クレジットカードの読みもの

クレジットカードに関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

クレジットカード払いをすると嫌な顔をされたり、お店に『カード払いでも大丈夫ですか?』と遠慮しがちに尋ねる現状についての雑感。

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居酒屋やレストランでの支払いの際に、私がよく店員にいう『カードでも大丈夫ですか?』という言葉。

特に個人経営っぽい居酒屋やレストランでは、つい、このような遠慮を含んだ言葉で店員にクレジットカード払いでも大丈夫かどうかを尋ねてしまうわけですが、これって自分で言いながらもちょっと変な遠慮だなと思うことがあるんですよね(その辺の事情は下記の記事にて)。

そこで今回は雑談がてら、こういった店舗への「配慮」や、クレジットカードを使う時に店長から嫌な顔をされることについての雑感を書いてみたいと思います。

この状況を乗り越えてこそ本当の意味で日本が現金社会から卒業することができる時が来ると思うので、カード払いを普段から利用しているという方は是非、読んでみてくださいね。

個人商店はカードを使われたくはない:

私がまず、つい、遠慮しながらもカード払いが使えるかどうかを店員に尋ねる背景には、クレジットカード払いをするとお店の利益を削ってしまうから…という配慮があります。

例えば1万円の飲食代金を現金払いとクレジットカード払いでするときでは、お店の利益としては下記のように差がつくことに…。つまりお金を払っている私達からするとどちらも同じ1万円なんですが、お店からするとクレジットカード払いを使われた分だけ損してしまう…と考えることもできるんです。

  • 1万円を現金払い:1万円がそのままお店の収入
  • 1万円をカード払い:約9500~9700円がお店の収入に。しかも入金も遅い。

だからこそ『カードでも大丈夫ですか?』とお店に配慮しつつ、クレジットカードを出すというのが、個人経営の居酒屋やレストランでは常になっている…というわけ。

まぁ大手居酒屋では気にせずクレジットカード払いを使いますが、個人商店だと店舗経営者の顔が見えるだけについ、遠慮してしまうのですね。

カード払いを使うのが普通になればいい:

では、この状況を改善(?)するためにはどうすればいいか。私が思うにそれは大きくわけて2つあると思います。

1つ目はクレジットカード払いの利用率があげること。現在、民間最終消費支出におけるクレジットカード払いの比率はわずか15.4%、だいたい7回に1回程度分しかクレジットカードが使われていない状況があります(こちらより引用)。

民間最終消費支出*に対するクレジットカード決済比率は約15.6%にすぎません。

こんな感じで滅多にクレジットカードを使う人がいないからこそ、クレジットカードを使う人間=お店に損害を与える人間として捉えられがちになってしまう状況がある(場合によっては嫌な顔をされることも)。

だからこそこの比率がもっと高まり、クレジットカード払いを使う人が増えていけば、ごくごく普通の客としてお店側から敵視されずに済む…というのが1つ目の解決策ですね。

  • 現状:カード払いを使う人が少ないからこそ、カード払いの手数料負担が目立つ
  • 理想:カード払いを使う人が増えれば、カード払いの負担は当然となる

加盟店手数料ももっと下げられる:

2つ目はクレジットカードの加盟店手数料(お店がカード会社に支払い手数料)の料率がもっと下がること。アメリカのように2~3%程度まで加盟店手数料が下がることになれば、クレジットカードを使われる側のお店も負担として捉えなくなるのではないか?という話です。

まぁこの辺の流れは日本でも顕著になってきて、最近だとモバイル決済と呼ばれるクレジットカード決済を導入すれば加盟店手数料は3.25%程度で済むようになってきました。

もし現在、クレジットカード会社やカード決済代理店と契約を結んで5%程度の手数料を払っているという店舗経営者の方は、この機会に乗り換えも検討してみてください(詳しくは下記記事にて)。

news.cardmics.com

大手居酒屋で使いやすい理由は手数料が安いから

尚、大手居酒屋やレストランチェーンで私がクレジットカード払いを堂々と使える背景には、こういった大手は加盟店手数料が低いということがあります。個人商店の加盟店料負担よりも少ないからこそ、クレジットカード払いを遠慮なく使えるのですね。

  • 個人経営のお店:加盟店料率が高いので申し訳ない
  • 大手チェーン店:加盟店料率が低いので堂々と使える

アメリカではカード払いで嫌な顔をされたことがない:

私がアメリカに住んでいた頃…といってももう15年近くも前の話ですが、当時、アメリカでクレジットカード払いを使おうとした時に嫌な顔をされたことはありませんでした。

これはやはりクレジットカード利用率が現金払い利用率も高いこと、クレジットカード加盟店手数料が低いことがその理由のように思いますが、実際のところはどうなんでしょうね。機会があればアメリカ人の店舗経営者に対し、カード払いをされることはどんな気分なのかを聞いてみたいと思います。

クレジットカード払いが敵視されない環境に:

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終わりに。

インターネット上の某巨大掲示板でも『クレジットカードを使うやつは敵だ!』みたいな論調を見ることがあります。私が普段からお世話になっている、はてなブックマークでも似たようなコメントをもらうことも多いので、世の中の店舗経営者からすればクレジットカード払いは今のところまだ、迷惑な存在でしかないのかもしれません。

しかし、私がこのサイト「クレジットカードの読みもの」を運営することで少しでもみなさんのクレジットカードに対する理解度が深まり、結果としてクレジットカード利用率を高めることができたら、そんな素晴らしいことはありません。

人によってはクレジットカード社会なんてゴメンだ、現金払いが一番だから今のままにしてくれ…という意見もあるのもわかりますが、時代は徐々にキャッシュレス社会になりつつある状況。

そう考えると、日本も韓国ほどはやりすぎですが、アメリカやイギリスといった世界標準にあわせてもう少しはクレジットカード社会にしていくべきなんだろうなと思います(下記は国際的なカード決済比率)。

  • 韓国:クレジットカード等が62%
  • イギリス:クレジットカード等が29%
  • アメリカ:クレジットカード等が47%

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以上、クレジットカード払いをすると嫌な顔をされたり、お店に『カード払いでも大丈夫ですか?』と遠慮しがちに尋ねることについての雑感でした。

引き続き日々、クレジットカードの最新情報や基礎知識などを発信していきたいと思いますので、クレジットカードに興味があるという方はこの機会にブックマークをするなどしてまた読みに来てくださいね。

参考リンク:

はじめてクレジットカードを作ろうと思う…という方は、下記記事も参考にどうぞ。カードを作ったことがない方のための基礎知識や、おすすめカードなどを紹介しています。

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