クレジットカードの読みもの

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2018年のクレジットカード業界予測!東京オリンピックまでにキャッシュレス社会を実現させたいなら、今年がラストチャンスです。

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2018年の今年も恒例となっている、クレジットカード業界予測を仕事はじめである1月4日付けで行ってみたいと思います。

昨年の予測はどうだったのか、そして2018年のクレジットカード業界はどうなるのか、興味がある方は是非、ご覧ください。

2017年予測の答え合わせ:

まずは2017年の1月1日に行った、クレジットカード業界予測の答え合わせから。

これがまぁ、見事にハズレにハズレたため、今年はもうこの業界予測をするのをやめようかな…なんて思ったものですが、一応、自分への戒めの意味も込めて確認していきたいと思います。

1.クレジットカード関連銘柄の株価急騰

私の予測では2017年、クレジットカード関連銘柄が高騰するんじゃないか…と思っていたんですが、こちらは見事に大外れ。鳴かず飛ばずのまま、ヨコヨコの展開といった銘柄が多かったように思います。

例外としてはポケットカード株式会社。当サイト『クレジットカードの読みもの』でも常々、ポケットカードはどこかの企業の買収される可能性が高いとしていましたが、これが見事に的中。

株価が2倍近くに跳ね上がったので、信じてくれた方ならかなり儲かったんじゃないんでしょうか?私もお陰様ならが100万円単位の売却益が出ました()。

2.JR東日本以外の鉄道会社がSuicaを採用

次にJR東日本以外の鉄道会社がそろそろSuicaを採用するんじゃないか…という予測でしたが、こちらは大胆な予測すぎて大外れ。どこの鉄道会社もSuicaを導入することなく、JR東日本のみの状態が続いています。

個人的にはまぁ、ICOCAもPiTaPaもSUGOCAもKitacaも、全部Suicaにしちゃえばいいのになんて思うんですけど、鉄道会社ごとの競争や思惑などはそこまで単純なものではないのかもしれませんね。

一体いつまで、数十種類もある交通系ICカードを使い分けなくちゃいけないんだ…という感じです。

3.LINE Payでお金のやり取りをする人が増える

3番目のLINE Payでお金のやり取りが増えろうだろう…という予測もハズレてしまいましたね。

1年たった2018年1月現在でもLINE Payを使っている人は一部にとどまり、ましてはLINE Payでお金のやり取りをする人なんていうのは今のところ見たことがないので、2018年に普及することも今のままだと考えにくいのかなという気がします(苦笑)

  • LINE Payカード:一部のポイント中毒者のみ愛用
  • LINE Payでお金のやりとり:やってるのを見たことがない

日本にはなかなか、QRコード決済も根付いていかないようです。

4.楽天Edyに大きな変化が起きる

2017年の業界予想、4番目は電子マネー「楽天Edy」がなんらかのテコ入れをしてくるんじゃないか?というものでしたが、こちらもハズレ。

オートチャージ機能が少しだけ強化された以外は、別段、変わったことがない1年になってしまったように思います。うーん、残念です。

2018年のクレジットカード業界予想:

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1.クレジットカード関連銘柄の高騰:

もはや何度目の正直だ…という感じがしなくもありませんが、2018年こそクレジットカード関連銘柄の株価高騰に期待したい私。

そもそもクレジットカードや電子マネーといったキャッシュレス決済普及というのはカード会社の単なる1事業ではなく、もはや国策レベルの話

そのため、なかなか上がっていかないクレジットカード決裁比率を高めるために、2018年にはなんらかのテコ入れ策が発表される可能性が高いと思っています(国策であるという証拠PDF)。

平成26年6月24日に取りまとめられた「日本再興戦略改訂2014」においては、「2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催等を踏まえ、キャッシュレス決済の普及による決済の利便性・効率性向上を図る。」旨盛り込まれたところである。

キャッシュレス決済については、事業者にとって現金取扱い業務の削減や、消費者や外国人観光客にとって現金引き出し等の手間の削減や取引決済の安全性の向上、地域における買物弱者や介護が必要な高齢者にとっての利便性の向上、行政分野における徴収や給付事務の効率化、決済に伴って得られるビックデータの活用等による販売機会の拡大など、幅広い分野において様々な効果が期待されるものである。

そのため、キャッシュレス決済の普及による利便性や効率性の向上については、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けた環境整備に止まらず、キャッシュレス決済の促進が商取引の活性化や新たなビジネスの創出にも資することから、今後の日本経済の成長に向けて、官民が一体となって取り組んでいくべきものである。

もちろんそんなクレジットカード会社の経営が潤う政策が発表された際には、株価が3日連続でストップ高になるなどの高騰が期待できるはず。

強制的にクレジットカード決裁機を導入する政策にせよ、クレジットカード利用を促す政策にせよ、カード会社にはポジティブな効果しかないので、そろそろ爆発してほしいところですね(逆に言えば2018年になにも対策をしなければ、2020年に間に合うはずがない)。

2.みずほのJコイン構想に他のメガバンクが賛同:

みずほ銀行が新規発行を検討している仮想通貨「Jコイン」が、みずほフィナンシャルグループ単体による仮想通貨構想から、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行を巻き込んだ形での仮想通貨になるんじゃないか?というのが2つ目の予想です(引用はこちら)。

みずほフィナンシャルグループ(FG)はデジタル通貨「Jコイン」を2018年に発行する。来年3月までに実証実験を始める。

スマートフォンでQRコードを読み取り、決済する仕組みを整える。コイン加盟店が負担する手数料は、クレジットカードより安く設定する。ほかのデジタル通貨や電子マネーと交換できるようにもし、20年の普及を目指す。

これについては現状、みずほはみずほで仮想通貨を発行し、MUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)はMUFGでMUFGコインという仮想通貨を発行する意向を示していますが、正直、メガバンクがそれぞれで仮想通貨を発行したところで広く普及するはずもありません。

そのため、金融庁などが後押しをする形で、みずほのJコインに仮想通貨を一本化させるのではないか?というのが私の読み。

  • 現状:みずほ銀行がJコイン、三菱東京UFJ銀行がMUFJコインを作ろうと検討中
  • 2018年:金融庁の後押しにより、メガバンク&ゆうちょ銀行が共同でJコインを発行する動きに
一本化交渉は難航する可能性大:

まぁすぐに実現するものではないですし、MUFGやSMFG(三井住友フィナンシャル・グループ)にもそれぞれ意地みたいなものがあるので交渉は難航するとは思いますが、そうでもしてくれないとSuicaやPASMO、ICOCAなどと同じように電子マネーが乱立してしまうだけ。

日本をキャッシュレス社会にしていくためにも是非、メガバンクによる仮想通貨は一本化してほしいところですね。理想はスウェーデンのように、国がしっかり銀行を取りまとめて電子決済を一本化することです(引用はこちら)。

スウェーデンの人々が何で決済しているかといえば、クレジットカードや、「Swish(スウィッシュ)」などのスマホのモバイル決済アプリだ。

「Swish」はスウェーデンの6つの主要銀行が共同開発した決済システムで、携帯電話の番号と個人認証だけで自分の銀行口座から直接買い物や飲食などの支払いができるし、口座間の送金も簡単にできる。面倒な口座番号は不要で、利用金額は即座に銀行口座に反映される。

2012年のサービス開始から5年で今や国民の半数以上が「Swish」を利用しているという。

3.ライフアシストポイントがやっと実現:

2013年頃に話題になり、2014年以降はさっぱり話題を聞かなくなってしまったライフアシストポイント制度。ライフアシストポイントとは、クレジットカードを年間一定額以上利用した方が受けられる、政府によるポイント制度のことです。

第2のエコポイント制度を目指せ――。

クレジットカードや小売業界は「ライフ・アシスト・ポイントで内需を振興する協議会」を結成し、政府に導入を働き掛けている。カードの利用者に対し、金額に応じて一定のポイントを還元する制度だ。この還元分をエコポイントと同様、政府に出してもらうというのが業界の思惑だ。

このライフアシストポイント制度を実現しようと動いていたのは、セブン&アイホールディングスをはじめ、ニトリ、ユニクロ、マルイ、高島屋、ファンケル、ビックカメラ、ドン・キホーテなどなど。

こういった有力企業が政府に対して「ライフアシストポイントを導入してほしい!」と働きかけていたわけですが、前述のように2014年以降、さっぱりその話題を聞かなくなってしまったところを見ると、もはや協議会の会合も行われていない状況なのでしょう。

キャッシュレス化が遅れ気味な日本政府:

しかし、2020年の東京オリンピック開催に向けて、クレジットカードや電子マネー決裁を普及させたい日本政府からすると、現状の普及率はお世辞にも順調とはいえない感じ。

それじゃなにかテコ入れしないと…となった時に、このライフアシストポイントが見直されるんじゃないか?というのが個人的な予測になります。

なにせこちらであれば誰でもクレジットカードを利用するだけでポイントが貰えるようになるので、現金払いよりもクレジットカード払いを優先して利用するようになりますからね。現金社会である日本の商慣習に、一石を投じるくらいのキッカケにはなるはずです。

詳しくは下記記事も参考にどうぞ。

news.cardmics.com

今年は大胆な予測を3つだけ:

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ここまで2018年のクレジットカード業界予測を3つほどさせていただきましたが、まぁどれも正直、実現するかどうかは微妙なくらいの大胆な予測ばかり。

ただそうなってくれないと日本経済がニッチモサッチモいかないものばかりでもあるので、また日本経済が元気になってもらうためにも、是非、政府には頑張って欲しいなと思います。そうじゃないと東京オリンピックの成功もありえませんよ。

以上、2018年のクレジットカード業界予測!東京オリンピックまでにキャッシュレス社会を実現させたいなら、今年がラストチャンスです…という話題でした。

参考リンク:

年初なのでクレジットカードについてもっと学びたい…という方は、よくある質問とその答えを集めた下記記事も参考に。日頃からクレジットカードや電子マネーに対して疑問に思っている点を、この機会に解消ください。

news.cardmics.com

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