クレジットカードのグレードの中でも、最高峰に位置するブラックカードの年会費は総じて10万円以上。一般的なクレジットカードの年会費が数千円、ゴールドカードでも1万円ちょっとであることを考えると、すごい年会費ですよね。
- 一般的なカード:年会費1,000円~3,000円程度
- ゴールドカード:年会費1万円ちょっとが多い
- ブラックカード:年会費だけで10万円以上
これ…まぁ普通に考えれば年会費10万円なんて、たとえブラックカードであっても払う価値ないんじゃないの?って思いますよね。そんな大金があったら、別のところで使いたいというのが当然というものです。
そこで今回はブラックカードの年会費って元が取れるのだろうか?という疑問を、各種サービスを紹介することで、ざっくりと解決していってみたいと思います。これを読んでいただいたら、なるほど、確かに会費を払うだけの価値があるのかも…と思ってもらえること、間違いなしですよ。
ブラックカードのサービスって無数にある:
まず、ブラックカード保有者を対象とした特典やサービスというのは、みなさんが想像しているよりも無数に存在。
年会費無料で持つことができるクレジットカードと比較すると、たぶん100倍くらいサービス数に違いがあるんじゃないかというくらい、日常生活から旅行、万が一の時に至るまで幅広く用意されている状況です。
サービスすべてを認知することは出来ない:
そのため、ブラックカードのすべてのサービスを認知しているという方は、ブラックカード保有者の方でもまず居ない可能性大。
まぁ私はクレジットカードマニアなので、趣味がてら、どんなサービスや特典があるかまでしっかり目を通してはいますが、普通の方ならそのすべてを把握するのは非常に難しいと思います。
センチュリオンカードの冊子ガイドは100ページ以上:
実際、ブラックカードの最高峰といわれているセンチュリオンカード*1の特典・サービス案内を見てみると、サービスの紹介だけで40ページありました(苦笑)。他にも保険の案内や規約などの冊子を加えると合計100ページはある感じ。
- センチュリオンカードの冊子は100ページ以上
それに特典として使えるホテルや航空会社の専門冊子を加えると、大げさではなく、その10倍の1,000ページくらいに(ファイン・ホテル・アンド・リゾートなど)。
もはや、どこのホテルや旅館が優待サービスの対象になっているかは数が多すぎて、その都度、電話でオペレーターに対して問い合わせをするか、冊子を開かないとわかりません(たぶんオペレーターですらその全貌を把握できていないはず)。
サービス内容はとんでもなく手厚い:
それだけ無数にあるのだから、各サービス内容は大したことがないんじゃないかと思われるかもしれませんが、ブラックカードではそれぞれ、普通ではありえないようなサービスを受けることも出来たりします。
例えば特定航空会社のみではありますが、航空会社のチケット購入でビジネスクラスが自動的にファーストクラスになったりするなど、1回のチケット購入だけで年会費の元を取ることも可能なケースも。
他にもブラックカードを通すことで普通では予約することが出来ない会員制ホテルの予約ができる場合や、ブラックカードを持っているというだけで一見さんお断りの料亭を予約することだって可能です。
このように手間なくそれらの施設やサービスが利用できるという意味では、使い方次第で年会費以上の価値をブラックカードに見出すことは可能なのです。
高級レストランの優待サービスだけで私は元を取る:
私は現在、3枚のブラックカードを取材の意味も含めて保有していますが、このブラックカードの年会費はだいたい、高級レストランの優待サービスで浮いたお金分だけで回収することができています。
割引対象となる店舗も豪華で、銀座の有名寿司店から赤坂のフレンチ料理店まで、様々なお店のコース料理が最大半額に食べられるのはブラックカード様々…といったところ。外食好きな方には貯まらないサービスになると思いますよ。
無料で加入できる保険内容も手厚いです:
またブラックカード保有者であれば無料で加入することが出来る保険も手厚いです。ゴルファー保険やホールインワン保険、スキー時に板を盗まれてしまった時の保険から弁護士費用の補助まで、こちらも至れりつくせり*2。
あまりにも保険が多岐にわたっているため、なにか身の回りで問題が発生した後にブラックカードの保険ガイドをめくってみたら、『ああ、これも保険対象だったのか!』みたいなことすらあるかもしれません。
もはやなにかに困ったら専門家に相談…ではなく、ブラックカードのサポートデスクに相談したほうが早いですよ。
年会費の元が取れるかどうかは利用頻度次第:
こんな感じでブラックカードって、ほんとびっくりするくらいサービスが充実しているもの。
そのため、ブラックカードの年会費の元が取れるかどうかというのは、それらのサービスを日々利用するかどうか次第ってことですね。
- サービスを活用した場合:ブラックカードの年会費は安い
- サービスを使わない場合:年会費を払う価値はない
仮にサービスや保険を徹底的に使い倒した場合には、年会費なんて気にならないくらい安いものに感じられると思いますし、反対にサービスを一切使わなければ、ただの無駄遣い以外のなにものでもありません。
以上、ブラックカードを持つために、10万円以上も年会費を払う価値はあるのか?普通なら会費の元が取れるか、心配になりますよね…という疑問を解決する記事でした。
参考リンク:
引き続きこのサイト『クレジットカードの読みもの』では、ブラックカードの詳細について少しずつ紹介予定。興味がある方は下記のブラックカードカテゴリを、定期的にチェックしてみてくださいね。
センチュリオンカードからJCB THE CLASSまで、様々なブラックカードのサービス内容や入手方法を書いていきますよ。