはりfreeeやMFクラウド会計と比べると、クラウド会計ソフトのジャンルでは見劣りがする利用者数だと言えそうです。

クラウド会計ソフト業界のシェアは:

これらの情報をまとめると、2017年現在のクラウド会計ソフトのシェアとしては1位がfreee、2位がMFクラウド会計シリーズ、3位が弥生会計シリーズやネットde会計…といったあたりかと思われます。

2014年の状況から考えると、MFクラウド会計シリーズの伸びが目立ちますね(このあたりの統計によると、2014年の頃は業界4位か5位あたりだった)。

今後もこの3ソフトが中心になってクラウド会計ソフトが盛り上がっていくはずなので、継続して会計ソフトを使っていきたいと考えるのであればこの3つの中から選ぶのが無難。

更にシェアだけに絞って考えるなら、現状だとMFクラウド会計かfreeeのどちらかを利用するのがおすすめだと言えそうです(その他、クラウド会計ソフトのシェア率をもっと知りたい…という方は、下記記事も参考に)。

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家計簿ソフトとしてのマネーフォワードは350万突破:

クラウド会計ソフトの統計データではありませんが、MFクラウド会計を運営しているマネーフォワード社の家計簿アプリ利用者数は2016年2月に350万を突破(詳細な記事はこちら)。やはりクレジットカードや銀行通帳と連動させることでカンタンに家計簿ができることが人気の背景にあるようですね。

今後も企業会計、個人事業主の青色申告、家計簿…と、すべての面で利用者数は増えていくと思うので、今や事業の継続性のほうが心配なのではなく、逆に急成長すぎることによるサービス低下のほうを心配したほうが良いのかもしれません。

クラウド会計ソフトの利用料金の比較:

Tax Return

次にMFクラウド会計、freee(フリー)、弥生会計オンラインの3つの利用料金を比較してみたいと思います。

基本的にはどれも似たり寄ったりの金額で利用できるので、会計ソフト選びをするなら料金で選ばずに使い勝手で選んだほうがいいかもしれません。

利用開始に必要な入会金は?

まず、クラウド会計ソフトを利用開始するために必要な、契約金やソフト購入代金などについては3つとも0円です。入会金、導入費、インストール料金などなど、いろいろな言い方があるこれらの言葉ですが、そのどれもが0円なので安心してテスト導入してもらえればと思います。

  • MFクラウド会計:入会金0円、販売価格0円
  • freee(フリー):入会金0円、販売価格0円
  • 弥生会計オンライン:入会金0円、販売価格0円
必要なのは月額料金のみ:

ではこれらのクラウド会計ソフトを使う上で必要な費用にはどのようなものがあるのでしょうか?それは月額料金、これだけです。

だいたい3つとも1,000円弱から2,500円程度の月額料金が設定されているので、『月額負担は少ないほうがいい!』という方はMFクラウド会計やMFクラウド確定申告を、ちょっと高くても安心がほしいという方は弥生会計オンラインを選ぶと良いかもしれません(下記表は2016年1月現在の料金)。

比較項目 月額費用 年払い
MFクラウド確定申告 個人800円(税抜) 8,800円(税抜)
MFクラウド会計 法人1,980円(税抜) 21,780円(税抜)
freee(個人事業主&法人) 個人980円(税込) 9,800円(税込)
法人1,980円(税込) 19,800円(税込)
やよいの白色申告オンライン なし 8,640円(税込)
やよいの青色申告オンライン なし 12,960円(税込)
弥生会計オンライン なし 28,080円(税込)

尚、MFクラウド確定申告、freee(上の金額)、やよいの白色申告オンラインややよいの青色申告オンラインは個人事業主向けです。株式会社や有限会社の経営者はMFクラウド会計や弥生会計オンラインの金額をチェックするようにしてください。

また、MFクラウド会計には更にサポートや機能が充実した「ベーシックプラン」というものが用意されいるので、企業形態によっては月額料金がもう少し高くなります(年間32,780円税別)。

税理士指定の会計ソフトよりかなり安い:

このようにクラウド会計ソフトの利用料については、税理士側が用意してくる会計ソフト(TKCや勘定奉行)の利用料金と比べるとかなり安くなるはず。

反面、パッケージ版のやよいの青色申告や弥生会計をバージョンアップしないで使っている方からすると、若干の負担増にはなるかもしれません。それでもクラウド会計ソフトを使えば会計処理にかかる時間が減る分だけ、総合的な支出は減ることになりますよ。

  • 負担が増える場合でも、経理にかかる時間が削減できることを考えるとクラウド会計ソフトの利用メリットは大きい。

『いやいや、自分は手間よりもソフト利用代が安いほうがいい…』という方は、何年もアップデートしなくても使い続けることができる、パッケージ版の会計ソフトを購入するのもおすすめですね(税制が変わっても自分で対処できる方向け)。

やよいの青色申告 17 通常版 <消費税法改正対応>

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白色申告をするなら弥生でOK:

今回紹介した法人向け&個人事業主向けのクラウド会計ソフト会社のうち、白色申告をしている方を対象にしたソフトを提供しているのは弥生のみです。

そのため、『自分の事業は小規模だから、ラクに確定申告できる白色でいい』という方は、こちらのソフトを使うのがおすすめ。これならただでさえ楽な白色申告が、更にカンタンになりますよ。

クラウド会計ソフトの評判&満足度:

"I WILL DO UR TAX RETURNZ LATR. NEED NAP NAO..."

最後にMFクラウド会計、freee(フリー)、弥生会計オンラインなどの評判や利用者の満足度についての情報をまとめておきます。ご覧いただければどれだけ多くの方がクラウド会計ソフトに満足しているかがわかりますよ。

freee(フリー)の評判&満足度:

最大手freeeの満足度についてはこちらのリリース通り。実に96%の方がfreeeを継続して利用し続けたいと回答しているようです。

【2015年確定申告期アンケート調査結果概要】

クラウド会計ソフト freee は1年に渡る確定申告向け機能改善の結果、大変多くのユーザーに満足頂き、96%もの方が来年もfreee を使いたいと考えていることが明らかになりました。特に好評を頂いている点は「簡単さ」「手厚いサポート」で、チャットサポートの利用率は半数を超えています。

私も実際にfreeeに登録して利用してみましたが、クレジットカード明細や銀行帳簿との連携がスムーズに行くだけでなく、チャットサポートなどもすぐに返答が戻ってきたので好感触でした。これだけのサポート&機能があれば確かにほぼ100%の人が継続利用したいと答えるのも納得ですね(freeeには無料版があるので、気になる方はダウンロードして試しにどうぞ)。

MFクラウド会計の評判など:

MFクラウド会計やMFクラウド確定申告の満足度に関する統計データを探してみましたが、こちらは今のところ実施されていないようで見つからず。

変わりに同社が運用しているマネーフォワード(MF)という家計簿ソフトの満足度調査が出てきたので、参考までに紹介させていただきます(こちらより引用)。

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全利用者の満足度が90.7%、プレミア会員(有料会員)の満足度が97.2%、自動取得機能に関する満足度98.4%と総じて高い感じ。

特にお金を払ってマネーフォワードを利用しているプレミアム会員の満足度の高さが目立ちますね。要するに「お金を払う価値があるソフト」ということを表している数字です。

私の満足度は95点くらい:

尚、私自身はMFクラウド確定申告を利用していますが、今のところの満足度は95点くらい。一部、売掛金や買掛金を入力するのが面倒だな…と感じるところがあるくらいで、その他の機能やサービスについては超が付くくらいに満足しています。かなりおすすめですよ。

弥生会計オンラインの満足度:

弥生会計オンラインややよいの青色申告オンラインの満足度については、現状ではサービス開始直後ということもあり明確な統計データは存在しないようです。

ただ弥生といえばパッケージ版の会計ソフトの雄。ここのソフトの満足度が低いということは通常では考えられないので、ブランドや歴史を大事にするという方はこちらを選択するのがおすすめかもしれません。

サポートセンターの満足度は高い:

ちなみに唯一見つけることが出来た統計データとしては、弥生会計のカスタマーサポートにおける満足度です(こちらより引用)。

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これを見る限りカスタマーサポートの満足度は異常なまでに高いといえるので、仮に弥生会計オンラインややよいの青色申告オンラインなどで使い方がわからなくなった時のサポートについては安心しても良さそうな感じですね。

なぜここまで満足度が高いのか?

freeeやMFクラウド会計といったクラウド会計ソフトはなぜ、ここまで満足度が高いのでしょうか?これはMFクラウド会計のアンケート結果のひとつ、「金融関連サービス自動取得機能に対する満足度」が98.4%もある点が、その理由になりそうな気がします。

やはり従来の会計ソフトは経費支出を1つ1つ、手入力していかなくてはいけなかったものが、クラウド会計ソフトであれば自動で入力が終了してしまう…ということが大きい模様。私の中でもとにかくこの機能への満足度が高いので、結果としてこんなにも高い満足度になったのでしょう。

クラウド会計ソフトのQ&A:

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ここで参考までにクラウド会計ソフトを比較する上で役立つQ&Aを作ってみました。もっと詳しく知りたい…という方は是非、参考にしてみてください。

Q.正直、どれが一番おすすめ?

freee、MFクラウド会計、弥生会計オンラインのどれが一番おすすめか?個人的な見解を言わせていただくと、私はMFクラウド会計が一番いいかな…と思っています。

理由としてはfreeeは少し、会計知識がある方には優しすぎる使い勝手になっている点、弥生会計オンラインはまだオンラインサービス自体がはじまって日が浅いという点がネックになっているように感じました。

その点、MFクラウド会計は株式会社や有限会社といった企業会計にのみ特化した会計ソフト。税の知識が豊富な経理担当者にとってはシンプルなほうが使いやすいはずなので、こちらを推したいなと思います。

Q.月額会費を払ってまで使う価値はある?

月額の会費を払ってまでクラウド会計ソフトに乗り換える価値があるかといえば、これはもう絶対にあります。

なぜなら経費等の入力を自動化することができれば、経理担当者の人件費を削減することが可能になるため。会社経営において一番高い支出は言うまでもなく人件費なので、その人件費をすこしでも減らせる可能性があるからどんどん月額会費を払っていくべきだと私は思います。

実際、クラウド会計ソフトを導入したら記帳作業が一気に減り、経理担当者を減らすことが出来た…という企業も多い模様。小さな株式会社であれば経理業務を担う社員を雇わずに社長ひとりで記帳までしてしまうことも可能になるので、会社経営の立て直しにもこれらの会計ソフトは役立ちますよ(どれだけ楽になるかは下記記事を参照)。

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Q.税理士が導入を嫌がるんだけど?

自社の顧問税理士がMFクラウド会計やfreeeを導入するのに反対している…というケースも多いみたいですね。

彼らにとってはTKCや勘定奉行、JDLといった高いソフトウェアを使ってもらうほうが収入が多いということもありますが、それ以外にも単純に「クラウド会計ソフトの使い方がわからない」ということもありそうな感じ。

特に50代、60代といった世代の税理士&公認会計士だと新しいソフトの使い方を覚えるのはひと苦労なので、使い慣れた会計ソフトを使い続けてほしいという意向があるのでしょう。

税理士のために時間を無駄使いする必要性はない:

しかしだからといってクラウド会計ソフトの利用を諦めるのはまた違いますよね。いわば税理士のために無駄な時間を使うことになってしまっては本末転倒なので、もし自社が委託している税理士がこういったソフトへの切り替えに対応できないなら思い切って税理士の変更も視野にいれてみてください(税理士探しはこちらなどで)。

  • 税理士を変えない場合:従来の面倒なソフトを使い続けることに
  • 税理士を変える:経理業務が一気に合理化し、経理担当の人件費も削減

加えてJDLやTKC、勘定奉行といったソフトはクラウド会計ソフトよりも月額費用が圧倒的に高いものなので、そういった意味でも会社経費の削減につながりますよ。経理担当の社員を減らすことも出来れば、年間100万円以上の固定費削減も夢ではありません。

クラウド会計ソフトで経理負担を減らそう:

Tax

ここまでMFクラウド会計、freee(フリー)、弥生会計オンラインの3つを比較してきましたがいかがでしたでしょうか?クラウド会計ソフトの導入に際しては下記の記事も参考になるので、併せて目を通してみてくださいね。

以上、MFクラウド会計、freee、弥生会計オンラインのどれがおすすめ?シェアや利用料金等で人気のクラウド会計ソフトを比較してみた…という記事でした。

参考リンク:

クラウド会計ソフトを使うのであれば、法人向けのクレジットカードとの相性もバツグンです。支払いをどんどん現金払いからカード払いに切り替えて、経費入力作業を劇的に楽にしてもらえればなと思います(法人カードについては下記記事参照)。

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